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え、そうなんだ
私は動かなくなった動く階段からちょっとはなれたところ
[続く情報には、驚いた]
0thが?
死も未来として示されるんだ
[それは、厄介だなあ、と思う]
───どうだ?
[自らの動向を2人へと開示してみせる。
そして初めて、未だ顔会わせぬ相手を”仲間”とすべく、連携を持ちかけた。]
はじめからそのつもりでいたよ。
[カノウの言葉にはそう返した。
続いて、三番と十一番が監視できるときけば、目をやや開き…。]
それは、ツイているかもしれない。
[ハンデ…という言葉は、男にとっては、最初よく飲み込めなかったが、
鬼が有利、といえばそうかもしれない。]
ハンデか否かは、終わってみないとわからないでしょう。
はじめから?そうか。
俺は先ほどまで、少し迷っていた。
あなたもデンゴも、どういう人物か分からなかったから。
[素直に告げて、ツイているとの評には肩を竦める。]
そちらに動きは?
[主導権ばかりを渡す気もない。]
日記を破壊するにしろ、…相手を殺すにしろ。
多少は役に立つんだろう。この力は。
モノとハサミは使いよう、かな。
[どうなるか分からないとの言葉に、
化石のような諺を引っ張り出して口にする。]
人物はわからなくても、
こう話している段階で、
同じ立場の君たちから裏切られれば、それはもう、終わりに近いな。
[それはどんな表情で言ってるか、本人もわからない。]
ああ、十番と接触した。
彼とは協力体制をとってるよ。
そして、今、八番といる。
彼は、いわゆる兵隊だ。
不可侵を申し出てる。きっと大丈夫だろう。
[現段階では隠し事なく、そう伝える。]
前向きな人だと思ったけど──…
ゼンジさんは度胸もあるな。
[少し、感心した声色になる。]
裏切られたら顔色も変えずに切り返す。
そんなことも、あるかと思ってたよ。実際。
顔色は変わるさ。
人を殺したことはないからね。
おそらくは、君たちよりも酷く平和な世界にいた。
[目の前の八番を見ても思う。
戦いの実戦はない。
頭の中だけでの戦争しかしらない。
ただ、それを甘いというものがいれば、否定はしないが肯定もしないだろう。
努力の末に命を落とした者も、数多くいる。
そんな研ぎ澄まされた勝負の世界。]
10thと8th?
では暫くの間、そこの動きも掴めるか?
ゼンジさんが8thを押さえられるなら、
残るのは───0th、だな。
あれからさっぱり見かけてないけど。
[しかしこちらは見られているのだろう。
そう思えば顔も苦くなる。]
待てよ、俺だって別に──…
[君たちよりもと言われれば、咄嗟に言い返す。
けれど言葉を飲み込んだのは未だ躊躇うところのあるがゆえ。
平和というなら、自分の世界も平和であった。
人が人を殺すことなどない。
そんなことをすれば、すぐにシステムに抹殺される。
平和といえば退屈なほどの平和な閉鎖世界。
そこで暢気に学生などしていた自分は、どれ程に平和だったか。]
[けれど、]
…、慣れていないなら、そうだな。
[顔をあわせてなければ声でもない。
ならばきっとバレないだろう。
11thに対したときと同じように、取り繕う。
それが吉と出るか凶と出るかは分からないまま]
協力を申し出て俺から切るような真似はしねえよ。
さっき言ったとおりだ。
俺たちの利害は一致していると考える。
だから敵に回ることを今は考えていない。
…───が…、
[その先は音にならず]
[誰かを狙う力はないけれど、
こうして2ndと繋がっているコレは
彼女らにしてみたら似たようなもの
なのかもしれないと、思いながら。
これはお互いを鬼ではないと、
確かな確証を持てているのは
悪くないと、思えて。]
[歩いている途中で手帳に書き込む]
3rdと一緒にいるみたいだけど。
大丈夫?
11thも乱入したみたいだし。
皆積極的なのかもね。
[返事は期待していないまま。
なにせ戦いになったら悠長に返してられないだろう]
ネギヤと協力関係。
0thが鬼な可能性はネギヤはまったく考えていなかった
[いつもの癖で取るメモは、グリタへも伝わるページにかいている]
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