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タカハル君……!
[川に飛び込む姿に、叫んだ声は、...のもの。呼応するように、吹いてもいないリコーダーが、鳥の鳴き声のような音をあげた。雨音に紛れるような微かな音]
[ンガムラまでもが流されるのには、もうどうしたらいいのか、というような顔をしたが。ヌイが彼らを救出するのを見ると、息を吐いた。それから。ふと、聞こえてきた声に振り向き]
……あ、……
[消えていたはずの姿が見えれば。まず、驚愕し――すぐに、泣きそうな笑みを浮かべた。へたりとその場に座り込み]
……良かった……。
[呟くと、そのままうつ伏せになる。切れた緊張の糸。近付けば、静かな寝息が聞こえる*だろう*]
― 騒ぎから暫くして ―
[裏山のお社に向かい、手を合わせる、一つの人影があった。小脇にリコーダーを抱え]
今日も、明日も、いい日になりますように。
[口にした祈りに呼応するように、どこかで、何ともつかない声が笑ったようだった。一度、瞬いてから。リコーダーを構えて吹く曲は、晴れ晴れの歌。
空は、青く*澄み切っていた*]
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