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うん、おやすみ。
[奥に向かう鈴木に笑顔で手を振って]
僕も少し寝ようかな。吹雪、収まるといいんだけど。
[扉の近くに毛布にくるまって陣取り、外から帰って来る人を*待っている*]
おかえり
[目をこすりながら体を起こした。奥へ向かう家政婦さんの背中に声をかけ]
これは?
[彼女が見ていた、入り口の戸棚に置かれた本に興味を抱き、ぱらぱらとめくっている]
[できるだけ静かに扉を再度打ち付けた後、囲炉裏の脇で過去の伝承の書かれた本を、興味深げに読み始める]
ふうん……人狼ね
[ひととおり目を通すと、あらすじをざっとメモにまとめ]
突風が吹くと、人が切り刻まれて逝く、か。
以前、他の村でも似たような話を聞いたことはあるけど、狼の遠吠えっていうのは珍しいネーミングだね。
[ぱたりと本を閉じ、耳を済ませて外の音を聞く。依然風は強く、うなり声を上げているようにも聞こえる]
[本を入り口の戸棚へとしまいこむ。奥の部屋が気になったが、女の子が寝ているはずなので見に行くのは諦め]
管理人さんはまだ戻ってきてないのかな?
……ちょっと、外を見て来ようか。管理棟の周辺なら迷子にはならないだろうし
[外套を羽織り扉を引き剥がすと、吹雪で視界が狭い中、外へ*]
[吹雪の中、雪を踏んでいた足元がいきなり柔らかくなる]
おっと
[どうやら湖に出てしまったようだ。あわてて後ずさりすると、何かにつまずく。地べたに倒れたまま見上げる]
桜の木……?
[昨夜、ノギが鈴木に話していた言葉を思い出す。今年は妙に客が多い、桜の木には近づくな……]
何のことだろう
[訝しく思いながら、しばし木の根元で休息を取っている]
[地面に腰かけると、一気に疲れが襲ってくる]
何だか、眠くなってきたな。
映画なんかだと、こんな時には寝たら死ぬぞーって言われるシーンだろうけど。ふふふ、何だか暖かくて気持ちいいね。
誰の言葉だっけ。ジョージ=ワシントンかな?
桜の下には死体が埋まっている……
[桜の木の根元でうとうとしている。やがて意識を手放すのだろう*]
[ノギにさらに叩かれると目がぐるぐる回り]
あはは、僕、ここで殺されちゃうのか。
できれば苦しまないように、ひとおもいに頼むよ。ふふふ
[目に映るぼやけた姿は、人ならざるもの]
すまない、静かにしてくれないか
『ふふ、どうしたの?』
『怖いの?』
『ふふ』
……やめてくれ!
[頭の中に直接話しかけるような耳障りな笑い声に、思わず両腕を振り回していた]
うん……ここは?
[背中の痛みと火の音と暖かさに目を覚ます。見慣れない家の床に転がっていた。あたりを見回すと、床に倒れているノギの姿が見える。額に指を当てていると、管理人さんを探しに出たことをぼんやりと思い出してきた]
ああ、眠っていたのか……
『殺してしまえ』
<え?>
[心の中に声が聞こえた。気がつくと自分の両手は彼の首へと伸びようとしている。その手をあわてて意志の力でねじ伏せた。幸い彼には気づかれていないようだった]
<今、僕は何を?>
[自分の両手に視線を落とし、身震いをひとつ]
<これ以上、ここにいたらまずい>
[本能が警告を発する]
明確な、殺意。
<ばかな。彼は僕を助けてくれたんじゃないか>
[頭を振って、湧き上がる衝動を抑えつける]
『そうやって獲物をおびき寄せるのが、君の仕事なんだよ』
[頭の中の声が、淡々と話しかける]
[窓から外を見やる。外はまだ吹雪いている。管理人さんやみんなは無事だろうか。冷え切った身体を火に当てながら、この集落で出会った人たちの無事を祈っている]
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