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[調理場は居間のすぐ隣。
湯を沸かして大きなポットに茶葉を入れ
少しぬるい紅茶をカップに入れた。
人を持て成す事もあったのだろう、
幾らか種類が揃えられた茶葉の缶は
やけに日常めいていて 少し目を伏せる]
大きな鍋や一通りの道具はありますわね。
レイヨ様は、お料理はお得意ですか?
[父と2人で暮らしていたように記憶している
お茶を淹れながらそんな雑談めいた言葉を交わし
盆に並べたカップは運ぶのを手伝ってもらいつつ
居間へと戻る足どりは 少しだけ軽くなった]
[茶葉の種類には詳しくないから、彼女が淹れている間、食器などを確かめる。
問いかけに、その視線を彼女に戻して、少し笑った]
得意、というわけではないです。
僕が作らなければならなかっただけですから。
…父と子二人ですし、そんなに量も必要ないので。
イェンニさんは、どうですか。
[問い返しつつ。
運ぶのは、やります、と。
彼女が持つ前に、盆を持ってしまおうと試みて]
良い香りですね。
[紅茶の香りに、笑いかけたりもして、連れ立って居間に戻る。
並べるのももちろん、手伝った]
[ニルスの話が始まるのを、彼も自分の分の紅茶を持って、聞く。
何から聞けばいいのか、知識に乏しい彼はわからないから、
話をする人たちの声を、言葉を、しっかりと聞いているだけだ]
[居間。イェンニとニルスの淹れてくれたお茶をすすりながら、テーブルの書物に視線を落とす]
[実を言えば、人狼の噂を耳にするのは、これが初めてではない。何年か前に、村を訪れた行商人の口から、聞いたことがあったからだ]
[しかしそれは、遥か遠い場所の事であり。ニルスやヴァルテリですら、知らない場所だと言っていた。おそらく、二人とも忘れているだろう]
[それでも、彼がその事を覚えている理由は、そこが彼の故郷であるからに他ならない]
[人の口を渡れば渡るほど、真実とはかけ離れて行くものではあるが、しかし、ここ数年、家族からの手紙や荷物が届いていないのも、また事実――]
[ニルスの話が始まるのを待ちながら、ぼんやりと、そんな事を考えていた]
………。
[果物をひとつ頬張りながら、居間を見渡し――首を振る]
[あれからまた、マティアスの姿を見ていないが、無事なのだろうか。夜中、かすかに聞こえたうめき声は、彼のもののような気がしてならない]
[紅茶のカップをソーサーに戻し、ニルスは>>44イェンニの言葉に頷く。]
但し私の話は、もし人狼が目覚めるなら、という仮定に基づいたもので、いわば推論に過ぎない。
それを踏まえた上で聞いて貰えると有難い。
[声を潜めることはせず、常の通り話し始める。
居間にいる者には、ニルスの声は自ずから耳に入るだろう。]
まず、おおよそ百年前の人狼騒動について。
百年前にも同じようなことがあり、我々と同じように星詠みによって人が集められた。
ここまでは、資料が残っている。
……肝心なのは、ここからだ。
まず、資料が残っているということ。これは、騒動の際に生存者がいたことを示している。
そしてそれは、少なくとも人狼ではない。
生存者が人狼であれば、わざわざ自らのことが書き遺されたものを放置するわけはないからね。
[ゆっくりと紅茶を飲み干すと、自然と穏やかな笑みがこぼれた。その視線は、イェンニへと注がれ――]
[とても美味しかった、と目で伝えた]**
であれば、資料を書き遺したのは誰か。
少なくとも、我々と同じように星詠みで呼ばれた誰かであることは確かだろう。
書き遺す、ということはつまり、書き遺さねばならない何かがあった、ということだ。
それに直面するのは恐らく……今の我々と、同じ立場の人物だろうからね。
ここから導き出されるのは、此処にいる全員が人狼として目覚めるわけではない、ということだ。
そもそもそんなことになれば、百年前にこの村は滅びているだろう。
[ニルスは一度話を切り、再び紅茶に口を付ける。
カップを下ろして指先を組み、人差し指で自らの手の甲をとんとんと突きながら、一度様子を窺うように話を聞く面々の表情をぐるりと見た。]
では何故、長老殿の星詠みにこれだけの人数が表れたのか。
私は、ここに何か……人狼に対抗しうる「何か」があるのではないかと睨んでいるんだ。
私には、これだけの人数が無意味に集められたとは思えない。
集められたからには、何かしらの意味がきっとある。
それが何か、というところまでは……残念ながら思い当たらないが。
あーあー、すんませんね。
生憎美味い紅茶なんざ淹れれた試し無くって。
[少し拗ねた様子で返事を返せば、即笑顔に戻り。
ニルスから資料に関して推測出来る事がありげな口調を聞けば興味を示す。
茶を汲みに二人が向かえばそれを楽しみにして、後にニルスから語られる言葉をまるで御伽噺の続きを聞くかの様に心待ちに待機していた。]
対抗しうる何か…?
嗚呼、ちょっと待ってください。
わたくし、何か昔に、聞いた覚えが、
[眩しそうにいつも眇めた眸を伏せて
思い出そうと暫し沈み――顔を上げた]
随分昔にとても遠くから懺悔に来られた方で。
人狼を護って見極められる者を殺してしまった、と
おっしゃっておられた方がいましたわ。
その時は何かの比喩かと思っておりましたが。
[もしかして、と添えてから、は、と目を見開いた]
あ、その、わたくし。
他言無用の懺悔の話しをしてしまってますのは、
どうか、目をつぶってくださいませ。
[肩を小さく窄め困り眉でぽつりと呟いた]
人狼が目覚める…ね。
[危機感を感じてる素振の無い返事。
だが、真面目に語られる事自体には興味はある。]
なるほど、生き残ってた奴が書き残したのがさっきの紙切れだったと言う訳か。
で、ニルス。
お前さんの言う事で考えたら、この中の誰かがその、人狼…?ってのに目覚めてるやも知れんと?
[理解力に乏しい頭で、必死に考え整理しながら、自分に言い聞かせるように口を挟む。]
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