[1] [2] [3] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
[ばたばたばた]
[慌てたような足音が家へと段々近付いて来る。
扉が開く音。玄関に上がる音。廊下を駆ける音。
様々な音の中にゴンッとぶつかる音を混ぜた後、家の中にとある人物を見つけてそれらの音は一旦止まった]
アンっ! 杏奈!!
それ持ってくな、親父のだ!
[封筒を手に首を傾げる妹>>0に制止をかけ、寄越せと手を伸べる。
逆の手は後頭部を擦っていて、先程のぶつかる音はそこから発されたと言うのが良く分かった。
妹に、「またぶつけたの?」と言われながら友幸は封筒を受け取る]
今日は棚…。
っと、話してる場合じゃない、行って来る!
[ぶつけた場所を口にしたところで時間が差し迫っていることに気付き、封筒を鞄へと仕舞って再び慌しく外へ]
ヤバイ、後10分。
間に合うか…っ!
[移動手段は徒歩。
免許は持っているが、乗り物は生憎出払っていた。
いくつかの荷物を肩に掛け、友幸は全力で走り出す**]
/*
ねんがんの トモユキを つかうぞ!
これとベック使うネタ思いついてたんだけど、やっぱり長年の夢がね…!
セバスちゃんありがとう、堪能させてもらうよ。
/*
ところで進矢がくろねこさんですよね(確定
俺はトモユキってだけで絶対バレてるwwww
さて、今日を乗り切ればいつも通りに戻れるはず…。
まぁ、ゆる参加出来る村だから、なんとか。
/*
wwwwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwww
ラ神ちくしょう!!wwwwwwwww
/*
もうやだこのラ神wwwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwww
結果194cmなwwww
[190cm以上ある体躯が疾駆する姿は正直目立つ。
見慣れた者には、またか、と思われる姿だが、急ぐ友幸にそんな風に見られていると言う意識は皆無だった]
あの店を………左っ!
[目的地は父が診断の依頼を受けた植物園。
公園に隣接するその場所を目指しているのだが、急ぎすぎて曲がる時に人が居ないか確認することを怠ること多々。
運良く誰も居ないことがほとんどだが、時折ぶつかりかけて進路変更、後に壁や電柱に衝突と言うことも少なくない。
お陰で生傷が絶えず、妙に丈夫と言う身体が出来上がっていた。
さて、今回は無事に曲がれたのかどうか]
/*
同じ街遭遇どうするかに悩んで曖昧3cm。
六花とも進矢とも遭遇可能だが、どーすっかなー。
六花とは藤園で縁故貰うかに悩み中。
…、 ぬあ!
[残念、無事ではなかった。
出会い頭に見えた姿に進路を右へ。
その先には勿論、電信柱]
《ゴッ》
[人にぶつかるのは避けた。
その代わりに額を電信柱へと打ち据え、軽く仰け反った]
〜〜〜〜〜〜ってぇええぇぇええぇ
[しゃがみ込んで右掌でぶつけた額を強く抑える。
ジンジンとした痛みの他に、くわんくわんと脳味噌が揺れたような気がした]
[頭上から、大丈夫かと問う声がかかる]
だ、大丈夫、大丈夫。
いつもの ことだ し。
[痛みに涙目になるのは已む無し。
相手に心配をかけないように笑って顔を上げたが、目がチカチカして相手の顔が上手く視界に入らなかった]
……はれ?
[見上げた状態で何度も瞬きをする。
繰り返すうちに視界は戻り、目の前に居たのが近所のおじさんであることに気付いた]
…あ、何でもない何でもない。
頭ぶつけたせいでちょっと目が回ったみたいだ。
ごめんなおっちゃん、びっくりしたろ。
[様子が変と見て取ったおじさんから問われて、再び笑みを作って首を横に振る。
それから前方不注意の非を詫び、友幸はようやく立ち上がった]
うん、ちょっと急いでてさ。
……………
───あ゛っ、やべっ
[近所のおじさんと会話して、思い出して腕時計を見る。
腕時計の針は規則正しく動き、指定の時間は無情にも過ぎていた]
おっちゃんすまない、また今度!
[慌てて走り出すその様は先程の出来事をすっかり忘れたよう。
後には荷物から零れたらしい木槌が一つ、転がっていた**]
/*
六花も同街なw
後で藤園の縁故投げとかないと。
で、進路右変更は間違ってた予感。
左走ってて左に曲がって、だから左に電信柱があるはず。
……いや、歩道なら右にあっても良いのか。
信号ある交差点なら尚更?
しかし酷い事故である(
親父っ、悪い遅くなった!
[慌しい様相で辿り着く植物園。
既に診断を始めていた父を見つけ、謝罪を口にしながら駆け寄る]
《ゴッ》
[梯子の上から脳天に拳を食らった]
っ だあぁああぁぁああ〜〜〜
[さっきの余韻も相まって、頭の中がまたくわんくわんと揺れた]
わ、悪かった、って
これでも、急いできたんだよ。
[脳天を押さえながら父を見上げる。
その額はぶつけた名残で赤くなっていた。
上から見下ろす父の表情が呆れたものになる。
それから零される声。
「早めに行動する癖をつけろ」と]
大学の講義もあんだからしょうがないだろ…。
ああもう、今日で3回目だよ頭ぶつけたの。
[家で後頭部をぶつけ、道で額をぶつけ、ここで脳天を叩かれた。
脳細胞大丈夫かな、などと考えながら父を手伝う準備をする]
……と、そうだった。
親父、手紙来てたぞ。
[思い出して鞄から封筒を取り出して、梯子の上の父へと渡した。
封筒の中には手紙と写真が一枚ずつ。
先に写真を眺めた父がそれを友幸へと渡してくる]
お、これってあの藤園?
綺麗に咲いたなぁ。
[写真に写っていたのは満開の藤。
10年程前まで住んでいた街にあった、有名な場所。
花が咲いた時は勿論、診断や治療のために父が訪れる度に着いて行ったのを覚えている]
杏奈も気に入ってたよな、あの藤園。
ずっと行けてないしなぁ…また直に見たいな。
[父が樹木を再生させるのを見て、自分も同じ道を辿りたいと思ったのはあの藤を見てから。
想い出の藤の美しい姿に自然瞳が細まる]
……そーいや。
[この藤園を持つ家に同い年くらいの子が居たよな、と。
記憶を辿るに連れて一つ思い出す。
話をしたことはあまり無かったが、可愛い子だったと記憶は告げていた。
そんなことを思い出していると父の声が頭上から降ってくる]
に、にやけてなんかねーよ!
ほら、作業すんだろ、何やれば良いんだ?
[呆れ顔の指摘に焦りながら返して、話題を打ち切ろうと本来の仕事を父に促した。
道具を一つ落としてきていることに気付くのはもう少し先の話**]
[藤園の子が直ぐ近くに居るとは露知らず、友幸は父の指示に従い作業を進めていく。
最初に行うのは外観調査。
遊歩道と樹木の位置確認をし、枝や幹が折れていないかを確認。
それから木槌を使って打診をし、危険度の評価をするわけなのだが]
(………ヤベェ)
[友幸はひっそりと焦っていた。
持って来た荷物の中に木槌が無い]
(荷物は全部入れてきたはず…!
じゃあどこかで落とした!?)
[大騒ぎしないのは、道具を落としたと父に知れたら拳骨どころか雷が落ちると分かっているから。
大事な仕事道具の管理は技術者の基本だ]
(今から探しに行ったら直ぐバレるしな…)
[打診以外の作業をしながらどうするべきか考える。
このままではバレるのも時間の問題だ**]
(……よし)
親父、俺あっち側見てくるわ。
[頃合を見計らい、父の傍を離れる算段をつける。
かけた声に承諾が返り、「番号振り忘れるなよ」と注意が飛んできた]
分かってるって。
んじゃ行って来る。
[チェック用紙やら何やら必要な道具を持ち、平然とした様子で父の傍を離れる。
ある程度離れ、死角になる場所へと来ると、植物園の出入口へと急いだ]
[出入口へと向かえば植物園へと訪れた人達が行き交うのが見えた]
っと、ごめんよ!
[急いでいたものだから辺りを見回す青年>>52とぶつかりかけ、身を翻してその横を通り過ぎようとする]
(でっかい?
ん? 俺か?)
[一応でかい自覚はある。
かけられた声>>54に急ブレーキをかけて、少したたらを踏みながらも振り向いた]
俺?
[人差し指で自分を指し示す]
落し物って……あーー!
[青年>>57の手にあるものを見て、思わず声を上げた。
木槌を指差しながら大股で近付いて行く]
それっ、俺のっ!
うわ助かったー、探してたんだよ!
届けてくれてありがとなぁ。
[ホッとした表情で笑い、木槌へと手を伸ばして]
君、名前は?
是非お礼をしたいんだが。
あ、俺は樹村友幸ってんだ。
…あれ、写真撮るんだ?
[安堵の影響かぺらぺらと口が回り、相手へ問いかけまくっていた]
[渡された木槌>>63を握り、作業着のベルトへと差し込んだ]
いやぁ、失くしたら大事だったものだからさ。
綴木進矢、進矢君だな。
本当にありがとう。
[名前を確認して、再度礼を言い笑みを浮かべる]
へぇ、植物も撮るのか。
ここのも撮ったりするのかい?
父が樹木医でね、ここの植物も手がけてるんだ。
[物言いが曖昧なことは特に気にせず、問いを重ねて一度視線を周囲へと向けた]
[大事と言うのは、雷が落ちると言う意味でだったが、当然口にせず]
あぁ、本当に助かったよ。
[にぱ、と笑う相手>>69に笑んで頷いた]
そうか、生き生きしてる時に撮ってくれると嬉しいな。
俺が言うのもなんだが、実績もかなり積んでるし腕は良いよ。
……あ、そうそう。
この藤園の樹も父が診たんだ。
[持ったままだった藤園の写真を取り出し、進矢へと差し出す]
綺麗に咲いてるだろう?
[自分のことのように言う友幸の声と表情は自慢げだった]
[ほんのちょっとのぎこちなさ>>74。
親しい間柄なら気付けたかも知れない異変はこの少しのやり取りだけでは感じ取れず。
置かれた一拍は驚いたものと判断された]
ここの藤は本当に見事でね。
地元では凄い有名な場所なんだ。
親父はホントすげーわ。
俺もいつかあんな風になりたいと思ってんだけどね。
まだまだ経験が足りねーわ。
[進矢の屈託の無い笑みを見て笑い返してから、視線を植物園の木々へ]
………えーと。
すまない、もう戻らないとならない。
[笑みは浮かべたままに友幸は顔色を変える。
色んな意味で覚悟した]
木槌、ホントにありがとな。
ゆっくりしてってくれ。
[写真を撮りに来たんだろうと勝手に思い込み、進矢にそう言って立ち去ろうと。
足取りがやや重いように見えるのはきっと気のせいではない**]
《ゴッ》
[本日二度目の拳骨。
頭には計4個のこぶが出来ていた。
つまるところ、父は一部始終を見ていたのである。
木槌を見つけたことであげた大声が届いていたらしい。
離れているのに目が合ったのもそのためだった]
[公衆の面前で怒鳴り散らされるよりは良いが、痛いのには変わりない。
殴られた箇所を押さえながら、友幸は訥々と話す父の声を聞いていた。
「仕事道具の管理はしっかりしろと言っただろう」
「仕事を手伝い始めて何年目だ」
「二十歳になったんだからもう少し落ち着け」などなど]
手伝い始めて二年目ですすいません…。
[思わず敬語になりながら答えて、ぐさぐさと突き刺さる言葉を受ける。
帰れと言われないだけマシだが、思いっきり凹みそうだった]
……あ、そういや親父。
藤代さんからの手紙、なんだったんだ?
写真だけじゃないだろ?
[話が一段落した頃、ふと思い出したことを口にする。
問われた父は再び作業を開始しながらその問いに答えてくれた]
…八重藤の花つきが悪い?
それで、診に来てくれって…?
[返答を聞いて友幸の表情が変わる。
あの藤園の片隅にあった珍しい藤。
幼い時の記憶が残る場所]
……あれは、枯らしちゃならない。
親父、診に行く時は俺も連れてってくれ。
[そう頼み込むが、大学があるだろうと突っぱねられた]
じゃあ、連休の時だけでも良いから!
どの道、治療するとなれば長くかかるんだろ?
[恐らく父と他の作業員が長期出張してあたることになるだろう。
ずっと居るのが無理なら休みだけでも良いからと譲歩して、好きにしろと返事を貰う]
さんきゅ。
行く時期決まったら教えてくれ。
[強張っていた表情を緩め、安堵した様子で笑みを浮かべた]
[藤園にある八重藤が自然発生の突然変異のものなのか、他から移植されたものなのかは知らない。
けれどその樹は友幸にとってとても大事なものだった]
───約束したからな。
[咲き誇るあの樹の下で、また会おう、と]
/*
誰と約束したかは書かない不親切設計(
一応六花想定だが、藤そのものと再会を(一方的に)約束したと言うのもあったり。
[話が途切れ、作業に集中し始めた頃。
木槌で打診を行っている時に、ポケットから着信を告げる音が鳴った]
杏奈?
[軍手を脱いでスマホを操作し、通話状態にする]
どうした?
[問いかけに返るのは困惑の色。
兎やら藤やら捲くし立てられる言葉は文章になっているようでなっていなかった]
待て待て、落ち着け。
ちゃんと順序立てて話せ、な?
[「お兄ちゃんみたいに頭打ってないのに!」
「兎が二足歩行で!」
「なんでか藤みたいなのが!」
まだ落ち着いていない模様]
それ暗に俺が頭おかしいとか言ってないか?
[そんな風に話が若干ズレたりもした]
[1] [2] [3] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ