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……へ?
[気付けば満開の藤林の中。
紫色の中にあるのは兎の姿>>#2。
それも、直立二足歩行の]
時計の『鍵』と『螺子』?
いや、知らないが。
待て待て、空間が崩れるって何だ。
と言うかここはどこだ!
[一方的に話を続ける兎を余所に、友幸を辺りを見回した。
見事に咲く藤の花はあの藤園のようだけど、何かが違うように思う]
……『木の想いの時計』?
いやだから探せって、何で俺が。
あああ、巻き込まれたくないならってことか?
訳分からんところに連れて来てなんだそれ!
[持ったままのスマホから妹の声>>0が届く]
杏奈?
もしかしてお前、藤林に居るのか?
[そう問うたのは、声が自分と同じような心境のように聞こえたため。
是の答えが返り、頭を抱えている間に二足歩行の兎はどこかへと消えていた]
ともかく、同じ場所に居るなら合流しよう。
何か目印になりそうなものはあるか?
[スマホを介して妹と落ち合う場所を探す。
妹の方に泉のような場所があると言うことで、それを目印にすることにした]
じゃあお前はそこから動くな。
泉を目印に探すからな。
[そう告げて通話を一旦切った。
溜息のような息を吐きながらスマホの画面を見ると、時計がありえない数字を表記していたりとわけの分からないことになっている]
……ホントに何なんだ、ここ。
[色々知ってそうだった兎は既に居らず。
状況を把握するためにも藤林を歩き回りながら泉を探すことにした**]
[泉を探すと言ってもあてはない。
とにかく進める方へと足を向けると、薄紫の中に純白>>28が浮かび上がった]
───へっ?
[どこか幻想的な光景に素っ頓狂な声が出る。
妙な兎を見たりわけの分からない場所に連れて来られたりしているものだから、それすらも幻か何かかと思ったのだが、どうやら純白はこちらへと近づいて来ているようだった]
(うっわ、美人……)
[顔立ちが分かるくらいに近付いた頃、思わず足を止めて相手の姿を見る。
生憎ドラマだとか映画だとかはあまり興味が無かったため、端役とは言えその世界の住人だと言うことには気付かない]
──…あのっ。
すいませんけど、ここどこだか分かります?
それか、泉みたいな場所、知りませんか?
[幻ならば単なる間抜けた独り言になってしまうが、背に腹は代えられないと、意を決して声をかけた**]
……あー。
[向こうも知りたかったこと>>57、それはつまり同じ状況にあると言うことで]
他にも居るってこと、か。
えーと、泉がどこかにあるらしくて。
妹と合流することになってるんです。
[最初は独り言として。
続けて相手への問いに答えるように返して、普通の声量で会話出来るよう歩みを進める。
適当な距離まで来ると足を止めて、指し示された方>>58へと視線を向けた]
あっちか…。
ありがとうございます、行ってみます。
[緩く笑んで礼を言った後、問いに対しては頷いて見せる]
ええ、色々と捲くし立てられてそれきりですが。
『鍵』だか『螺子』だか探せと言われても、どこを探せば良いやらですよ。
[答えながら、でかい図体で軽く肩を竦めた]
話を聞いたらどうもそうらしくて。
向こうも家に居たはずなのに藤に囲まれてるって言ってたから、先ず間違い無いかと。
[問いかけ>>68には頷きを。
急ぎたいのは山々だったが、途中見えた相手の足元がどこか覚束無いように思えて、気になってしまう]
状況を把握するにしても説明不足な気がしますよね…。
兎の話を信じるなら、このままじゃ俺達の身も危ないらしいですが。
何かしら探す方法もあるらしいんですが……それもさっぱりです。
[同じ状況に身を置くためか、ぼやきは相乗効果で溢れ出る。
深い溜息が零れ落ちた頃、はた、と気付いて相手を見た]
っと、初対面なのに愚痴愚痴とすみません。
[右手を後頭部に当てて軽く頭を下げる]
俺、樹村友幸って言います。
お名前窺っても?
[ここで会ったのも何かの縁、というわけでもないのだが、名乗らず居るのは失礼かと言葉を紡ぎ、相手へと問いかけた]
/*
思い出せないロールしてる人が居るが、今回必須じゃないよね?[と不安になるチキン]
コイツ今回忘れてる必要ないからなー。
そうですねぇ…。
この藤の並木は確かに見事です。
前に見た藤園の光景にも劣らない。
[兎を信じる信じないは当人の判断。
ただ、あの兎の物言いからすると協力しないとこの場所から家に帰れないような気がして、友幸は一応信じることにしている。
相手が兎を信用していない>>80ことは感じ取れたが、それに関して口を挟むことはせず、続いた賛辞に同意するに留めた]
香月さん……て、え。
女優さん!?
[相手の自己紹介>>81を聞くと、職業の部分で驚きを示す。
芸能界について全く疎いと言うわけではないけれど、新進気鋭の芸能人等の情報が入って来るのはすこぶる遅い。
そのため話している相手──華子がどの位置にいるかなんてことも全く知識には無かった]
道理で美人だと…。
[無意識に思っていたことを零しつつ、白無垢の袖を広げる姿を見遣る]
仕事中だったんですか。
じゃあ今頃大騒ぎかもしれないですね…。
…やべ、また親父に怒られるかも。
[仕事場が大騒ぎ、から父のことを思い出して一旦頭を抱えた]
そう、なんですか?
俺ドラマとかあんまり見ないもんで。
あ、いえ。どう致しまして?
[売れてないと聞かされ>>92緩く首が傾ぐ。
おしとやかな一礼には、心の声が漏れ出ていたことに少し慌てつつも笑って誤魔化すことにした]
あー、えっと。
さっきまで親父の仕事の手伝いしてたんです。
無断で居なくなったことになるから、怒られるかなぁ、と。
[父について疑問>>93が返ると頭を掻きながら苦笑して答える。
頭を掻く手に当たるこぶと、当たることで走る鈍い痛みが肯定しているように思えた]
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