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あはは!
思い通りには進まなかったけど致命的なダメージはここの防衛システムにもイブにも与えてある。
一歩遅かったわね!せいぜいそれがなんなのか調べるといいわ。
壊す、、だなんて。 じゃあ、私にくれたこの指輪は……?
[聞こえる声に、愕然として呟く。こちらの声は指輪を通して聞こえているのだろうか。]
ネギさーん…います?
女の人来ませんでした?
[掃除担当のネギヤはいつも食堂にいたはずと思って声をかけたが、
帰ってくる声もネギヤの姿もなかった]
あれ、ネギさんもいないや。
[なんだかなぁと肩をすくめながらがらんとした*食堂を眺めた*]
壊す?
[オトハの表情に眉を顰め、辺りを見渡す。
廊下の床に何かを見つけた]
何か、落ちてる。
[近づいて拾い上げたそれは、名刺ほどの大きさのカード]
『3分間の夢』
[皆が誰かを探してきょろきょろしているのにつられて部屋を見渡して]
あれ?あのお姉さん……さっきまでいたよね?
どこいったんだろ…。
[開いたドアを見やり、首をかしげる]
オトハ
あなたがここを監視する立場であることは強く疑ってたわ
だからその指輪を渡したの
その指輪には盗聴器が仕掛けられている
インカムからはっきり聞こえるわ!あなたの声が。
だから教えてあげる
あなたとハツネは私に仕掛けられた同期型のウイルスプログラムにより破壊される
私のかわいいかわいいクラッシュウイルスはもうあなたとハツネにしっかり根付いている頃だと思うわ
解除はできない
プロのハッカーお墨付きの最強ウイルスよ!
仕掛けたのはあなたの指を確認したとき
そしてハツネにはうなじに触れたとき
初めから壊すことは決めていたの
せいぜい苦しむと良いわ
残念だったのは愛を語るとか言う生意気なガキのロボットを破壊できなかったこと
それだけかしら.....
まったく反吐がでる
羅列の置き換えしか出来ない存在が愛だなんて!!
アンさんは、スパイじゃないみたい。クラッシャーだと言ってる。
ロボットが嫌いだから壊しに来たのだと。盗みにきたのとは違うわ。たぶん。
[ゴシック体で印刷されたカードを、テーブルの上に放り投げる。
裏面にアンの名前が書いてあるのが見て取れたが、それは少し掠れていた]
うなじ……?
[オトハ>>12の言葉を繰り返し、記憶を確認する。
左手をうなじに伸ばして、顔をゆがめた]
何それ。
壊してどうすんの。監視されてるくせに何が出来んの。
[続いて耳もとから聞こえる声>>+3には。]
違います。
違うわ。
数式やプログラムで作り出せるほど、簡単なものじゃないって、知ってるくせに。
ルリちゃんは大丈夫なの?
[ここに居るもう一体のロボットの名をオトハに告げるが、アンの声は自分には聞こえない]
いや、待って、何言ってんの。
クラッシャーとか、あるわけないじゃん。
どんだけうちの研究所、間抜けなんだ。
[笑う声は掠れて、先ほどまで座っていた席にもう一度*腰を下ろした*]
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