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[ぺたりと頬に冷たい感触。
目を開くことで自分の意識がひと時なくなっていたことに気付かされた。]
あれ? さっきまでレンさんとキクちゃんとでかぼちゃパンツと家政婦の話をしてなかったかしら?
[むくり。
起き上がり改めて辺りを見渡す。
視界に映るのは先程まで見ていた部屋とは違う、*青い部屋*]
困ったなぁ。
他の人を出し抜いて、あの餅肌からさっさと金庫の場所と鍵番聞き出して、独り占めしようと思ってたのに…。
とんだ誤算だわ。こんなおかしなカラクリ、屋敷の中に仕込んでいたなんて。
[誰も居ない、一人きりの部屋で小さく舌打ちを*した*]
あれ? あれれれれれ?
[一瞬意識がなくなった気がしたと思ったら、ボロボロの部屋にいた。周りには誰もいない]
ど、どうなってるんだあ、こりゃあ?
[混乱しながら室内を検分*し始めた*]
なにここ、ねぎやおじちゃまの趣味じゃない上品な洋間……え、借りてる部屋?
おじちゃま、お金持ちなのに?
[望遠鏡を持って、きょろきょろ]
よしあきちゃん
ねぎやおじちゃま
きくこ
[ひとりひとり指を指して]
もみじちゃんと
かぼちゃの人はどこ?
[答える人は、いたかしら
ネギヤが抱えるおまんじゅう(未だ食べてない)を奪うと、もぐ、と*口にいれた*]
よしあきちゃんよしあきちゃん
[じたじたしているヨシアキのマフラー
端を掴んでひっぱったら、ぐるぐる回ってしまうのかしら]
電気付いてるよ
[ちょいちょいとマフラーの端を引っ張った]
誰かが俺の頭の中で名前を呼ぶっ!
ぎゃ、ぎゃぁぁぁ…………!
[引っ張られた拍子に窒息しかけた。
振り回した腕が何かに当たる。それはぽむぽむとした感触だった。
ネギヤの腹であると気づくのは、もう少し経ってからの*お話*]
[取り敢えず部屋の中を探索してみる。
何か手がかりが得られるような気がして。
ちょうど左側の壁に近付いた時、どこかで悲鳴のような声が上がったような気がした。]
な、なに? キクちゃん?! じゃぁ無いわよね。あの子なら、多少の事が起きても覗き見る方を優先させそうだし。
じゃぁ、あの悲鳴の主はネギヤさんか、かぼちゃパンツの王子様のレンさんか、白い白馬の背中で仰向けになって撮影する、荒ぶるフォログラファーの…確かヨシアキさんかしら?
って事は私以外みんな一緒に居るの?
[かくんと首を傾げてみた。
手掛かりを探す青い部屋には、まだ何も見つからない。]
痛い所は、肝心の餅肌と離れ離れになったことよね。
このままだと、最上階に有る金庫の中身、他のひとに先越されちゃうじゃない。
[思い通りに物事が運ばない苛立ちで、きりきりと唇をかんだ。]
[ようやく見つけたドアノブを回してみても、鍵が掛かっていて外には出られない。]
大体予想してたけど、いざ予想を裏切らない展開を目の当たりにすると、ひとって脱力するしかないのねぇ。
何とか他の人たちと連絡取れる方法ってない…って、ん? あれはなぁに?
[見渡す青い壁に隙間発見。しかもご丁寧に他方向へそれぞれ一つずつ。]
あ、これくらいの隙間なら、何か通せるかも!
そう言えばかばんの中に〜…いいものがあったはずっとあった!
[がさごそと、漁ったかばんから取り出したのは、毛糸とかぎ針ふたつ。]
上手く行くか判らないけど、試してみる価値はあるよね?
[言うか早いか、部屋に備え付けのこれまた青い机に載る青い紙に、青いペンでさらさらと文字を書くと、それぞれ他方向の壁に開いている隙間から、かぎ針ごと押し込んでみた。]
これで他の部屋の人たちと、連絡取れるといいなぁ…。
みんな無事なら良いけど。
さっきの悲鳴のこともあるし、心配よね…。
[勿論どの部屋で何が起こっているかは、モミジは*しらない*]
[手元に残された毛糸の玉。
誰かがかぎ針を見つけたのなら、引っ張られることにより、それが合図となるだろう。]
あ、まんじゅう あかいな あおいへやの方が良かったかしら?
まぁ、いいわ。
正直あの餅肌の財産ってどれ位あるか判んないけど、他の人たちに抜け駆けなんてさせないんだからっ。
ところで君は?
ああ、そうかキクコさん。
もしよかったら今度うちの事務所の社長に会ってみない?
[と名刺を差し出す]
……?
[壁から出ている青い何か。
引っ張り出して広げてみる]
青い。
[青い紙に青いインクなので、何かが書かれていることが一目ではわからないのだった。
徐に、毛糸をさらにぐいぐい引っ張ってみた*]
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