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[男がいい加減きめ細かさをなくし始めた雪を踏みしめながら歩いている。と、突如桜の花びらが吹き荒れた。
目を瞑るようにしながらも歩き続けるとやがてそれも晴れ、建物と人影が薬屋の目に見える。誰かが管理棟の前、立ち尽くしている。
冬樹だった]
……。何をしている?
[訝しげに冬樹の様子を見て*問うた*]
[立ち去るヌイを追い借家へと入る、ホズミの決心は揺るがなかった。右手に石を持ちそれでヌイの頭を強打する。ヌイは小さくノタマイ悲痛の声を挙げたが何度も何度もその衝撃は繰り返される...やがて沈黙し静寂の中、笑い声だけが借家に響きわたる。]
アハハハハハハハハハ!
これで...これで終わるわ......
[ホズミはヌイを皮袋に詰めると台所の床下にある冷蔵保存の穴にヌイを押し込め蓋をした]
[借家の囲炉裏の傍らで血に染まった服を洗った。やがて終わるとそれを囲炉裏で乾かしホズミは裸で乾く様子を見つめる。]朝までには出なきゃ...]
[朝になり洗い乾かした服にまた着替えると管理棟に向かった]
死体はそう簡単に見つからないわ...
部屋の血痕も拭き取った...
私についていた血もすべて洗い流した...
彼は私を襲おうとし誤って湖に落ちて死んだ...
彼は私を襲おうとし誤って湖に落ちて死んだ...
彼は私を襲おうとし湖に落ちて死んだ...
フユキにはそう伝え他の者には行方不明と...
[薬屋が去ってしばらくすると、視界にホズミの姿が映る。一人だ]
ヌイさんは……?
[ホズミに抱きつかれて戸惑いながらも、背中に手を回す。ホズミの言葉を聞いて]
湖に落ちて、死んだ……そうですか。彼が今回の事件の犯人だったってことなのかな
もう、惨劇は終わりなんだね
[居間に向かうホズミを見ながら、空を見上げ少し残念そうな表情でつぶやいた後、ホズミを追う。彼女に口止めを頼まれれば、やんわりとその理由を聞いただろうか]
私...
生きていられることが凄く嬉しい...
ヌイさんが私を襲おうとしたとき...
死を感じた...
すごく怖がった...
けど助かって......
またこうしてフユキさんに会えることが本当に嬉しくて...
[ホズミは涙に流しフユキにしがみつい]
ホズミさんが戻ってきてくれて、本当によかった
[ホズミの身体を抱きしめ、なだめるように頭をなでながら]
あと少しすれば、山道も復旧して助けが来るでしょう。
……ヌイさんのことを黙っているなら、他のみなさんにはまだ怖い思いをさせてしまうでしょうけれど。
[窓の外を見やる]
[桜の下の人影が2つに増えたことに気がつかぬまま、...はそっと窓辺を離れる。]
……。
[だいぶ落ち着いたのか、涙はもう出なかった。天井を見上げて、吐いた息が白い。]
[暖房の前でしゃがみこんでマッチを擦る。]
幻が見えたりしないかな。
これが消えたら…。
[外国の御伽噺を思い出して、苦笑する。火を入れるとその前に横になってゆるゆると意識を手放した]
人狼がくるよ。
[真夜中。突如、風の音と共に窓が開く。舞い込んできた冷気に...は体を起こす]
一つ目の魂。
狂い咲くは魂。
黄泉に捧げては死を。
[聞こえた声は男のものか、女のものか、それとも自分の声だろうか]
な、に。…やっ…!
[風が鳴く。窓から吹き込んできた大量の花びらに目を閉じる。耳を塞ぐように手で顔を庇う。]
やだ…なに、これっ!
[夢か。現実か。風が止む頃、家屋に人影は*なかった*]
[どこからか、微かに音が聞こえる。
さ迷い歩くうちに、ほの明るい場所にたどり着いた。
見下ろしたそこには、視界いっぱいに桜が咲き乱れていた]
ああ。
[男は、かつてはあんなにも恐れていたはずの桜を、死して初めてうつくしいと思った]
[目を覚ますと、今日も部屋には誰も居なかった。人が抜け出したままの布団と、畳まれた布団の二組だけ。昨日部屋に戻った時、ロッカさんは既に眠っていた。ホズミさんはわたしの寝た後に部屋に訪れたのだろうか?]
やっぱりエビコさんは…もう――
[昨日管理人室で見たエビコさんの寝顔を思い出す。けどその顔は果して安らかだったろうかすら思い出せない。それ程わたしにとっては彼女達の死は衝撃的で、気が触れそうになるのを堪えるので必死だった事を、今になって改めて思い知らされる。]
そう言えばあの後わたしは…
[抜け殻になった布団を見つめながら記憶を反芻する。管理人室で薬屋さんとすれ違いにやってきたヨシアキくん。彼に慰められた後部屋まで送ってもらい、そしてわたし達は別れた。]
「また明日、逢える事を祈って――」
[普通の生活をしていたなら、なんとも思わずに交わす挨拶。でもそんな他愛の無い言葉すら、今のわたし達には叶わぬ夢となりうる現実に怯えながらも。お互いやってくるであろう未来を信じて言葉を交わしていた。]
ヨシアキくんに…逢わなきゃ――
逢っておはようって…お互いの無事を確認しなきゃ…
[無造作に畳まれた布団が気になったけど。わたしは起き上がり着替えを済ませると、まずはヨシアキくんを探そうと部屋を出た。]
[振り向きざま、ふと自然と窓越しから見えるさくらに目を奪われる。
季節はずれのさくらは、いよいよ持って鮮やかな紅色の花の吐息を艶やかに漏らし続けていた。
それは村の伝承と交差するように、ひとの魂を食らいて花を綻ばせる根牢のように――]
[静まり返った管理棟の居間、ホズミと共に囲炉裏の脇に座り、お湯を沸かす。こうしていると、世界に自分とホズミしかいないような錯覚に陥り]
このまま時間が止まってしまえばいいのに……
[はっ、僕は何を考えているんだろう、と大きくかぶりを振った]
湖畔でヌイさんは言っていた。ヨシアキ君に呪い殺されるかもしれないって。悪魔祓いされると……
ヨシアキ君は、いったいヌイさんの何を知ってるんだろう
[未だ姿の見えない彼が、居間に現れるのを待っている]
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