113 【飛び入り歓迎】フィンランディア人狼騒動【R17】
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[厨房、馬屋、そして大部屋に行けば、皆の顔を確認できただろうか。まだ、部屋にいる人もいたかもしれないが、ニルスの顔があれば鼻を鳴らし、他の顔があれば安堵する]
[あれきり、ミハイルとクレストが戻った形跡はなく――。
雨の中、辛うじて窓から見える湖畔には、誰の遺体も上がってはいなかった>>3:275]
…体ごと、連れて行っちまったのか。
[男はぽつりと、誰にともなく呟いた]
(3) 2013/06/17(月) 10:33:55[コテージ・大部屋]
[もしまだナッキがいるのだとしたら、マティアスからあまり目を離す訳にもいくまい。
個室か、大部屋か、彼のいる方へと戻ろうとして――]
ああ、イェンニ。
[階段でイェンニと顔を合わせ、普段と変わらないように見える姿に、ほう、と胸を撫で下ろす。
やはり夕べのあれは、何かの見間違いだったのだと]
すごい雨だな。…まだ、ナッキがいるのかね、これ。
まあ、あの極寒よりは凍えずに済む分いくらかマシだが、こんな暴風雨見たこともないからな…。
そういえば昨日、ニルスとやりあってたようだが…大丈夫か?
所々、声は聞こえていた。加勢してやればよかったん…
[ぴかり]
[ぴしゃん]
[言葉を遮るように轟く雷鳴に、男が青ざめ凍りつく。
格好のいい事を言いかけたまま顔を引きつらせるその様は、イェンニには滑稽に見えたかもしれない**]
(4) 2013/06/17(月) 10:51:39[コテージ・大部屋]
写真家 ユノラフは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/17(月) 10:56:02
巣からはぐれたまま、
戻ってこない蜂も いるよ。
[独白めいた写真家のつぶやき>>3に、
養蜂家がベールの下からこたえた。]
… だれも迎えには、こない。
(5) 2013/06/17(月) 11:08:54
ところで、ユノラフ。
実はお前さんとマティアス以外は、
もうみんなナッキなんだ
… って話になったら どうする?
(6) 2013/06/17(月) 11:20:52
[雷雨は凍てついた湖面も地表の雪も
溶かしに溶かして、はげしく打つ。
雪へ埋めていたトゥーリッキやドロテア、
イルマのしかばねは――野晒しとなった。
裏口の戸端から、埋めた男が
其れを長い間*見詰めていた*。]
(7) 2013/06/17(月) 11:22:19
養蜂家 ダグは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/17(月) 11:43:11
養蜂家 ダグが接続メモを更新しました。(06/17 13:30)
[階段へ向かおうとする写真家>>4を呼び止める。]
すこし、マティアスと…
[話す、と続けようとして やめ]
…いや、伝えといて。
(8) 2013/06/17(月) 14:09:05
…馬が騒いだとき、
手を貸してほしかった「誰か」には
お前さんも入ってたんだよ って
(9) 2013/06/17(月) 14:10:37
[>>2:14>>2:15
視界の利かない吹雪の外へ出ようとする折、
耳のよいマティアスの助力も期待していた。
彼と共に出るなら、ガイドロープは
入用になったかもしれないが―――]
(10) 2013/06/17(月) 14:11:46
[そこから先は、伝言でなく]
死んだあと話すことは、たぶんないから*。
(11) 2013/06/17(月) 14:14:22
養蜂家 ダグが接続メモを更新しました。(06/17 14:15)
…ああ、ダグ。
[不意に話しかけられ>>5、誰もいないと思っていたから少し驚いて]
…そうか、はぐれたまま、
そういう蜂も、いるのか。
[クレストは連れて行かれたのではなく、此方から…人の世界からはぐれてしまったから、戻ってこられなかったのだろうか。
…部屋にあるカメラには、ドロテアの遺体が見つかるまでに取り溜めた写真がある。その中には、ミハイルやクレスト、イルマにトゥーリッキの写真も納められている。
だけど彼らはもうここにはおらず、ミハイルとクレストに至っては体すら残されていない]
(12) 2013/06/17(月) 15:06:26[コテージ・大部屋]
、っ …え?
[突如、養蜂家から投げられた質問>>6に、男は目を丸くする。しかしすぐに、首を振った]
…いや、
本当にそうなら、昨日、ミハイルを死にに行かせたりはしないだろ?
けど、そうだな。
もし、そうだとしたら…
[少し、口を閉ざして、やがてゆっくりと語り始める]
………。
…俺な、決めてるんだ。
いつかマティアスの目が治ったら、俺が撮った写真を、俺が見てきたものを見せるって。
だから、もし本当にみんなナッキなんだとしたら、俺は、マティアスを生かす道を探すかな。
駄目で元々、マティアスを連れて、逃げられるだけ逃げるさ。俺だけ逃げる気はないし、マティアスだけで逃げ切るのは難しいだろうからな。
[果たして、ダグはどんな顔をして聞いていたか*]
(13) 2013/06/17(月) 15:08:25[コテージ・大部屋]
[じゃあ、と階段に向かおうとした男を、ダグが呼び止める>>8]
マティアスに?
…ああ、構わないが
[マティアスへの伝言>>9を聞き留め――
続く言葉>>11に、一瞬、呼吸が止まる]
死んだあと、って
ダグ、それはどういう――
[果たして、その答えは得られたか]
(14) 2013/06/17(月) 15:23:35[コテージ・大部屋]
写真家 ユノラフは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/17(月) 17:25:27
[雪終える昨夜に死したふたりのうち>>13、
黒髪の役人のみがナッキと目されるらしき。
どちらがでも、どちらもでも追及する気は
なかったが、昨夜の最期を窓越し遠目にしか
見ていない養蜂家は、ユノラフの言から拾う。
続け語られる返答には終わりまで耳を傾けた。
蜂除けのベールが窓風に捲れ、垣間見えるのは
まだ眩しい雪原へ視線遣るに似た目元――]
…お前さんは、どうあっても
「独り」になりそうにないなあ。
[漏らす感慨の声は長閑。]
しそうにもない。
(15) 2013/06/17(月) 18:48:11
[窓辺に置いていた壷を手にして、歩きだす。
未だ成らぬ夏至祭の準備中、カメラを
向けられたとき>>0:167と同じく。
――養蜂家は、相手が息を呑む隙に乗じ、
ユノラフが問い返す声>>14をいかにも辺境の
中年男じみた偏屈な作法で無視して*みせた*。]
(16) 2013/06/17(月) 18:50:02
養蜂家 ダグは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/17(月) 19:00:44
─朝・廊下─
[>>1ふらり、コテージを抜け出した姿を見られていたとは知らず。
…は戻ってきてから眠らず、ただぼうっと
ベッドの淵に上体を預けて夜を過ごした。
地を激しく叩く雨を生む空は、
黒い雲で覆われて時折雷が唸りをあげている。
>>3部屋の外で誰かが動く気配を感じて、ようやく朝が来たのだと知った。]
………きなきゃ。
[でも、何をしよう。
何をしたら良いのだろう。
今まで何をしていたっけ。]
(17) 2013/06/17(月) 20:49:24[コテージ・自室]
そうだ、朝食の支度、を。
[体に染み付いたルーティンワーク。
しかしこの状況で、誰か食事を欲するものは
いるのだろうか。
別に、いなくても良い。
それは人として過ごすために、
最初に入れるスイッチのようなものなのだから。]
(18) 2013/06/17(月) 20:49:55[コテージ・自室]
自室→廊下
[のらりと体を起き上がらせて…は自室から出れば、
階段の前で>>4ユノラフと出会う]
おはようございます。
[いつものように、笑顔は出来ているかしら。
ユノラフは怪訝な顔をしないところを見ると、
出来ているのだろう。
外の状況が変った事に気づかないわけもない。
雪はミハイルが呼んでいたのだから、
彼が消えれば雪も無くなる]
……雪が止んだと思ったら、次は雨。
(19) 2013/06/17(月) 20:52:35[自室→廊下]
………まるで泣いてるみたい。
[それは誰が?
──私が。
違う、私は泣いていないわ。
寂しくないもの。悲しくないもの。
このくらいの別れなんて、幾度もあったじゃない。]
え?ああ、ニルスさんと……。
殴り合うようなものではなかったので、大丈夫ですわ。
ご心配おかけしました。
[ユノラフはユノラフで、大変だったのだから、
こちらにまで構ってはいられないはずなのに。]
(20) 2013/06/17(月) 20:53:59[自室→廊下]
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