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そうな、夏やんな
寒いわけ、ないか
[気のせいかな、なんて思ったけれど
足元が冷たい気がする、とマシロが言うから]
…――――
あんま、遠く行くな
[なんとなく、そんな事を言った]
夏なのに寒い気がする……
肝試しにはぴったりのエッセンスやな。
何や、寂しがり屋け?
[ヨシアキには、冗談のような言葉ととからかいの言葉を返しつつも]
ヨシアキこそ、一人はぐれたりせんようにな。
気を付けまっし。
[何処か真面目らしく、そのように続けて]
心胆寒くなるのは、これからですよ。
ほら、きっと。なので今から涼しいのは勘弁です。
[超常現象が起こるとは、今はあまり考慮していない。]
まあ今から怖いとかだったら、話は別ですが…。
お、なになに。二人、なんかいい感じ?
[マシロとヨシアキのやり取りを、興味津々といった風に見つめ]
肝試しといえばカップル誕生だよねー!
[あろうことか囃し立てた]
またまたー、涼しいとかちょっと風が吹いただけじゃないにー?
肝試しって言うからそー思っちゃうだけよん。
[マシロとヨシアキの物言いはそ知らぬ顔で、ライトをちかちかさせています。]
エッセンス、でええんかの
ばっか、寂しいわけやあるか
[別に、自分が一人になるのは怖くないけれど
目の届かない所に、誰かが行くのは不安
そんな、不思議な感覚がしていて]
あいあい、気を付けるわ
なんかあったら、守ったらないかんし
[じゃぁ行くか、と歩き出した]
[歩き出すヨシアキ>>14を見て]
あ、ちょっと。もう、武藤がまだ意見言ってないよー。
……まいっか、3階で決定しちゃおう。武藤、はぐれないでついてくるんだよ?
[セイジを振り返って言うと、ヨシアキの否定>>15に、楽しそうに笑い]
確かに聞いたことないかも!
でもほら、漫画とかじゃ肝試しで組んだ男女がカップルに、ってのよくあるじゃん?
[不安そうなタカハルを見て>>16]
どーしたの。怖い? 本当に怖いのはこれからだぞお〜。
[脅かすような声音で言った]
[声を掛けられてビクッとする]
・・・いや・・・なにも見つからないといいなぁ。と思って・・・
・・・あ、そっか。
[最後の一文に突っ込むことはなく、普通になるほど。と納得した]
正体見たり枯れ尾花、とは言ったものさけ。
思い込みも時には大事なものやぞ?
心霊番組でもやらせやらせ言っとったらつまらんやろ。
[シンヤとナオが言うのを聞けばけらりと笑って]
いいんや。こういうのは雰囲気が大事なんやから。
そうけ? 寂しくなったらいつでも言って構わんさけな。
頭撫でてよしよししてやるさかい。
[ヨシアキには、頭を撫でる真似をしつつ]
期待しとるじー?
[軽い調子で頷き、少女も歩き出す。リウに囃されれば、其方を振り向いて]
だらな事言わんといて下さい。
其処、ナオも!
[乗ってきた友人もびしりと指差し]
さ、それじゃみんな、まずは校舎3階へしゅっぱーつ!
[皆を見渡して宣言すると、先頭に立って歩き出し生徒玄関へ向かい]
ありゃ……当たり前だけど鍵かかってる。職員玄関使ってばれないかな?
[首を傾げつつも、そうするしかない故に職員玄関へと回った]
お、脅かさないでくださいよぉ・・・
[涙声でリウに返答する]
うぅ・・・普通に歩いてるだけでも結構怖いですね・・・これ
[怖くなんかないというはずが]
いやぁ、お似合いですのう。
[突っ込まれてもなお囃したて。]
うんにゃ、でも夜のガッコって雰囲気あるにゃーね。
そんでも恐く無いと思えばなんともないのですよん。
[と、挙動不振にきょろきょろしているタカハルの肩を叩きつつ、声を掛けるのでした]
恐怖を体験した男女が恋に落ちる
それは、恋やのうて、生存本能やん
[リウに、そう答えながら
セイジなら、なんとなくついてくるだろう
そんな風に思って、あまり気にしていない]
頭撫でて?よしよし?ガキか、俺は
[マシロに、ため息をついた
そう言うのは、高校生男子には難しい]
おう、期待しとけ
[怖くないと思えば怖くないといわれて]
そ、そんなもんですかねー・・・
[自己暗示を開始した]
怖くない・・・
怖くない・・・
怖くない・・・
怖い・・・
怖くない・・・
怖くないはず・・・
・・・怖い
[ダメだ、こりゃ]
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