情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了
[>>4 ヴィンセントを不思議そうな顔で見る]
森のおくに小屋があって、大釜でヒキガエルを煮るんですよね?
悪い子はさらわれて一緒に煮られちゃうよって……
[言葉の途中で顔を赤くする]
……言われました。こどものころ。母さんに。
[最後の一冊を手渡し、切り替えるようににこりと笑う]
行ってらっしゃい。
患者さんが来たら集会場に案内しておきますね。
――魔女狩り、ですか?
[訪ねてきたアーヴァインの言葉を、オウム返しに口にして]
あなたのことだから、まるきし根拠のないことは言わないだろうけれども……所詮噂にすぎない、のではないでしょうかね。
[真意を探るよう、少しだけ瞳を覗かせた]
そう言えばアーヴァインは何に気をつけろって言ってたっけ?
[赤い舌で、ぺろりとナイフに付着した血を舐める。
瞬時に鉄の味が口内に広がった。]
あぁ、「魔女狩り」に気をつけろって言ってたね?
[窓辺から遠のく、自警団長の後姿を見送る。]
ねぇ、物知りなハーヴェイは知ってる?
魔女狩りってなんなのか。
ん〜と… とりあえず、手近なところでいいか。
[帰り道、ふと目に着いた家にふらっと寄ってみる。
ドアを軽くノックして中へと声をかけた。]
ラッセル〜。いるんでしょ〜?
ちょっと話があるんだけど。
[無邪気に響く声が尋ねる問いに、
名を呼ばれ続ける男の柔い声は、もう既に過去のもの。
代わりに上がるのは、抵抗する術すら無くした、
地を呻くような声のみ。]
そっか。ハーヴェイも知らないのなら、
想像するしかないよね?
[少年は肩を竦めて首を傾げる。]
でもホント、魔女狩りってどんな事をするんだろう?
ちっとも想像つかないや。
あ、でも案外こういう事とかするのかな?
[言うか早いか、紙切刃とは異なる鋭い刃が、
宙を切る音が部屋に響いた。
同時に床に散らばる血液と、名を呼ばれ続けるだけの呻き声が、
無邪気に笑う少年の声と相俟って。
部屋の中を赤黒く*染めていった*]
出かけてるのかな?
何か声が聞こえたような気もしたけど… 気のせいよね。
[うすら寒い気配がした気がしておそるおそるその場を離れました。]
[少しずつ、部屋に血腥い匂いが立ち込める頃。
シャーロットの声が階下から聞こえた。]
折角僕とハーヴェイだけの、
二人だけの楽しい時間を過ごしていたのにね。
邪魔がはいっちゃったみたい。
じゃぁ、ちょっと行ってくるけど、
寂しいからって泣いたりしないで、ね?
[濡れたタオルで自身の肌を拭くと、
くすくすと小さな笑みを零しながら。
何事も無かったかのように階下へ。]
――やぁ、シャーロットから尋ねてくるって珍しいね?
話って…何か*あったの?*
[数歩離れたところで声が聞こえ振り返る]
あ、あれ? ラッセル、やっぱり居たんだ。
いないかと思っちゃった。
用事ってほどじゃないんだけどアーヴァインさんの話って聞いた?
魔女狩りがどうのってやつ。
調べが終わるまではなるべく1人で外に出たりするなって。
一応それだけ伝えておこうと思ったの。
何かしてたの? ごめんね邪魔しちゃって。
いえ、噂であればと望んでいるわけでは……全く、かないませんね、あなたには。
[アーヴァインの返答に、困ったように頭を掻く]
新なる魔女狩りかあるいは――
あなたも気をつけた方がいい。気をつけるに越したことはないのだから。
[自警団長の肩を叩いて、仕事熱心な男を見送った]
魔女狩り、ですか。
そんなものを持ち出して……土産の本の中だけで十分なのに。
[やれやれと息を吐くと、ジェーンに重々戸締まりを気をつけるように言いつける]
出かけてきます。
大丈夫ですよ、少し様子を見てくるだけ――子供たちを頼みます。
[気軽な調子で手を振って、家を*後にした*]
そうです。殺されちゃうんです。怖いですよね。
こちらでも、いうんですね。
はい。お帰りをおまちしております。
お気をつけて……あぜ道とかこいしとか、おさけに。
[>>17 ヴィンセントの白衣を受け取り、しわを伸ばしつつ小さく付け加えた]
ほんとうに、どう気をつけるんでしょう。
[ヴィンセントが出かけた後、白衣やら包帯やらシーツやらをかき集め*洗濯を始める*]
酒場
それにしても…どうして今更魔女狩りの話なんて…
[まだ仕事があると出ていったアーヴァインを見送りつつ、そんな事をぽつりと呟く]
確かに昔、魔女狩りがあったとは聞いていたけれど…
それは私の曾々お祖母さんの時には昔話になってたんだし…。
今更魔女狩りなんて…ねぇ…。
クインジーさんは、魔女狩りについて何か知ってるの?
[目の前で食事をするクインジーに聞いてみた]
[アーヴァインと父の話す姿を部屋の中から見守る。言葉の端々から不穏な空気を感じ取ったのか、母の服の裾をぎゅっと握った]
…ママ、魔女って魔法使い?
魔法使いは良い人たちなんだよね。
[豊かな紫の髪を、見上げる瞳は不安に揺れる]
パパ、お出かけするの?
待って。ウェンも一緒に行く。
[駆け寄ろうとすると、母にそっと引き止められた。
見送る間もなく、扉は閉じられる]
どーして?大切な御用…?
ちゃんとパパ帰ってくる?
だって、帰ってきたばかりなのよ。
ご本…。…ん、分かった。
これを読んでたら、ちゃんと帰って来てくれるのね?
[きゅと唇を結ぶと、ソファに置いてあった土産の本を抱えこむ。一度玄関を振りかえるも、そのまま2階の子供部屋に向かった]
いってらっしゃい。
[部屋の窓を開けると、遠ざかっていく後ろ姿をそっと見送った]
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了