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魔女?
ああ、アーヴァインのせいで変な夢でも……
[言いよどんで口を閉じる。
闇に慣れてきた目は、それでも階段に何も見出すことは出来なかった]
そうだな、えーと……
誰がいて、何て言っているか教えてくれないか?
[ニーナの両腕を軽く掴み、俯いた顔を覗き込むように少し腰を屈めて問いかけた*]
…あれ、リッくん?寝ちゃったの?
[隣で寝息を立てはじめた少年をゆっくりと寝かすと毛布をかけて本を閉じた]
特急列車に乗るところが面白いのに。
[呟いて、窓の外を見る]
パパ、遅いな。
[兄に並んで寝転ぶと、いつしか眠りが訪れた*]
― 昨夜・自宅 ―
[帰宅すればいくらか安堵した様子のジェーンが迎えてくれた]
すみません、遅くなりました。子供たちは……ああ、そうですね。もうこんな時間。
[椅子に腰掛けると、集会場での出来事を伝えて]
子供たちにも、話そうと思います。
隠しておいて家にかくまうのも、限度がありますし。ええ、望むだけ、私の知るだけ、話すつもりです。
[明日、二人のわが子にも同じように伝えるだろう。己の知るだけの『魔女狩り』の事を]
西の森……呼び出されて、でもうそで。
魔女がっ……赤い髪で……。
[うわごとのように繰り返していたが、
>>12 医師に促されると、強張った顔のままもういちど振り返り、肩の力をぬいた。少しよろめく]
いません。
[階段をじいと見つめ、大きく息を吐く。
ゆっくりとヴィンセントの方に向き、真剣なまなざしで彼を見上げる]
せんせぇ。西の森の長老の木のそばで、あ……アーヴァインさんが、血がたくさん出て痛いって……。行かないと。
ついて来ていただけませんか?
[言葉の端が不安げに揺れる。
手燭をランプに持ち替え、風に吹かれながら、ゆらゆらとした足取りで、西の森のとばくちへ。
風の音に怯えながらも、大きな木の根元で立ち止まる]
……アーヴァイン……さん。
[足元に横たわるのは、無残な姿。
一呼吸おいた後、大きな悲鳴を上げた*]
[子供たちの寝室に入り、少女の毛布をかけ直す]
――まずは狼を探さないと。魔法使いは言いました。
けれど魔法使いの魔法には、そんな便利なものはありません。そこで――
[ぺらりとめくったページのはじめを読んで、ため息を吐く。
それから二人の頭をそっと撫でると、自室へと*戻った*]
[辿り着いた長老の木の足元、診る必要もないアーヴァインの姿に目を見張る]
よく見つけたね。
[褒めるような穏やかさで言い、ニーナの背中をさすってから、跪いた。
アーヴァインの筆跡とは違うメモ紙が、遺体の襟首に挟まっている]
『魔女狩り再開』
……W、O、L、F。wolf?
[それから、木の幹に這う血文字]
[はらりはらり。
窓の隙間から入り込んだ風が物語のページを捲る]
んん、パパは…?
[目を擦りながら体を起こす]
朝…夜?
[判然としない明けの曇り空。
手元に置いたままの本に視線を落とす。そこには恐ろしい狼の影と特急列車が描かれていた]
――特急列車は止まらない。
ぐんぐん、ぐんぐんスピードを上げていきます。
「だめだ、魔法が使えないよ」仲間の一人が叫びます。
「ここには魔法封じの魔法がかけてあるんだ」もう一人の仲間が言いました。
しかし狼には魔法が使えません。
一体、誰がこの魔法をかけたというのでしょう。
― 昨日・集会場 ―
[集会所に着いたが、遅かったようで、既に誰もいなかった]
酒場で聞いた話…確認したかったのに…
やっぱり遅かったか…
[仕方なく家に帰ることにした]
[ぱたりと閉じると続編の本を抱えて、階下に降りて行く]
ママ?
もうパパは帰ったの?
…どうしたの、ママ。泣いているの?
[子供の足音に、瞳を拭った彼女に涙の理由を問うた*]
― 回想:酒場で聞いた話 ―
[あくまで噂ということだが、
WolFという過激派組織が毎夜一人だけ人を殺して回っているという。
彼らの目的は分からない。
が、彼らは自分たちの行動を“魔女狩り”と称しているらしい。]
(アーヴァインさんもこの噂を聞いていたということよね…恐らく)
[集会場に行けばアーヴァインに会える。そこで聞けばいいとは思ったのだが、この事実を知ってしまって自分が巻き込まれるのが怖くて集会場に行くのが遅れてしまった。]
― 自宅 ―
その過激派組織ってのが人を殺していたとして、
その目的は?なんのため?
[そもそも目的なんてないのかもしれない。]
私にできることなんて…
[本当に限られていた。]
魔女狩り…?
あたしたち魔法なんて使えないわ。
[そうでしょう?と説明をする父と母を交互に見る]
…ヨーギシャは、狼さんのこと?
この村に狼が来たの?
[母の涙は夫と娘の名がそこにあったことか。
失われた命のためか]
…やっぱり狼さんは、お友達の中にいるのね。
パパはこのお話を読んだことがある?
[俯き加減に話を聞き終えて、ぽつりと呟く。
机に置いた本に手を置くと父を見つめた]
お話の中にね、いなくなった仲間が狼さんか分かる魔法があるのよ。
そんな魔法、本当にあると思う?*
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