情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了
[1] [2] [3] [4] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
執着王ヴェルフェルミって、もっそい嫌な奴だったらしいなぁ。気にいった女がいたら、臣下の嫁でも息子の嫁でも無理矢理、自分のものにしちゃってたとか。
たしか第三王子のマッテオの嫁さんの……なんて言ったっけ。
[執着王の記載のある頁をぱらぱらとめくり、つ、と指でなぞる]
……そうそう、イレアナだ。
マッテオが地方の暴動を鎮圧しに向かってる隙に、嫌がるイレアナに手を出そうとして。可哀想に、イレアナは高い塔から飛び降りて自殺しちゃうんだ。
それをきっかけに、各地の暴動がいっそう激化したとか。まあ、そうだよなぁ……。
そうそう、アルマウェルの言うとおり、
かの王の名は、執着王ヴェルフェルミ=アイ・ヴァンホー っですね[きらっ☆]
[本のページ、ぱらりぱらり]
執着王の厭らしいやりくちについて、ですが。
ウルスラのいうスパイ的集団を用いた情報取得の他、
各地の暴動、ヴェルフェルミへの組織だった抵抗に対しては、工作員を送り込み、幾度も内通を成功させたり、抵抗集団内の内輪もめを引き起こしたりしたとか。
そーゆうハナシのようです
かのスパイ集団のリーダーの名前、は…
…うーん、
今のところ、見つりませんが…
一説によれば、
そのリーダーは“L”とも呼ばれていたようです
これって、本名の頭文字から取ったのですかね??
[チーズケーキを口へ運びつつ、書物を捲っている]
ところで、ウルスラ。
このチーズケーキ、ほんとうに美味いですね。
ありがとうございます。
ああっ、カンドーですっ!! [きらきらきらりーん!]
[マティアス>>14に頷く]
嘆きのイレアナ、か。
マッテオも結局戦死しちゃったけど、父王の逆恨みによる謀殺って説まであるよね。
ま、シュテルの伝説に比べればリアルな話。
現実的な話に落とし込む、ね。なるほど、それも面白そう。
スパイの暗躍を逆手に取って、とてつもない英雄がいるって情報を流すのも、一種の戦略。
……と言いつつ、その絶品チーズケーキの味わいをレシピに落とし込めない俺がいる。
まずは味合わせてもらおう。
[ラウリのきらきらした表情>>19を横目に、一切れもらう]
その伝説、シュテルがその山に住んでたオイナの一族に手を借りたっていうの、あったよね。
[>>15マティアスの声に、教授の机のすぐ脇にある棚を探り、取り出す古書の写し]
「我らが貴様の半身になろう。いついかなる時も影となり」って、族長の娘が影武者をやるのよ。
……シュテルと同じ体格の女の人っていうのも信憑性どうかとは思うから、読み物として脚色されてそうだけど。
時代を考えると全くの作り話でもなさそうなの。
[ドロテアの示す古書>>21に目を瞠り]
へえ、それは初めて聞いた。
遠目になら、鎧兜でごまかせそうじゃない?
どっちかと言えばシュテルの場合、馬を操る上手さが印象強いだろうから、そこを真似ることさえできれば、体格の違いは見過ごされそう。
ミカのケーキも十分おいしいと思うけど。
はい、アルマもどうぞ。
[教授や希望者のコーヒーをいれつつ、>>18ラウリの言葉に]
L……L……らりるれろ。
ん。やっぱり、それだけの情報戦好きな執着王に対抗したのなら、シュテルにも優秀な軍師がいたと考えるべきか。
この時期に活躍した軍師……あるいは。
センスのいいイェねーを編集長にチョイスとは、
籤の女神サマもよく分かってるっすね。
[ヴィルコラク、と唇の動きでなぞってから、
スパイ集団について語るラウリに目を向ける>>18]
スパイ集団のリーダー“L”っすか…
その正体は、若狼《ローウェル -Lowell-》という二つ名を王から下賜された孤児…って話を読んだことがあるっすよ。
シュテル・ラウフね。ふふ、いい感じじゃない。
でも、シュテル・ラウフの詳細も、この城の詳細も残されていない
……相当入念に消されたのかしらね
[火の変わりに紅のルージュがついたタバコを手に嫣然とした笑みを浮かべ]
ま、それはおいおいとして。
嘆きのイレアナが亡くなった時期と暴動が激化した時期との間が確か早すぎたわよね?
スパイ集団がいたり緘口令が敷かれたりしたはずなのにねぇ
ヴィルコラク――か。いい名だね。
新年早々イェンニが編集長ってのは幸先良さそうだ。
細かい仕事に頭悩ませずに済むって意味でもね。
[ほっとした態で椅子を軋ませ、地図を巡る談義に暫し聞き入って]
…ヴェルフェルミとイレアナの話か。
嘆きのイレアナ…なんて言われても、キナ臭い話は幾つかあってね。
イレアナは敵国だか敵軍だかの将と密かに通じてた、なーんて話。
絆されて不利な情報でも流したか、それともイレアナに思惑があったのかは知らない。
で………そこを、国王の密偵が嗅ぎ付けて追い詰めた。情報戦に長けている位だ、お手の物だったろうよ。
第三王子のマッテオが何をどれ程知っていたかは分からないが、そこらの事情によっちゃあ国王自ら手にかけたとしても不思議じゃあないと思うな。ミカの言う、謀殺説の亜種説になるかな。
イレアナは死亡とされているけど、生き残ったなんて説も………ほら、これ。
[鞄を開け分厚い美術本を取り出すと、一枚の絵画を示した。]
………“荊の乙女”。
それは美しい庭園を備えた屋敷に、近郊で起きた戦の最中、密かに隠れ住む女性が居た、とか。
その美貌、気品は王族の血縁かとも言われたが何を語ることもなく、戦の風が去ると共に何時の間にか姿を消してしまったらしい。後世の研究によれば、彼女はイレアナの肖像にそっくりだったらしいよ。
ストーカー王の居城から少し離れた地方で見付かったものなんだがね。
地形といい、風景といい……この辺りだったら面白いと思わないかい?
案外シュテルや、その周りの臣下が関わっていたりして。
おでんと酒にかまけてて、ケーキの方手つかずだった。
普段甘いのは食べないんでアレだが、確かに美味いな。
ウルスラが作ったのか?
たいしたもんだ。
[ひょいっとひとつをつまんで口に運べば、それを美味しそうに頬張って、ドロテアが入れてくれたコーヒーをずずっと飲み込む]
はぁ…やっぱうめぇ。甘いもんとコーヒーはいいな。
うん? 来年? ちゃんと進級できたら考えるさ。できねーと放り出されちまうからな。
ま、一般的に伝わっているのは「死亡」って話だから、これは俗説だけど。
何時の時代も暗躍するのは女性だったりするから、俺は結構アリだと思ってるんだ。
王に関してもさ。
ストーカー王なんて汚名が付いてしまっているが、裏を返して見れば賢王ともなり得たわけで。
歴史を紡ぐのは何時も後の世の人々だから、事実として伝わっていることを裏ッ返したり斜めから見たりするのも、面白いと思うな。
[と、斜めから見てばかりの男はぱたりと本を閉じた。]
[1] [2] [3] [4] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了