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なんなんじゃって、爺さん。
人と金を費やすようなモノだよ。
で、私が生まれる前にもう、引退宣言してたのかい。爺さん長生きじゃのう。
[とぼけたので、同じくとぼけつつ]
警察か。
もう、何年もおっかけてきたあいつは元気かの。
半世紀前はわしは30歳だからのう。働き盛りだから引退宣言などしておらん。
あのころは指先一本で国が動いたものだが……いやはや、今の時代は複雑でのう。
[ふとザクロを見て]
ブラックキャットを知っているかの?
[楽しそうな顔で問いかけた**]
ふふ。夢見るだなんて。
女はみんな、綺麗なものが好きなのよ。
ダイヤ、真珠、黄金、なんでも欲しいの。
[ウミがまた茶菓子を要求している。
自分が最後の一枚を食べてしまったせいではないというのは間違いないだろう]
ネットワークキーならおじいさまの独壇場かしら。じゃあ、それだけじゃ物足りない――
ま。「あれ」呼ばわりなんてしたら怒られちゃう。
怒った顔、恐いのよ? 「あれ」。
[向けられた好々爺の笑みに、くすりと笑う。
明らかな三文芝居で怯えてみせた]
顔を合わせるのは久しぶりね、オーナー?
ラザロの件ではお世話になりました。おかげで久しぶりに楽しかったわあ。
[帽子を持ち上げるヂグに、今は冠詞を省略して呼びかけると、首を傾け笑ってみせる。
ターゲットの名に瞬きを繰り返した]
……ブラックキャット。
[ちらりとウミの抱く猫に視線をやる]
ふ、あはは、本気?
いいわ、それ。一泡吹かせるには、最適。
[持っていたカップをテーブルに置いて、堪えきれないと肩を揺らして笑う]
おじいさまの狙っている月も気になるけど……
ブラックキャット。
そういえば警察も狙っているって話よね。一国をひっくり返す力のあるものだって話だし。「あれ」がお金も人も惜しみなくつぎ込むくらいだから眉唾でもないのかも。
オーナーと縁の深いその人も、なにか掴んでいるかもね?
[ヂグの言葉ににじんだ色に、どうかしら? とまた首を傾げた]
[ゆるりとなめらかな動きで、三毛猫はウミの肩に収まる]
やれやれ。
『好きだから』で洗いざらい持ってかれた若造は泣いてたのう。
あまりにも可哀想だから、ツキハナを紹介してやったが、元気かのう。
[遠い目をして伝説の結婚詐欺師の名前を呟く]
しかし、女はそれくらい欲がある方がええのう。
その方がいい仕事が出来る。
……もうクッキーが無い、と?
大福だけ揃えておけばいいというのも考えものだのう。
[ウエイターに断られると、大げさに溜息をついてココアを注文した]
ふむ。「ブラックキャット」は警察も追っているのか。
それを横から奪い取るというのも、面白そうだ。
[届いたココアにはすぐに手をつけず、冷めるまでテーブルに放置]
ターゲットが決まれば、後は準備するのみだのう。
まずは──。
[かく乱情報を流すところから始まる罠を鼻歌のように楽しそうに呟き、いまどき珍しいガラケーを片手でぽちぽちと操作し、いずこかへとメールを送る]
細工はりゅうりゅう、しあげをごろうじろ。
はっははははは、はははははぁ。
話は全て聞かせてもらったぁ、なんてね。
いや、さっき来たとこ。
長い話はどうも苦手で。
特にご年配…いえ、なんでもないよ。
仕方ないわ。
私を虜にするほどの物を隠しているんだもの。そうしたらこっちからもらいに行くしかないじゃない?
[三毛猫の動きを目で追いながら。
決して撫でようなどとはせず、笑いかけるのみ。
ツキハナの名がでれば、あらかわいそ、と呟いた]
ふふ。彼女になら、まだ騙されていることに気づいていないかもね?
幸せよ。きっと。
[ウミの鼻歌を聴きながら、ネギヤの目の前に置かれた大福をひとつ、摘む]
た・べ・す・ぎ。
兎の前に狸になるわよ。
[抗議の声に、相手の額を手で押さえ、大福を口に運びながら]
まずは、スリーピングキャッツのお手並み拝見ね。
[時代に似合わぬガラケーに目を細めた]
さて、と。じゃあ私も――
[笑い声と共に現れた人物に、ぱちくりと瞬き]
あら。いらっしゃい。
[立てた人差し指を、相手を指すでもなしに、空中で揺らめかせた]
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