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庭は、そういやまだ良く見てねえな。
ここの庭って、ネギっちが向日葵植える前なのか、後なのか。
[言いながら、もうさっさと庭へ向かう。
手入れの行き届いた、美しい庭]
……おっちゃんがやってたころの、庭だな。
なるほど、庭園ですか。
[ 確かにネギヤの著作は、草木花が暗喩として使われていることが多い。
幼いころから過ごしてきた場所との関連を考えると、なるほどとガモンの言葉には説得力があった]
[ ガモンの後に続いて、向かう庭へ。
先ほどヒナとともに密談を行った庭とは、咲いている花も、植木も色も形も姿をかえていた]
ああ、ここでよく遊んだなあ。
確かあっちに、ブランコが……。
[懐かしい庭。
きちんと管理された木や花、子供たちのためのちょっとした遊具]
楽しかったなあ。
庭師のおっちゃんも、ネギっちの親御さんも、優しくしてくれて。
俺けっこうあちこち壊しちまって、悪いことした。
[子供の頃のやんちゃっぷりを考えれば、顔の傷ですんだのは幸運の極み。
そんな記憶を辿りながら奥へと進んでゆく。
そこには、ふっくらもちもちとした男の姿]
お、いた。
ネギっ……
あれ?その子は?
[ネギヤは、ひとりの少女と話していた。
「今」の屋敷では見た覚えのない少女だったけれど、その面差しは誰かに似ている]
……ヒナ、さん?あれ?
0分になっても鐘が鳴らなくなった壁時計ってどこにあるの?
[工具箱片手に現れた時計屋。
血はないけれど、どころどころに穴のあいた上着をまとっている]
[ 庭園にある遊具は、大人が乗ったら大変なことになりそうなものばかりだった]
ああ、あの猫を抱いた…ウミさん。
[ 庭師さんも来ていたと記憶をたどりながら。
そして幼馴染の彼が、ふとっているネギヤをネギヤというなら、警察に知られている細いネギヤはいったい何者なのだろうか。
何をしたら、人は記録と実物が乖離するのか。
ひょっとしたらこれが一番のミステリーなのかもしれない]
……あれは……
[ あの丸い後ろ姿は忘れない。
さて、この場に迷い込んだ他のものらも、彼の姿を見つけることができるのだろうか]
[もちもちの白ネギヤを探す。
己が宣言どおりに歩み出し――]
??
こ、こ、ここ、ココは……?
[ふと気付けば、そこは
ネギヤの屋敷のようでいて今のネギヤ屋敷ではない、どこか違和感のある場所。
視界の端に見えた金木犀は、記憶にあるそれよりも小さかった。]
ひょっとしてこれって買ったばかりなんじゃないの。
不良品?
[古くない壁時計の短針は55分。
急ぐ用事もないヂグは、部屋の窓を開けてその5分を待つこととした]
あらやだ、皆さん勢ぞろいでこんなところにいたの。
この部屋にもなかったわねぇ。お人形、一体どこに置いてきてしまったのかしら。
[物忘れというやつだろうか。年は取りたくないものだと思いながら、庭まで出ていけば]
あ、あらぁ?
玉ねぎのようなずんぐりしたあの後ろ姿は………ネギちゃん?
[それだけではない。時計屋の声に目を凝らしてみると見知った顔が数名。]
まあ、こんなところにいらしたのね、皆さん。
なんだか、ここにいると懐かしい気持ちになりますね。
[ネギヤの言っていた「懐かしいもの」とは、これの事なのだろうか?なんて。
そんな幻想めいた事を思ってみたりもして]
分かりました。
では、僕は庭園の方に行ってみますね。
モミジさんは、どうします?
[穏やかな笑みを浮かべ、彼女の動向をうかがった]
[そうして庭園に出てみれば、ガモンが外に出て来ていて。
大福のようなネギヤの傍に、小さな女の子がいるのが見えた。
近くで見れば、植えられた木々はあの頃を思い出すような若い枝ぶりで、まだ新しい子供用の遊具もあった。
懐かしい。
どれもこれも、懐かしい。
自然と、目が細くなっていく]
おネギさん、これシリアルナンバー一緒じゃない?
[開いた壁時計の蓋の裏を見て首を傾げる*]
そういえば、細いほうのおネギさんもここにいるのかしら。
[庭園に、やわらかふっくらボディを確認し、安心したような悲しそうなため息ひとつ]
ネギヤくん。
……ううん。ネギヤお兄ちゃん。
『懐かしいもの』を見せて、満足した?
[右手には太雪を塵のように弄ぶ]
[ソラを探して屋敷をうろうろ。
しかしいつしか屋敷に違和感を感じる。
どうもさっきまでいた屋敷より、新しくなっているような。]
おーい、ソラやーい。
[名を呼んでも返事はなかった。]
[庭の方へ向かえば見知った顔がたくさんいる。
そこには消えたはずのネギヤもいた。]
おや?
ネギヤ坊ちゃま、それに皆さんも。
ここにおりましたか。
今までどこにいらっしゃったんでしょう?
随分と探しましたよ。
[そして庭のあちこちを見る。
おかしさは屋敷内にいた時よりも大きくなった。
金木犀は小さく、石榴の実がなっていない。
見えるのは先ほどまでいたネギヤ家の秋の庭ではなかった。]
[それから暫くして、猫はウミの足元に姿を見せる。]
おうおうソラや、お前はどこに行ってたんだい?
随分と探したのに姿が見えなくて、
外に行っちまったと思っていたよ。
まあこうして皆も無事に見つかったことだしのぉ…。
あ、いや。
弁護士さんがおらなんだな。
[視線を廻らせる途中、ネギヤの傍には小さい女の子。
はて。あの子は一体誰だったか。**]
……あ、おこった顔だ。ネギちゃんいたずらすると、すぐその顔したもん。 したよーしてるよー だってないしょだったんだもん。 ……。 だって先生たちが言ってるの、きいちゃったんだもん。 うそ、つこうって。
[だんだん尻つぼみに、声は小さくなり。ネギヤの問いかけに、不満げに唇をとがらせて、そっぽうを向いた]
……だって、ヒナ、しんじゃったんだもん。
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