87 風の音・刻の音・ワスレモノ
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「ココロノワスレモノ」「元の時間」いったい何・・・
[兎のいったことは何一つ理解できなかったが、そんなことよりも、]
・・・ひろ・・・
[どこかに行ってしまった息子のことしか頭にない。
周りの様子も目に入らず、まさか「どこかに行ってしまった」のは自分の方などとは思いもよらない**]
(17) 2012/05/01(火) 00:34:22[駅前公園像の前]
[きもちわるい。
立っていたくない、でも動けない。
強い感覚が終わって、ふらりと倒れそうになったけれど。]
え、
[目の前に立っている兎>>#4に、言葉を失った。
耳につく声でまくし立てられる言葉は、意味のわからないもので呆気にとられていたが。]
ちょ、ま、まって、それってどういう…っ
[兎に手を伸ばそうとしたものの、色濃く残る気持ち悪さからの吐き気でそれは叶わず。
言いたいだけ言って消えた兎の立っていた場所を、呆然と見つめた。]
(18) 2012/05/01(火) 00:35:13[海辺の道]
[再び視界が開けるより先に、甲高い声が耳に届いた]
声高っ……つーか、
[何が『というわけで』>>#4なのか。
突っ込みの言葉は紡げなかった。代わりにさっきの人>>10が突っ込んでくれているようだったが]
いや、……え。何?え?
[こちらは目を擦る。見る。もう一度擦る。の繰り返しだった。
何せ相手は喋るウサギだ。二足歩行の]
(19) 2012/05/01(火) 00:37:22[公園傍の道]
ロッカちゃんも、久し振りに来―――っ
[ロッカへと誘いの言葉をかけたその時、時計の音が聴こえた。]
な、何…?
[この音は何処から聴こえてくるのだろう、わけもわからずに周囲をぐるりと見渡して―――…、そして、何かが壊れるような澄んだ音、絶叫。
次の瞬間、世界がくるりとまわって、目の前には… ]
う、うさぎ…?
[暫くの間、茫然として何も喋る事はできなかったか。
喉の奥から絞り出すような声を漸くあげた。]
(20) 2012/05/01(火) 00:37:51[海辺]
― 駅前公園 ―
クッ。
[確認するまで目を開け続けていられなかった。
世界が回っている。自分が回っている?
酷い船酔いのような感覚にきつく瞼を閉じて、数を数えながら深呼吸する]
……や、ここ、とお。
[声に出して大きく吐き出し、ゆっくりと瞼を上げた]
(21) 2012/05/01(火) 00:38:47[駅前公園 ベンチ]
─ 公園傍の道 ─
あんのクソ兎…。
……てか何で兎が喋る。
[空いた手で握り拳を作り震わせていたが、根本的な疑問に気付き一度呆ける。不意に視界に入ったのは、公園の中にある子供達の像だった]
───え、壊れて、ない…?
さっきまで欠けてたはずなのに。
[驚きいて目を円くし、ぽかんと大きく口が開かれる。次いでさっきまで居た商店街へと視線を向けると]
…看板、まだ新しい…。
え、なに、が───。
[立ち並ぶ商店の中に、真新しい看板を掲げた店があった。あの店は確か10年前に建て替えたのではなかったか]
(22) 2012/05/01(火) 00:39:00[公園傍の道]
髪結い ホズミは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2012/05/01(火) 00:40:47
髪結い ホズミが接続メモを更新しました。(05/01 00:41)
目の前に だよ。
海の前に…って言った方が正確、かも。
[苦笑を見て、もう、と眉下げる。>>12
今まで何度も交わされた遣り取りだった。
否定が返ってきてしまっても、波間に戯れる仕草、清楚な風貌のチカノは海によく映えるのに。]
………もう。
芸術家の目、ちょっとは信用してくれたって。
勝手に思っておくから、いいよう だ。
[拗ねたよう微かに唇尖らせてみせる。]
[もう直ぐ開店。その言葉を聞くと瞳が僅かに輝いた。
幼い頃は勿論、社会人になってからも度々通いお世話になっている店だ。]
(23) 2012/05/01(火) 00:42:00[海辺の道]
ほんと?お邪魔しよかな、今夜。
青海亭のご飯、美味しいんだもの。
この間、省吾オーナーにも紹介したんだよ。
何かとお世話になっているし、お礼に奢―――
…?
[ふと聴覚が違和を捉え、言葉を切る。
チカノに据えていた視線が周囲へ向いた。]
ね 何か聞こえない?
鐘みたいな、 時計みたいな………
[突如鳴り響く音。
何処から聞こえて来ているのだろうと見回すが、分からない。]
(24) 2012/05/01(火) 00:42:21[海辺の道]
……結局、なんなん、だよ。
[兎が消えた後、口をついたのは、こんな呟き。
それから、視線は近くにいた菊子>>18の方へ]
菊子ちゃん、大丈夫?
あー……辛いなら、無理せず、座って。
[辛そうな様子に声をかける。
口調は無意識、職場でのそれに近くなった]
(25) 2012/05/01(火) 00:42:24[海辺の道]
― 駅前公園 ―
……兎が時計持って歩いてる。
[それより喋っていることに驚くべきなはずだが。衝撃が抜け切らないまま説明>>#4>>#5を聞いた。
ぼんやりしてる間に、ウサギは女性>>8に詰め寄られて逃げていった。
正確には逃げたのかどうかも分からないが、そう表現したくなるような脱兎の勢いだった]
(26) 2012/05/01(火) 00:44:23[駅前公園 ベンチ]
時計…?思い出…?
[一方的なうさぎの言葉。
何故うさぎが喋るのだろう、そんな事すらすぐに疑問として浮かんでこない程に、彼女の頭は混乱していて。]
ワスレモノ…?
[その言葉に、ひっかかりを覚えて、口から零れた言葉は僅かに掠れている。
ロッカはどうしていただろう。
そっと、海へと目を向けた。
そこに見えた海の景色は、先程まで見えたものとほんの少しだけ、違っているように見えた。**]
(27) 2012/05/01(火) 00:44:32[海辺]
なんだったの、いった…
[一体、と口にしかけて気持ち悪さに言葉を途切らせる。
まだ目が回ってるみたいに、立っていられない。
祐樹の声>>25に顔をあげようとしたけれど、それすら無理で。
辛いなら、と言われるのになんとか頷きだけ返してその場に座り込んだ。]
(28) 2012/05/01(火) 00:45:10[海辺の道]
[直後]
―――っ……!!!
[耳を衝く破砕音に身を竦めた。
回る。ぐるりと、身体が……世界が。]
………。
[三半規管の異常に堪えつつ目を開けた時、チカノはまだ近くにいただろうか、それとも。
いずれにせよ目の前に時計を持った兎が鎮座おわしているのに気付くまでには少々時間を要したのだった。]
(29) 2012/05/01(火) 00:46:25[海辺の道]
チカノは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2012/05/01(火) 00:47:15
─公園傍の道─
あ、消えた。
[そうしているうちに一方的なお話は終わり、ウサギは去る。
なおも何度か瞬きをして]
いやーびっくりした。
……喋るウサギの幻覚とか、オレ疲れてんのかな……
[キンキンとした声は未だに耳に残っているが、無理矢理そう思い込もうとする。
頭を緩く振って立ち上がり]
(30) 2012/05/01(火) 00:47:19[公園傍の道]
チカノが接続メモを更新しました。(05/01 00:47)
……ってか、あれ。
こんな、人少なかったっけ……?
[辺りは妙に静まり返っていた。
今いる道を見渡しても、賑わっていた筈の公園内にも、人影が殆ど見当たらない]
(31) 2012/05/01(火) 00:51:41[公園傍の道]
[自分もだいぶくらくらしているが、具合が悪い者が目の前にいればそちらが優先されるというもので]
ん、無理なく無理なく。
力は抜いてね、その方がラクになるから。
背筋伸ばした方がラクだから、そこのガードレールに寄りかかって……。
[穏やかな口調で言いながら、道路の端を振り返り]
……え?
[異変に気づいた]
(32) 2012/05/01(火) 00:53:49[海辺の道]
……ここのガードレール、こないだの再開発で全部取り替えた、よな?
[ついさっきまで見ていたのは、黒のガードレール。
けれど、今そこにあるのは、錆の浮かんだ白のガードレール。
よくよく見れば、アスファルトもでこぼことして、割れ目から草が生えている。
そのでこぼこ加減には、見覚えがあった。
学生時代に、通った道──それ、そのもの]
(33) 2012/05/01(火) 00:54:00[海辺の道]
会社員 ロッカは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2012/05/01(火) 00:54:53
― 駅前公園 ―
元の時間には、戻れない?
[訳が分からないまま、池を見た。
近年、公園は再整備され、噴水を使って池の水も循環するようになって。
訪れる人々の心を和ませていたはずなのに。
酷く濁っている。>>5
端の方に浮いている蓮も、元気がないような。
ああ、こんな時期もあったかなと思う。
あの頃はこの公園があまり好きではなかったと、曖昧な記憶が浮かんで沈む]
(34) 2012/05/01(火) 00:57:10[駅前公園 ベンチ]
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