情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
―二日酔いの朝―
[頭がズキズキするのは、久しぶりの殺しから来る夢見の悪さか。
軍属の頃は人を殺すのが日常茶飯事ではあったが、
一般市民を手にかける事態になった時は、気分も滅入り。
『誘う』のは、幸福に招くこと。
だから、殺人の後悔に囚われれる事もなく――]
ふ、 ぁあ。
[>>9腕の中で身じろぐクレストに気付いて目を覚ます。
欠伸と共に開かれた眠気眼は――]
おまえ、……やっぱり、『 占い師 』か
[>>10なんでと尋ねる物言いを、
何故一緒に寝てるのかという意味に誤って捕える事は無く。
黄檗色をより鮮やかにした色味を前に、識られたと悟った。]
[静かに、しかし迅速にクレストの首へと掌を伸ばす。
叫び声を上げるつもりだとて、
喉の振動を指で奪う事など、造作も無いこと。
二対のマルベリーは、深みの或る色。
深く深く――闇を見通し、そして闇と同化する色調。]
…………、どこまで識った。
[占い師に『識』られた事は、これで二度目。
以前は男の闇を、そして人で居た頃の記憶も暴かれた。
締める指の力を、言葉を発せる程度には緩める。
200年前に死んだ弟の面影を重ね寄せる対象が――、
その見開いた金色の瞳で、何を見たか問うた**]
………それ、じゃあ、
[おなじ黒を持つ、あいつも。]
[司書の瞳は、いろを映すのみ。
覚醒したばかりのちからに、
彼が懸念するようなものはなく。]
[ひゅう、息の、音が**]
─回想─
[ニルスから紡がれる言葉>>6の一つ一つが、突き刺さる。
その通りだ。自分に何か出来るわけでもなく、イェンニやイルマに見せたいものではない。単なる偽善でしかないことは自分でも分かっている。
だからと言って、人がひとり死んだことにも、これから自分が名指しした人が殺されに行く事にも、なんら興味を示そうともしないニルスに対する怒りが治まるわけもなく、それ以上に、正論を突きけられて言い返せない自分に腹が立つ]
…畜生。
[結局、何一つ言い返す事は出来ず。
彼が立ち去った後、感情的にだん、とテーブルを叩くことしか出来なかった]
ああ…確かにその格好じゃな。
わかった。取ってくるから風呂に行ってろ。
[ミハイルに所望され>>18>>19、彼が風呂で湯を浴びている間にサウナからバスローブを調達して来る。この気温でこれ1枚では凍えるほどだろうが、返り血にまみれた服よりはマシなのかもしれない]
…お前さん、それ
[手渡したバスローブを羽織る時、ミハイルの脇腹にあるそれを見て…思わず声が引きつった。
戦場に立ち入った事も、人の死をさほど多く見てきた訳でもないが、この傷跡はあまりにも惨たらしく…]
…いや、何でもない。
[元軍人、と聞いたことがある。きっと、瀕死の重傷を負った事で退役したのだろう、と自らを納得させ、その場を離れた*]
─朝─
[目が覚めると、マティアスの部屋のベッドの中にいた。
そう言えば昨日、無理矢理酒に付き合わせて…忠告も聞かずに飲み続けた所までしか、記憶にない]
マティアス?
[軽い二日酔いの気だるさをこらえて起き上がり、辺りを見回すと、壁にもたれかかっている姿を見つけ…ぎくり、と心臓が跳ねた。
眠り込んでいる間に何かあったのではないか…ベッドから降りると恐る恐る手を伸ばし、体温も呼吸も正常であることに胸をなで下ろす]
[彼が騙っているとは思えない。もし本当に彼が異能者であったら、ドロテアのように連れて行かれてしまうのだろうか…。
ミハイルの傷跡も相俟って、妙な胸騒ぎがする。彼の話は、どこまで本当なのだろう。全部信用して良いのだろうか?]
…連れて行かせやしない。
[誰にともなく呟き、男は、壁に背を預けて座り込んだ。
ミハイルは、『占い師』に『霊能者』、『守護者』と遭遇したことがあると言っていた>>2:226。占い師と守護者が存在するのかは分からないが、少なくとも、自分がこうして張り付いているうちはマティアスに妙なことも出来ないだろう、と踏んで。
マティアスが目を覚ますまでその場から離れず、目を覚ましてからも、出来るだけ傍にいる事だろう**]
… きょうだいみたいだ。
[髪色の異なる彼らの寄り添う姿を、
濡れ頭巾を片手に提げる男はそう評した。
よくあたためてやってほしいと添えて、
――退室間際。]
… ドロテアに、
壷を抱かせてやればよかった。
[後悔の滲む呟きを、その場へ*残した*]
…司書くん、司書くん。
[常は長閑な声が、すこしかたい。]
いなくなって ないかい。
[誰の部屋へも、それぞれへの
常の呼び名を添えてそうして回る。
室内の睡眠が、あるいは会話が
どのように中断されるかは知らず]
[カーテンを取り払ってある
養蜂家の部屋の窓からは――
サウナから湖へと続く桟橋へ
上体を仰向けに打ち上げられた、
イルマの骸が*見えていた*。]
んンッ……
[ゆるやかに覚醒したマティアスはもぞもぞと動き出し、そして、それと同時に聞こえてきた微かな音に耳を澄ませた。]
……なンだ、誰だ……?
女……イェンニ、じゃァねェな……イルマか?
[昨日から聞こえている少女の泣き声の他、もうひとつ聞こえる声があった。
よくよく気をつけて聞けば、謝罪をしているように聞こえた。]
なンで謝ってンだ……?
─ 朝 ─
[…は目を覚まして、外を見る。
相変わらず雪は止まない。
トゥーリッキの死体はどうなったのだろうか。
願わくば、安らかに眠れる場所にいて欲しいと]
………どうしましょうね。
[何かしなくては、と…はひとまず昨日と同じように
朝食を作るために炊事場へと向かった。]
─炊事場─
[生きる気があるのならば、食べずにはいられないだろう。
人数が減った分だけ、作る朝食の量も減る。]
空気が重いわね…。
[人が死んで、人を殺したのだから、
自然と空気は重くなるのは仕方が無いだろう。
朝食を作る手は自然とゆっくりになるが、
誰かしら広間にやってくるまでには準備は出来ていただろう]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了