36 終幕への村
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――カナメ。まだ言うですか?
ペケレは…しっぱいさく。
[一音、一音、噛みしめ]
まるで物に対する言い方です。
聞きたいのです。
どうして皆、目覚めたですか?
ペケレに食べられる為、ですか?
[カナメは、違う、とこたえる]
[博士はそれを望んでいないなどと、さらにつごうとしていたが――]
(30) 2008/11/27(木) 10:33:08[墓碑群]
[ポケットの中のカギを探る。
その温度は全てを受け入れ、自ら変わることはない]
[何を、とは付けず、
おしえて。たすけて。と求めていた*]
(31) 2008/11/27(木) 10:38:10[墓碑群]
鍵っ子 ルリが接続メモを更新しました。(11/27 10:38)
>>28
今でも聞こえているよ、世界の歌が。
ヒトに犯され、苦しんでいる世界の歌う呪詛も。
ヒトに壊されて、元に戻れなくなった世界の悲しみも。
皆、皆、聞こえているよ。
世界は美しい、この想いに嘘偽りはない。
ただ、それがヒトの世界ではないというだけ。
美しいのは、ヒトの作った世界じゃない。
本当に美しいのは、ありのままの世界だ。
ありのままである女性が美しいように。
素直な青年に好感が持てるように。
美しいのは自然。人工じゃぁない。
[ルリにはそう答えた。]
(+47) 2008/11/27(木) 11:46:53[お散歩中]
ありのままの世界が美しい。
そこまで理解していながら。
君には、ガラスを突き破って世界をその目で見る勇気も、還る勇気もありやしない。
この閉ざされた箱庭世界の歌に囚われて。
ただ、喰らうだけ。
(+48) 2008/11/27(木) 13:47:49[どこかを。]
星の命すら、いずれは宇宙(そら)に還る。
その過程が不自然でも。還れば結びつく、自然。
けれど、生きて結びつく自然に戻れるのであれば、それに越したことはない。だから。
だから……時が来て目覚めた時は恐れずに。その目で見、その耳で聞き。その肌で感じ。世界を見るんだよ……。例えそれで自ら滅んでも。それは自然のサイクル。
あの二人も。何か方法が見つかるかもしれない。また、あの時のように過ごせる方法が。
賭けてみよう。未来に――
[″結ぶ者″は、その目を静かに閉じて。かつてその言葉を伝えた者は……*]
(+49) 2008/11/27(木) 13:53:21[どこかを。]
[ひつじのぬいぐるみが、込められた祈りを奏でた。
零れ落ちた音、零れ落ちた涙。そこに濁りはない。
墨色に透けた亡霊が、俯くプレーチェの頬へかかる髪を
ひと房掬い――軽く手巻いて、柔らかに梳き下ろす。]
…心なら。
救うよりは、掬うのがいいのかもしれません。
[言葉はユウキ>>+44へと向ける。プレーチェが、>>+29
『でも、誰も恨んでないよ。』そう言った様子を思い]
(+50) 2008/11/27(木) 15:13:02[常に気儘]
「おいしそう」なお嬢さん。…
ミナツさんでしたね。
[楽園の言葉を訝るミナツ>>+16へは、感謝を示して
蒼褪めた右手を差し伸べる。青い花を描いたその手へ
触れさせてほしいと強請るように――叶えば彼女の
右手を掬い、上体を折って掠めるくちづけを添えて]
…色を有難う。
私の目には、花はずっと…乾涸びていたので。
(+51) 2008/11/27(木) 15:13:19[常に気儘]
…ひとの手は、目の前のものに想いを乗せる。
[ミナツの手に在る、色鉛筆とスケッチブック。
プレーチェが抱える、黒い上着とぬいぐるみ。
ユウキの胸ポケットには、ペンが挿されたまま。
レンはあたたかなマフラーと共に、強い想いを。
―――皆、みにくいはずの人工のもの―――]
(+52) 2008/11/27(木) 15:13:39[常に気儘]
…ひとが、自然と自らとを違うものと
錯覚するようになったのは、わざわい。
[空気を震わせぬささやきは、夢喰らいの少年が口にする>>+47
「ヒト」…と同じ音を紡ぐ。「ひと」…響きは如何に異なるか。]
あなたには、世界の歌が聞こえるようですが…
少々、思い上がった聴衆のように見えますよ。
私と同じでね、評論家さん。
[問わず求めず、バクへは――ただ感想だけを口にした。
彼の世界が完結したものならば、knockは*必要なかった*]
(+53) 2008/11/27(木) 15:14:20[常に気儘]
微睡む亡霊 テンマが接続メモを更新しました。(11/27 15:14)
[>>+50俯いていた顔を上げて、上着の主を見上げた。
口を薄く開いたが何も言えずに、離れる背中を見送った。
墓碑のある、向こうの世界は霞がかって夢幻のように見える]
箱庭の楽園。
作りものは、オリジナルを越えない。
[朗読するような調子で呟いた、その意味を娘は知らない]
(+54) 2008/11/27(木) 17:44:37[ふよふよ]
ルリ。
[何かに潰れてしまいそうに見える少女の名を、ただ呼ぶだけに留まる。
羊を模した布地を抱きしめる手に力が入った]
カナメは言っていたよ。
それでも生きるしかないんだって。
「それ」って何だろうね。
[問い掛けるわけではない口ぶり。
“カナメ”のことは、とうに*見失っていた*]
(+55) 2008/11/27(木) 17:55:59[ふよふよ]
箱入り娘 プレーチェは、ここまで読んだつもりになった。[栞]
掬う…
[聞こえた言葉をかみしめるように。]
どうやら僕の柄杓は、底が抜けてしまっていたらしい。
…無理に繋ぎ留めず逝かせていたら、彼は壊れずに済んだ?
[愚かな行為への戒めのように、
自ら命を絶とうとして果たせなかったものへの処置も、それでも避けられぬ後遺症も、死よりも辛い責め苦。]
(+56) 2008/11/27(木) 18:10:38[佇む。]
眠り姫 ペケレが接続メモを更新しました。(11/27 19:41)
(-27) 2008/11/27(木) 19:49:48
(-28) 2008/11/27(木) 19:54:35
[目を閉じて >>1:*9 を思い出す]
いま、せかいはなにいろなんだろう?
(*3) 2008/11/27(木) 19:55:49
[ 『 ルリちゃん、ライデンさん。
──私に食べられてくれないかしら。』
眠たげなペケレの台詞>>18。否の余地が、言葉にはある。
それに対する否をペケレが持っているだろうことも事実。
プレーチェが伝える、カナメの言葉>>+55が重なって…]
………。
此処も、慣れれば悪くはありませんけどもね。
(+57) 2008/11/27(木) 20:31:43[常に気儘]
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