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かわいそうに、なぁ……
[止したナイフはそのままに、傷口から溢れる血の匂いをかぐ。
息耐えるまで、腕の中で抱きとめ。
二階へと、つれて上がることはできなかったから。
居間の隣にある、遊戯室のソファーへと、ねかせにいく]
/*
ヴァルテリお疲れ様!
やっぱり24h1000ptだとまきまき展開でないとな…
投票箱を出しつつこれでよかったのかといまだに逡巡しているおれです
こうして、投票が成されるのならば
人だと言われた人から…と、わたくしは思います。
もしまだ、ヴァルテリ様やレイヨさんが
見極める者だ、とおっしゃらるるのであれば
他の見極める者は被害にあわせては
疑われるかな…などと考えておりました。
[勿論、そのつもりが無いならば
見極める力持つものから―――とは思うものの]
/*
ぽつぽつ一撃する余裕は意外とあった。
正直やらかしてしまった感が強くてしんどいや。
本来、自分が吊られてる場面だったから余計に。
マティアスはクレストが
アイノは中の人が
それぞれ「自分のせいで」って負っちゃってて
二重につらい。
とは、いいわけで…
実の所。
先程の怪我の治療から。
マティアス様の血の匂いが
頭から離れないのですわ。
[喉を手指が滑り降りる
恍惚の表情―――喉の乾きを癒したい]
…レイヨさん、が選ばれたら、
きっと…
手にかけようとするひとを。
喰い殺してしまいますわ。
[狂うた人と言われるだろう彼への返答は
ひどく、沈んだ声となった]
― 夜 ―
[いいわけだと、そう紡ぐ若い狼の声に小さく笑う]
ああ……たしかに。
あの血の匂いは、な……
[その気持ちは分からなくもなく。
ゆるりと頷いて]
ならば、食べてしまおうか。
[怪我が酷いマティアスを。
人だといわれた者を]
[投票箱]
[名前を書いた紙が入れられていく。
その様をじっと見て―――
自分の分も含めた全てが集まれば、
ゆっくりと歩み寄った]
この、投票は。
処刑者を決める―――と、
そういうもの、なのですわね。
人が生きるための暴力。
きっと、それは…
[紡ぐ言葉は語尾を消し。
暫し目を伏せてから、部屋へと戻るのだった*]
―夜―
ええ、ヴァルテリ様。
食べて、力に致しましょう。
ここから、にげる為の。
[告げて、輪郭を揺らがせた。
少しコツが掴めてきた。
血が着いても平気なように衣服を脱いでから
髪と同じ桔梗色の毛並みの狼の姿へと変じる]
[そして、狼の姿での力の加減が分からず。
扉を派手に壊してしまった。
桔梗色の毛並みが、トビラの破片とともに散らばるけれど
空腹に苛まれた若い狼は、気付かない―――]
― 夜 ―
そうそう、食べねばならぬ。
[逃げるためにも。
ゆらり、と姿を変じて。
灰色の狼が桔梗色のあとにつづく。
毛がおちたことには気づかぬまま、破壊された扉の間から控え室へと入り。
イェンニの食事の合間、怪我した男に食いついた]
……獣に食われるなら、先に食われていれば、よかったのにの。
[村の周囲の獣におそわれたのだろう。
傷跡に牙をつきたてて、血肉を食らった]
[深夜の食事を終えたあと]
……さて、見つからぬうちに戻るとするか……
[ついた血を舐め取るように毛並みを整えて。
イェンニを促して現場を離れる。
レイヨがおきているのなら、無理はしないようにと伝えて。
一度部屋に戻り]
>>28
ヴァルテリから、票を聞く
おかしい。確かに白紙で出したはずなのに。
無意識のうちに名前を書いていたのか。それとも、そんな狡い思惑などお見通しだと言わんばかりに、誰かの名前が記されるよう何らかの細工が施されているのか。
いずれにせよ、自分の浅はかで卑怯な弱さと甘さが、アイノを死に追いやったのは確かで。
本来であれば、ここで冷たくなっていたのは自分で。
マティアスが死んだのだって、自分の甘い考えが招いた事かもしれない。
おそらく、アイノと、アイノのそばにいたレイヨ。ふたりのどちらか、あるいは両方が票を投じたのは自分だろう。
ごめんなさい。
僕が殺したようなものです。
それは、声にならない唇が形作る言葉。
箱前に戻ったら展開をみつつ清書して投下
[居間の隣にある遊戯室は、大きめのテーブルと、ビリヤード台。
そして幾つかソファが置かれている。
その一つにアイノを寝かせて、ナイフを抜いた。
命を落としても、まだ溢れる血が流れ出す。
手を汚す赤い色を眺め]
はやく、終らせねばな……
[手についた血を舐める。
血潮の味に、ゆるりと瞳を伏せ。
血に濡れた果物ナイフをさげたまま、遊戯室から廊下へとでた**]
― 早朝 ―
[アイノの血を舐める。
若い娘の血はあまく感じられる。
こんな無粋なナイフではなく、牙で引き裂きたかったが――]
さすがに、こんなじかんでは、の。
[狼になるにはもう夜が明ける。
なによりマティアスを食べたあとであるから、それほど飢えてもおらず。
ただ、もったいない、と深い吐息を零し]
アイノが、選ばれたぞ。
[そう、伝える声だけを届けた**]
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