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ちょっと待ってな。
[不安そうなキクコに頷いて見せ]
オレらちょっと行って来るから、目印に扉開けておいてくれよな。
[厨房に向かう面子に言い残し小走りに*追いかけた*]
─大広間─
[扉を開けると、そこには誰の姿も無く。水晶球がひとつ転がっているのみ]
……アンさん……?
[大広間の窓からの赤い月が、きらりと水晶球に反射する]
[ギンスイにぶつかりそうになり、]
おっとっと、すまんすまん。
鶏のほうにもすまんな。
[(いや、絞める手間が省けていいのか?)なんても思いつつ]
ん、手がどうした?何もしてないからなんともないぞ。
何もしてないのに割れるから問題なんだが。
ドジっことかおっちょこちょいとかそれ以前の問題だ。
[慰められると]
ん、落ち込んでるように見えたか、すまん。
いやこれでもましなほうでな、昔なんかもっとえらいことになってそれは阿鼻叫喚な・・・。
[そういえば今見た限りはコップやら何やら、色々とあぶなかしげな物のもあったりもしたが、皿一枚以外は落ちてないなあ、とか思い]
・・・今のは戸をあんまりばたばたやってたせいで落ちただけとかそういう問題か?
[起きた時の事を思い出し、ひょっとしたらとちょっと前向きに考えてみるが、再チャレンジするにも怖いような、せめて自分で落とした皿の片付けくらいしたいような。悩む*]
[ムカイに言われたとおり、大広間の扉は開けたまま、水晶球に手を伸ばす]
……?
[真っ黒い水晶球は、光を反射するけれど、月明かりに透かしてみても中は見通せなかった]
[なんだか、思った以上に大変らしい>>36。
も一度、ぽむっておいた。
皿へ目を向けるのには、ふるふる横に首を振る。自分がやるつもりらしい]
…、?
[と。
丁度良いので、窺うように首を傾げてから、ゾウサクの帽子へ、その花へ手を伸ばし]
っ?
[突然聞こえた声。
しかし、多分、目の前のゾウサクには聞こえていないのだろう。
おそるおそる、もう一度指を伸ばし。
今度はしっかり手に取ると]
…、
[こくり。
頷くのは、ゾウサクへでなくて、花へ。
ごそごそ、ポシェットから取り出したるは、白い花のプリントされたシール。
ぺたり、ゾウサクのおでこに貼り付け。にこり]
[多分わけが分からないゾウサクに、何か問われればジェスチャー出来る範囲で答えるだろう。
とりあえず、皿を片付けて、材料があればオムレツを作ってから、大広間へ戻るつもり*]
なんだろう。これ……
[きらっとしたものが視界に入る、袖口から伸びる、きらきらとした銀色の糸]
んー……?
[明らかにブラウスとは違う白さ。ひっぱっても切れない。意外と丈夫だった]
どこかと……繋がってる?
[糸は、1〜2m先でふつりと見えなくなるけれど、先があるような*感じがした*]
美ニワトリ。
[>>20ゾウサクの言をニワトリを見ながら繰り返す。
ニワトリが光り輝いた気がした]
そうそう、ここですよここ。
この冷蔵庫がこの子らの保温器。
[発見された厨房に一歩遅れて脚を踏み入れる。
砕けた皿には]
あたしやりますよ。
箒はどこかなー。
箒っていうか箒だけどなんていうか、そう、魔女の箒…。
[児童書に出てきそうな形の箒に、徐に跨ってみたり。もちろん浮かんだりはしない。
>>41ギンスイがゾウサクに貼ったシールには]
お似合いですよ。
[いつかと同じように真顔で。
コンロに向かうギンスイを横目に、割れた皿を手早くかき集める]
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