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ここから、更に下?
一体、何が……。
[あるんだ、という呟きは、周囲の石壁に吸い込まれて消える。
足音すら呑まれそうな静寂の中、石造りの階段を降り切った先には]
…………墓?
[奥が見えないくらいに広い空間。
そこに、いくつもの墓石が整然と並んでいた。*]
…………いやあ…………これ……って。
[これは何といえばいいのか。
さすがに予想外過ぎて、言葉が出なかった]
……こんだけ死んでる、って話だとしたら、それこそどんだけ、って感じなんだけど。
[ないわー、ないわー、と口では軽く吐いているものの。
内心にあるのは、本気でヤバイ、という戦慄]
……『ゲーム』、ねぇ。
命をチップにするゲームとか、マジで勘弁って感じなんだが……。
[そうは行かない、というのは。
先に刻まれたものが、淡々と主張していて]
……上、上がるか。
[今はここにいても已む無し、と思うから。
一先ず、上の階へ戻るべく踵を返した。**]
これだけの厚意を受けられるのですから。
多少の理不尽なら求められても仕方なしと思っていましたが。
[>>32普段からそういうことにも慣れているので、サラリと返しつつ。
同じく窓の外に視線を向けて、お茶で憂鬱を飲み下した]
それは災難でしたね。
住人がいると知れてもこれでは。
どうにか出来ると良いのですが。
[出来れば誰も犠牲なく、とは甘いと思っても浮かぶもの。
幾度目か傾けたカップはもう空だった]
……私も少し身体を動かしてきてみますね。
[お代わりが必要かと現れるメイドに首を振り、カウコに丁寧なお辞儀をして大広間を後にしようとした**]
― 二階・廊下 ―
[屋敷の中はまだまだ見ていないところばかり。
一回の庭園と二階であてがわれた客室と、さっきまでいた大広間ぐらいしかしらず。
三階にあるという展望室や地下にも足を運びたいところだが、まずは、と。
いったん二階に戻り、数ある客室の扉を眺める]
――自分の部屋、はわかるとしても。
ほかの人たちがどの部屋か、とかはわからんなー。
[客室の数は意外に多かった。
少なくとも10部屋以上あるように見える。
数が多くて見間違えているだけだと思いたいが、どうやら間違いではなさそうだ]
一階も広かったから、まあわからなくもないけど。
いや、多すぎだわ。
[これは、あのからくりの持ち主を探すの無理じゃないかとちょっと投げやりになり。
ため息をついたところで、メイドが一人、部屋からでてくるのが見えた]
お、すんません。
その部屋って、からくりの鳥の人がいる部屋?
[近寄って問いかければ、そうだと答えは返ってくる。
仲介してもらえないかとの問いにはメイドは答えないまま立ち去って]
しゃーない、自分で声をかけるか。
[メイドが出てきた扉を幾度かノックし]
すんませーん、ちょっと話したいんですけどー。
宴のこととかいろいろと知ってることありますかー。
[名前もなにも知らない相手に、扉越しに声をかける。
長逗留しているらしい相手からの返事があるか、ある程度は待つつもりで**]
[それは、宴の開始を告げられるまでなかったもので。
だというのに、抗おうという気すらなく。
ただ、時が過ぎるのを待っている――]
[しばらく待ってみたが人の声での返事はなかった。
からくりの鳥がメッセージを伝えにきたのならそれを確認し。
それすらないのなら、空振りかと肩をすくめて、扉から離れ]
上と地下、と、どっちにするか。
[さて、と悩みながら会談へと向かう]
[外からの呼びかけの後。>>40
部屋の中から響いてきたのは、何かが崩れるような音。
それからしばしの静寂を経て細くほそく扉が開き、かたかたぱたぱたと音を立ててからくりの鳥が姿を見せた。
嘴にはひどくよれた紙が一枚]
『うたげはこわい』
『あかく、あかく、すべて、そまる』
[記されていたのはそんな言葉。
慌てて書いたのか、文字は酷く乱れている。
からくりの鳥からその書付を受け取る時、耳を澄ませたなら、僅かに開いた扉の向こうから響く、震える声も拾えるか]
「こわい、こわい」
「はじまってしまった……はじまってしまった」
「ああ」
「あのこ」
「ころしてあげなきゃ……!」
[震える声は、まだ若い男のそれのようにも聞こえるが、掠れてよく聞き取れず。
直後に、僅かに開いていた隙間もぱたん、と閉ざされて]
くぅ。
[残ったからくりの鳥がただ、首を傾ぐのみ。**]
[一階に戻って来た所でさてどうするか、と思いつつ。
歩き出してほどなく、大広間で別れたカウコの姿>>42に気づくと、よ、と言いつつ手を挙げた]
……いやあ、地下は中々とんでもなかったわー。
[そんな前置きから、自分の見てきたものを伝えて。
ため息と共に落ちた言葉にああ、と頷いた]
……まあ、正直身動きの取りようもないし。
頭冷やすためにも休んだ方がいいかもなぁ……。
[それはそれで不安もあるけれど、色々と煮えているのも確かだからこう言って]
で、そちらはなんか収穫あった?
[それから、気を取り直してこんな問いを投げかけた。**]
[アルマウェル>>45に、だよなー、と頷き]
まあ、ちょっとでも休んでおかないと。
地下にそんなやばいのあるなら、何があるわからないし。
疲弊して逃げられないってのも困るからなあ。
[客室にカギがあるのかは確認してなかったが、
屋敷の人間が開催してる宴だったとしたら元から意味がないものだし、とも思う。
アルマウェルの問いかけに、二階であったことを思いかえし>>46]
あー、からくりの鳥の持ち主に声をかけてみたけど。
ろくな情報は手に入らなかった。
これ、ぐらい、かな。
[聞こえた言葉をつげるかどうかは迷いながら。
よれよれの紙をポケットからだして、アルマウェルへと見せた*]
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