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[と、ふと矛盾に気がついた。
こんなにも遅くなったのは、自身も今の閣下が「贋作」と知っているからなのであるが。]
えーと?「モスクワの白い鷹」?
財宝の在り処なら、今君が人質にしている、ミズノフスキー閣下が存じておるのではないだろうかね…?
/*
マティアス護衛。
排除は「マティアス→ウルスラ→イェンニ」。
むう、ウルスラとマティアスがバトったら間にはいってマティアスに加勢したいな。
[音には気付いたけれど、それはおくびにも出さずに気付いてない振り。
そして何げなく座り込み、ガーダーにある薬を一つ取り出して、ポケットに入れ、密やかにカードを握る手は戦うそれになっているが、優雅に歩き続ける。]
風が強いわね。
[そう呟きながら、周囲を見渡す。]
─運転室─
そう思わないかね。君。
[運転士の向かいにしゃがみこんで、笑顔のまま小銃を向ける]
「おかしい」そう、顔に書いてあるよ。
「ミズノフスキー閣下がこんなおかしなことを言うわけが無い」その通りだね。
[実に楽しそうな表情]
はー、疲れた疲れた。だけど、ま。
一応「お宝はある」ことと、「所在不明」なことは分かったか……
[うーん、と頭を掻いて]
あー……そういえば「閣下がつかまった」んだったか。閣下には興味ないけど。
お助けして差し上げたらちらーっと……見せてくれたりするかな。財宝。
[鞄をひっかきまわして袖に仕込んだワイヤーよりも太いものを取り出した]
おっし。行くか!
[一等車へと急ぐ]
[手帳の一番後ろを開く。
そこにあるのは古い家族の写真]
…取り戻さなくては。
[呟く。
写真の中の小さな少女は、眼鏡の主に何処か面影が似ていた]
…Taistelen.
Meidän ylpeillä on uudelleenpyydetyistä
[それは、ロシアという国によって奪われた言葉だと気づくものはいたか。
誰一人としていない部屋でつぶやいた言葉。
手帳を再びしまうと廊下へと出る。何やら前方が騒がしい。
自然と足はそちらへと向かう]
/*
所在不明って言ってるのに見せてくれないかなってw
ちょっとよく考えたら矛盾してるけど、
「衛兵には所在不明」であって「閣下は知ってる」と思ってるってことで。
っていうか無茶振りので絡みにいかなきゃいけないし。
ミズノフスキー閣下の部下は無能ぞろい。
ロマネス家の秘宝を持ってくるものも居なければ、突入するものも居ないし、主人すら守れない。
[銃口を運転士に向けたまま、ゆらりと立ち上がる]
──少しは楽しくなるかと思ったが。
[引き金に指をかけた所で>>44>>46が耳に入る]
『残念だが、すでに奪われた後のようだ。
今は、どこぞの悪漢の手にあるようだよ』
[低い声で外に向かって応える]
あの声はじゃないな……誰だ?
[運転車両までくると、ひょいひょいと身軽に屋根に上っていき、適当なとっかかりを見つけてワイヤーを引っ掛ける]
よーし。
とりゃー!!!
[ばりゃああん。ワイヤーにつかまって窓を蹴破って運転席に侵入]
閣下ー、お助けにまいりましたよ……ってあれ?
>>53
ようこそ悪漢君。
[一瞬だけ目を丸くした後、銃口をアマルウェルに向けようとする]
ロマネス家の秘宝を持ってきたのかね?
−運転室付近−
…?
[衛兵たちが騒がしい中を、その流れを逆らうように前方へと向かう。
必要があれば、実力行使で黙らせるまでだ]
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