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[ほら、聞こえないだろうか。よく耳を澄ましてみてほしい。私はいま、コルネリカ港にいる。
かつて戦に明け暮れた港も、様々な経緯の後、今は穏やかに栄え、名物[小凶]味ウニ丼や食べれば[6時間前]には未来が開けると言われるしらすかき揚げ丼など海鮮料理目白押しの港町だ。きっとこの漁港に上がらない海の幸は無いに違いない。
ほら、聞こえないだろうか。彼らの声が。
「海鮮を制する者が世界を制する!」
世界の7割は海だという。
海鮮――海戦を制する者が世界の大半を制するという彼らの言葉は偽りではない。
美味い海鮮を食べ士気を高め、海戦に勝利し、また美味い海戦を食べる。コルネリカはこうして勝ち続けたのだろう。
ヴァルター=V=ラーゼン『村長さんちの魚市場でダジャレを連発した』 第<90>話より]
[「戦うよ」
言葉が短くなってしまうのは、震える声を聞かせたくなかったからだ。マッテオは、情けないと思いながらも、伺うようにイレアナの表情を見てしまう。明かりは彼女が持つ蝋燭ひとつ。暗闇の中でも、しかし彼女は自分の表情を見逃さなかったに違いない。
彼女は、まさに父の魔の手に晒されようとしている今でさえ、自分よりも毅然としていて揺るぎがない。刻一刻と迫る時間など無いかのように、じっとマッテオの言葉を待っている。]
[「……ヴィルコラクを」
机の上に置かれた地図。
支流に挟まれたその城を手に入れることが出来れば、ピジェの――父ののど元に食らいつくことが出来る。
父の。
執着王と呼ばれる父。
この世の全て、形のあるなしを問わず、全てを手に入れようとするどん欲な人。]
[一瞬の物思いの間も、イレアナは変わらずマッテオを見ていた。思考の先にあった言葉さえも見透かされたような気がして、一度だけ、ゆるりと頭を振る。
「ヴィルコラクを襲撃する」
振り上げた手を、躊躇わず振り下ろす。
がん、と堅い手応えが決意を揺るがすように懐剣を握った手に返ってくる。
これは父との決別。
これは自分の決断。]
[「私は貴方の半身。どんなときでも貴方と共にある影となります」
ことり、小さな音で蝋燭台が机に置かれる。
イレアナの声が近い。顔を上げる。少しだけ笑みをのせた唇。穏やかな顔。なぜ今、そんな表情を浮かべられるのだろう。
抱きしめればわかるだろうか。手を伸ばす。今生最後の抱擁になるかもしれない。きつく柔らかな体を抱きしめた。
懐剣の鈍色の刃は、地図のヴィルコラクを貫いた。
地図の穴は元には戻らない。私も後戻りはしない、マッテオは決断した。名を捨てる決断を]
うん、さすがウルスラ。
[満足げな声>>45に笑みで応えるが、続く言葉にはあいた、という顔]
ああ、それを言われると弱い!
あのチーズケーキも意外なものが入ってるのかな?
いや、特別なことはしてないって言ってたね。
んー。
今年もじっくり研究の年だなあ。
[考えつつもようやく魚市場アイスを食べ終え、息をついた]
[>>47 村長さんちの魚市場ダジャレingを読みつつ、じゅるっと口を拭う]
ああ、また腹減ってきた。市場とれとれのウニとかとれたてしらすとかたまらん。
9世紀だと、保存はきかなかっただろうが、地産地消でオッケーだよねん。
あー、んー。ヴァルター食ってねぇで仕事しろ、と思いつつ、やっぱり食いものの描写はいいな。
補給線が長くなればなるほどツライとはいえ、港はおさえたい要所だし、襲撃はいくつもあっただろう。
地形に恵まれてない、か。潮の流れの癖とか、天候とか、色々条件が重なったりしたのかな。
港町は他との物資の行ききがなくなっても、食いもんは海から取ってくればいいしなあ。塩もあるし。
野菜系は厳しそうではあるが。
[言いながら、その辺の袋をごそごそ。なんか食べよう。なんか食べよう]
[ウルスラの提案に、目を丸くして]
あれ、見学していいの?
今まで何度聞いても、はぐらかして教えてくれなかったのに。
さて……そうだねえ。
[ひらひら揺れる地図を見て、
ウルスラの顔を見て、
室内の面々の顔をぐるりと見渡して]
そう言われたら、挑戦しないわけにはいかないでしょ。
真実も大切だけど、そこへ辿り着くまでのロマンを大切にするものとしては。
[にっ、と口の端を上げた]
ああ、でもね?
試行錯誤の間に生まれるチーズケーキを引き受けてくれる人は、随時募集中。
共にロマンの道を彷徨おうじゃないか。
店で売るわけにはいかないし、自分で食べきるのも限界がねえ。
ふふっ。やっぱり簡単な道じゃなくて、
自分で挑戦する道を選びますか。
そうこなくっちゃね〜。
[ミカの返事を予測していたように、うんうんと頷き]
歴史上のウルスラ……トゥナも、シュテルをこうやって焚きつけてたのかしら。
そうだったら、いいなぁ。
そういう女性、大好きだもの。
……そっか。
[>>54部屋から出る背中にかけた声、届かなかったのか、と少し眉尻を下げた]
さすがのエトゥでも、この甘さは無理なのね。
[カフェボウルなどというおしゃれなものはなく、見つかったのは年越しそばを食べたどんぶり。
笑うアルマにつられるように少し笑った]
ん。多分無理だと思う。
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