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[情報を求めて向かった酒場の女性宅に、
当の本人は不在。
しかし狭い村の中のこと。
噂や騒ぎはすぐ少年の耳に入る。]
何を騒いで居るの?
[自警団の倉庫の入り口。
覗き込む姿は何処か滑稽な物を眺める眼差しに似ていた。]
無理です。たえられません……。
[>>47 腕を引かれればそのまま、医師の後ろに隠れるように]
アーヴァインさんはさっきいなくなったままです。
昨日は、昔、ここで魔女狩りがあって、また起きるかもしれないって……言っていました。
でも、さっき……聞いたのは、アーヴァインさんが、赤い髪の魔女に。
あれ? でも、殺された……魔女狩りにあったのは、アーヴァインさん? 気をつけろって、そういう意味……なんですか。
魔女が居る限り「魔女狩り」が終わらない?
[そして視界に入る赤い髪>>51に気づき、小さく悲鳴を上げた]
失礼、やはり、みなさんここにいましたか。
[容疑者、と言われた顔ぶれがそろった倉庫をぐるりと見回して]
クインジーがいませんね、まあ彼なら呼び出しになど応じないかもしれませんが。
[小さな我が子の目に処刑台が触れないようにしながら]
[問われると、考え込むように俯いた]
…看護婦のおねえちゃんは本物の魔法使いなのかな。
でも、魔法使いは生きている狼さんを見つける魔法は知らないわ。使えるのは、いなくなった人が魔法使いか狼さんか分かる魔法よ。
その魔法を使って狼さんを見つける方法は…。
ウェンは好きじゃないわ。
[握った手に少しだけ、力が加わった。
やがてたどり着く自衛団倉庫]
あの、状況が分からないんだけど、
アーヴァインさんは魔女に襲われたの?
それともWolFの奴らに襲われたの?
ヴィンセントさん、アーヴァインさんの状態は見ているんですよね。
どういう状態だったんですか?
[>>57ラッセルをチラリと見遣る]
確かに…“魔女”はいないでしょうね。
でも“魔女狩り”と称して人を殺める人間が存在するのは事実よ。
WolF? 魔女狩りの再開?
何それ?
[状況が掴めないまま、辺りを見渡し話を聞き齧る。
誰かが掻い摘んで今の状況を教えてくれただろうか。]
へぇ、で、結局アーヴァインは誰に殺されたの?
WolFって奴? それとも魔女?
魔女なんかいるわけがない、確かに。
けれど、魔女だと思われている、という可能性はありますね。その、WoLFという組織に。
我々の祖先はある時期集団でこの地に移ってきている、魔女狩りの時代に。
[ラッセルやローズマリーの会話に、ぽつりと声をはさむ]
[父の背後からちらり、盗み見たのは鋭い刃。
声をあげそうになって懸命に呑みこむ。
無意識に肩にかけた鞄を握る手に力が入った]
パパ…ここで、狼さんを探すの?
狼さんはここにいるの?
[そこにいる大人たちを見まわして、最後に父を見上げた]
[>>57 ラッセルと視線を合わせないようにしながら、首を横に振る]
私は、なにもされていない……です。
でも……アーヴァインさんは、殺されています。
[>>53 >>56 を聞いて不安げに、呟く]
クインジーさんははどこに居るんでしょう。
『魔女狩り再開』と書いたのはアーヴァインではない。
字が違うからね。
加えて、彼の遺したと思しき血文字に意味を見出そうとするなら、『アーヴァインはWolFに殺された』となる。
そしてそれは、『魔女狩り』という名の殺人をしている秘密結社であるらしい。
[集会場から持って来た一冊の本をパラパラとめくりながら、言葉を吐き出す]
もしくはそう思わせようとした、か。
……アーヴァインは、どうして僕らを、こんな、ウェンディという子どもまで含めて『容疑者』としたんだろうね。
[取り交わされる魔女についての話を不安げに聞きながら、
何かに気づいたように、容疑者のメモに書かれていた名前を、自分の名前も含め一つ一つ読み上げる]
クインジーさん以外、おられるんですね。
[そうして視線を処刑台へ]
[>>54少女の言葉に、思案げに視線を迷わせ]
この話が「誰かが魔法使いを狙っている」のならば、魔法使いは私たちの敵ではなくなる。魔法使いがパパたちを敵だと思わない限りはね。
けれど、ニーナが魔法使いらしいというのは、ニーナが言うことだけが元なのだし……パパもその方法で『狼』を探すのは、嫌だな。
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