93 じんろうさまのかみかくし村 〜まよいみち〜
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―― 1963ひまわりのまよいじ ――
[なつかしい煙草のにおい。
感じて歩みを進めたその先に見えたのは――>>47]
お金持ちのレンさん。
[それは、子どもがあだなで呼ぶような調子*]
(52) 2012/ 7/29(日) 10時00分位[神様の花のそば]
>>49
女の子からはおごられない主義なので。
奢るとも限らないけどな。
[けたけたと笑う]
射的すっか。
ひとりでやってもつまんないし?
(53) 2012/ 7/29(日) 10時50分位[どくろマーク]
―ひまわりのまよいじ―
[歌姫のふくれ面へ鼻を鳴らした。
六月さんの艶は、特別。
あの域へ達すのは非常に難しい。なんて思惟。
だが。]
正直を言えば、六月さんの歌より
貴女の舞いのほうに惑わせられるね。
―――ふ。
神隠しは終わった のか…。
だとしても、自ら出向くことはできるだろう。
[背の高い向日葵たちの影が、行く先に伸びている。
それらの陰りの濃いほうへと進みつつ]
(54) 2012/ 7/29(日) 11時50分位
日光がささない、暗くて涼しいところ。
休むには丁度良いんだよ、ワタシにはね。
[少し、掠れる声。
此方へ伸ばされる手が、視界の端に映る。]
何故、ついてくる。
そんな風だと、このまま連れていってしまうよ。
[その手首を強く掴んで、引き寄せようとした。
その時、]
(55) 2012/ 7/29(日) 11時50分位
[唐突な、娘の声。>>52
あだなで呼ぶような調子に戸惑いあらわれ、動作も足も止まる。]
……チカノ?
[手の先から伸びる微かな紫煙。
異国の神話の一つと同じに、向日葵の迷い路の出入り口まで続く糸。*]
(56) 2012/ 7/29(日) 12時00分位
―1963ひまわりのまよいじ―
[チカノと一緒にひまわりの中を抜けると先ほどまでと違う、暫くぶりのひまわりの迷路。
暫くぶりにみる夏の風物詩>>47]
あのときの…!
[口をついて出た言葉は初めて顔を合わせたとき>>1:42を思い出しての言葉]
(57) 2012/ 7/29(日) 16時50分位[ひまわりのあるところ]
―現代・祖母の家―
[ここに来るのは大学生ぶりだった。
女からは弁護士になったことの報告と祭りの話をすると
その祖母からは50年前の神隠しの話を聞く。]
やだ、異世界なんてそんなことあるわけないじゃない。
夢でしょう?
[女は真剣に話す祖母に冗談っぽく返した。]
(58) 2012/ 7/29(日) 18時30分位[ひまわりのあるところ]
医者 ユウキが接続メモを更新しました。(07/29 21時50分位)
はい。
[>>56きょとんとした顔でレンに返事をする。
陽光に輝く細い糸を、楽器のように弾いて、それから耳にあてた]
レンさんは、神様に会いにいくんですか?
[問いかけるその最中にも距離は広がる。
いっぽいっぽ、時折振り返って『入り口』の方へ糸を辿る]
(59) 2012/ 7/29(日) 22時10分位[神様の花のそば]
下宿人 チカノは肩書きを「下宿人あるいは学生」に変更します。
―― 現代/射的屋 ――
倒すのがためらわれる的ですね……
[狛狼を模した的が並ぶ夜店前。
ポシェットから写るんですを取り出して何枚か撮影]
この村、むかーしむかしに神隠しがあったって本当ですか?
[店の若い男は、この辺の者ではないからと薄く笑った]
(60) 2012/ 7/29(日) 22時10分位[射的屋]
― 1963 向日葵ノ迷路 ―
[鼻を鳴らす相手に、不満げにふくらむ頬だけれど]
……え?
[惑わせる。
その言葉に瞬きする。
六月さんより、と比較する言葉、飲み下すまでに少しかかったから、間の抜けた顔はしばらく続いた]
自らって、行く理由が、あるの?
[誘うように揺れる影。
行き先示すように一方へと伸びていく]
(61) 2012/ 7/29(日) 22時20分位[1963.向日葵迷路]
―昔々のお話―
[水芙蓉の精霊の棲む湖があった。
ある日のこと
湖へやってきた人間と水芙蓉の精霊が出会い、
たちまち、人間と精霊は恋に落ちた。
精霊は人間の手を引いて、湖面の下へ消えた。
そうして精霊と人間は、向こうで添い遂げたという。
そののちに
水芙蓉の湖から現れた、子供が一人。
この子供は、あの精霊と人間の間に生まれたという。
水芙蓉にちなんで子供は蓮と名乗り、蝶々を飼って人間たちの世界で暮したそうな。]
(62) 2012/ 7/29(日) 22時20分位
そ、そんなのっ
私が――
[掠れる声、耳に届く。
掴もうとしていた男の手が動く。
酷くゆっくりに見えた。
相手の言葉の意図も、動作の意図も、確かめる前に]
……チカノちゃん、と、ヒナさん。
[見えた人影を呼ぶ。
レンが立ち止まれば、自然とその距離は近づいた]
(63) 2012/ 7/29(日) 22時20分位[1963.向日葵迷路]
―― 迷路 ――
[>>63呼ばれた名前に振り返る。
そこにいる歌姫に、くすくす笑った]
さっき、謡っていましたよね。
[指先で触れていた糸。出口側から入り口側へとぐいと引っ張って、それから離した。
風の吹いてくる方へと、駆け出す]
(64) 2012/ 7/29(日) 22時30分位[昔:迷路 現:射的屋]
― 迷路 ―
き、聞いてたの!?
[くすりと笑う顔が見えれば、さ、と顔を赤らめた。
彼方から此方へ、消えた人を、行こうとする人を、呼ぶ謡い。
聞く者が在るとすれば、ショウイチくらいだろうと思っていたのに]
……?
[チカノが宙に伸びた糸を、引く仕草]
あ――
(65) 2012/ 7/29(日) 22時50分位[1963.向日葵迷路]
―過去・ひまわり迷路―
[ザクロ>>63の声が聞こえればそちらに顔を向ける]
ただいま。
[自然と言葉がでた。
ただいま、この町、ただいま、私の日常、ただいま、私の感覚。
チカノ>>64が駆け出すと支えを無くしたように体は崩れ落ち、泣き始める。]
(66) 2012/ 7/29(日) 22時50分位[ひまわりのあるところ]
[駆け出す少女の後ろ姿]
……。
いってらっしゃい。
[くすり。笑って見送った]
(67) 2012/ 7/29(日) 22時50分位[1963.向日葵迷路]
―963 ひまわりのまよいじ―
[楽器のよに糸を爪弾く娘、そして女弁護士。
対峙して、苦笑いと返答を向けた。]
主目的じゃないが
そうだね、一応
おおかみさまに挨拶は。
で、あとは…
おおかみさまのところで、寝床を借りる心算。
[もう彼方には居ないかもしれないが、
己の蝶々もまた、気がかりの一つで。]
[自ら赴く理由、問い>>61への答えにもなるか。]
彼女らと一緒に行けば。抜けられるだろう。
[息、ひとつ。するりと距離を取り、ザクロを促した。]
(68) 2012/ 7/29(日) 22時50分位
ー 現代 ー
>>60
祟られそうだな。
つーか、あれ。どー見ても狼じゃなくて犬だろう。
[男の手に小銭を落とすと、コルク栓の詰まった銃を手に取る]
なんだそれ。
トンネルを抜けるとその先は…とかか?
[懐かしのカメラに瞬いて]
…デジカメねーの?
(69) 2012/ 7/29(日) 22時50分位[神社]
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