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─少し前─
酒屋の子なのにお酒飲めないなんて可哀相……。
[>>53酒屋と言えばお酒がある。
お酒があるとなれば飲むことが出来る。
気づいたら商品がなくなる事を考えれば、
逆に飲めないほうが良いのかもしれない。
少なくとも…に酒屋は向いていない]
だって、出されたら飲みたくなっちゃうし、
美味しいんですもの……。
[窘められて、ぷく、と不貞腐れてみる]
[>>54しかし健康の事まで指摘されればおしまいだ]
うう…気をつけます……。
[自制が足りないので素直にイルマの言葉に頷くが、
いつまで覚えていられるかは定かではない。
それにしても自分の店の売り上げより、
…の心配をしてくれるとはなんて良い子なのだろう。
彼女の店の売り上げに貢献したくなる程だ。]
あら、お手伝いしてくれるの?
ありがとう、すごく嬉しい。
[1人だとサボってしまうし、何よりも人手があるなら早く済んでこの申し出は有難い。]
あなたがいれば、今年はギリギリの完成も免れそうね。
[時間が出来たら是非にも手伝って欲しいものだ。]
きっとこの村は元気に動くイルマだけが頼りよ…。
[今、真面目に働いているのは全体の(02)割程だろうか。
酒盛りに勤しむ人、死屍累々となってる人を見れば、
イルマの働きは100人分に相当しただろう。*]
─ 湖畔→自宅 ─
[ふらふら、ふらふら。
障害物の無い道を蛇行しながら進む。
あまり早く動くと胃が悲鳴をあげるので
時には立ち止まったり中々距離は稼げない。
>>42地面に生える草を数えるかの如く俯いていたら
突然降って掛かる声に、緩慢に顔をあげる。]
……うぇ?
ユノラフさん、どうも……。
またこれから冒険ですか?
[大仰な機材を背負う姿にいつも思う。
これはカメラマンの装いよりも、冒険者のようだ。
カメラというのは嘘で、組み方を変えれば
武器にだってなるのだろう。]
[ぼんやりと考えていると、…の状態を当てられる。
何故分かったのかしら……、そうだユノラフの正体は
冒険者ではなくエスパーだった。
レンズを通して見られたら考えていることなんて
全部お見通し、嘘はつけない。じゃあしょうがないわね。
酔っ払いの脳内は脚色に忙しい。
下手したら口に出ていたかもしれない]
ええ…その通り、お恥ずかしい話です。
お薬を飲もうと思いまして………
あ、あの、決してサボりじゃないですわ…。
[言ってから、しまった、体調不良を理由にサボれた。
と閃いたがもう遅いだろうか。]
[体調不良と言っても、ただの酒酔いだからそれを理由にするにも厚かましい。]
私1人でも大丈夫です……よ…?
[どうせ付き添ってくれるならテレポーテーションを
披露してくれると有難いのだけれども。
足を踏み出せばふらりとよろけ、ユノラフに支えられる。]
あら、あら。
ユノラフさんは紳士ですね…。
エスパーは仮の姿かしら?
[酔っ払いの戯言、冗談だと受け取られただろう。
…は大人しく、ユノラフの付き添いを受けた]
ユハンヌス
北欧の夏至祭り。
夏至の前夜が一番盛り上がる日。
コッコはこの前の日の晩に燃やされる。
とかなんとか。
白夜といっても昼のような明るさではないっぽ?
―湖畔―
>>52
これはこれはご丁寧に。
[無愛想な顔で挨拶をしてきたその男に、皮肉ではない笑顔でそう返す。
職業柄、客の仏頂面など見慣れている。
興味を持ってくれるだけでありがたい。
どんな相手にも心からの笑顔で接するのが彼のポリシーだ。]
私はトゥーリッキ。観光客ではなく、旅芸人をやっております。
今日はこの村の祭りだと聞き、ぜひ、みなさんに演舞を観ていただきたいと思いましてね。
[そして、その男が籠に視線を向けたのに気づくと、それを少し高く上げて示しながら、]
相棒も一緒なんですよ。
失礼ですが、爬虫類は苦手ですか?
[ふらりふわふわと道を歩く。
時にはあらぬところへ向かおうとした…の腕を引いて
ユノラフは道を正してくれただろうか。
その都度、あらごめんなさいと言うも、改善は見られない]
そういえば今年も晴れるみたいですね。
良いお写真は撮れそうかしら?
[ユノラフの写真を何度か見たことあるが、
芸術に疎い…にもそれは繊細に移り目を引いた。
ただの風景なのに、発色や構図が良いのかユノラフの
手に掛かれば不思議と異世界の写真に見えなくも無い。]
今年のコッコは昨年よりも立派なんですって。
イルマが言ってたわ。
[昨年のコッコを撮ったユノラフの写真は、
炎の細部までが映し出されて生きているかの様に
見えたのを覚えている。
今年は更にすごいものが取れるのでは、
と密かに期待していた]
それにしても…あれだけのお写真を撮るには
きっと血を吐くような修行が必要なんでしょうね……。
[カメラなんか飾りで実は念写しているのだと、
酔っ払いの脳内妄想は行き着いた。
無論、正常時であればちゃんと彼の腕が良いと
褒めている。はず。]
一応頭痛はC狂になるための布石。
なれなかったら薬飲んですっきりします。
こいつ…直接脳内に……!?
とかやってみたいね。
ユノラフは霊能希望かなとなんとなく。
>>67
ニルスさんですね。どうぞよろしくお願いします。
ほう…昆虫学者を…では、こいつを見て卒倒する、なんてことはないでしょう。
ほら、ごあいさつなさい。
[そう言いながら、ニルスの顔の前でパカッと籠を開ける。
透き通るような白色の大蛇が、籠から頭を覗かせた。]
>>69
これは失礼。驚かせてしまったようですね。
[白蛇を見るなり、一歩引いたニルスを見て、さすがにいきなりはまずかったかと心配になったが、すぐに触っても良いかと訊ねられ、安堵する。]
ええ、どうぞ。
こんなナリですが毒もありませんし、おとなしいので襲ったりはしませんよ。
なんなら首からかけてみますか?
[彼にとって相棒は家族にも等しい存在。
蛇を見ると、悲鳴を上げたり、失神する者も多い中、興味を持ってもらえるのは、嬉しいものだ。
トゥーリッキは快く応じた。]
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