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これね!
[ギンの選んだ缶と同じものを両手にひとつずつ手に取り、矯めつ眇めつふたつを見比べて]
・・・これはどうやってあけたらいいのかな?
[じーっと見つめて、プルトップを見つけると、思いっきり引っ張ってみた]
”ぷぎっ”
[小気味良い音とともに勢いで中身が飛び出して、ちかの鼻の頭にぺたりとくっ付く]
にゃ!?
[飛び散った猫缶にちかの腕の中で毛を逆立てる。
そうっと首を伸ばして、ちかの鼻の頭についたマグロを舐め取った]
にゃ!
きゃ!?
やだ、ギンちゃん、くすぐったいよぅ。
[なぜかおかしくて、くすくすと笑い出す]
あわてなくても、たくさんあるよ。
ええっと、おさらとおさじ・・・。
[小皿を取り出し、スプーンで缶の中身をほじるようにして移し替える。
そしてスプーンに付いた猫の餌をぺろりと舐めて]
おいしい!
すごいね、ごちそうだね。
こんな小さな中にこんなものが入ってるなんて。
さあ、みんなで食べようね。
[感動しながら缶を次々にあけて、並べた皿に人数分移し終えると、テーブルのほうに運び始めた]
[猫缶を盛った皿とスプーンを人数分並べ、床にギン用の皿も置くと]
じいじ、アンちゃん、今日のご飯はわたしが用意したの。
これ、すっごくおいしいのよ。
いただきます。
[にこにこと嬉しそうに、スプーンで掬って口に運ぶ]
とろとろしてる。
おいしい!
[*喜色満面*]
ふみゃー!
[アンに美味しいんだぞ!と言わんばかりにひと鳴きしてさらに抗議をしようとしたが、
赤とんぼの歌が耳に入ったのか、ふいと玄関のほうを向いた]
にゃーん。
[やがてやってきたツキハナを見て嬉しそうに鳴くと、駆け寄って足元にまとわりついた]
― 回想 ―
うん、じいじはわたしが孫さんにん産むまで生きるの!
わたしもうすぐお嫁に行くし、だんなさまはどんな人かなぁ?
すごく楽しみ。
[明るい声でそう言うが]
・・・わたしは器量が悪いって言われてるから、あらなみは乗り越えられないのかなぁ?
[ちょっとしゅんとしている。
確かに腕も足も細くガリガリで血行も良くない。
髪も、伸ばしているというよりは切り忘れているという感じで、ぱさつきが目立っていた]
[ちかが手を出すには危なっかしすぎたのか、アンが台所からちかを追い出してしまってから割ったお皿などを片付けてくれた。
叱られると思ったのかちかは、最初は硬直して真っ青に青ざめていたが、やがて申し訳なさそうに]
・・・ごめんなさい。
アンちゃん、ありがとう。
[ぽつりと呟いた]
― 回想・終 ―
ええ?アンちゃん、猫缶食べないの?
好き嫌いしていると、大きくなれないんだよ?
[発育不良なのはちかほうなのだが、食べないというアンを不思議そうに見ている]
あっ、ハナちゃんおかえりなさい。
うわぁ、それが花嫁衣裳なのね。
きれいだね。
わたしももうすぐ着るのね。
[まばゆいばかりの白無垢に自分の姿を重ねたのか、うっとりとした目でツキハナを*見ている*]
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