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>>61
知り合い、ですか。こんな小さな?
[おどけたしぐさで手を広げてみる。謝り肩をすくめる仕草に、もう大丈夫だと言うように]
いえ、こちらこそ、必要以上に驚いてしまって、失礼しました。そうですね、ワタシも、あなたによく似た人を知っている気がします。だから、驚いたのかもしれません。
[相手の話に合わせて、そんなことを言ってみたり。自己紹介に合わせて、こちらも名乗る。ついでに兎の名前も紹介した]
−コンパートメント−
いえ、構いませんよ。
…ああ、そうでしたか…?
[風呂敷の包みに視線が行って、首を捻る。
それからその包みの謂れを聞いて]
なるほど。これは責任重大ですね。
一人の誰かの運命を左右して───?
[言葉を止めた。
大仰に叫ぶ男。騒がしい前方。
走り出した男を追うように、部屋の施錠を済ませて追いかける]
どうしました……それは?
[男が手にしているカードを見る。運命の輪]
… Onnenpyörä
[呟いた言葉はもう片方の祖国の言葉。
男が捺したことによって置いた扉の向こう、
Wとふられた客室の中には、だれもいない]
グレートブリテン…ああ、あの剃髪の。
[つるりとした頭の男を思い出す。
男の言葉を聞きながら、降りてしまったらしいという男を
垣間見た食堂車での会話を思い出す]
確かにペルミには国立のオペラハウスがありますが…
[オペラと聞いて浮かぶものは違ったらしい。
口を閉ざして脇腹に手を当てながら幾らか考える表情]
ああ、三等(プラツカールトヌイ)…でよかったはずです。
しかし、……行くのは構いませんが、お独りで?
[絵を持ってきた男が確認をしてくれば、脇腹に添えていた手を
緩く持ち上げてレンズを押し上げる動きへとかえる。
結局、眼鏡の主は男の背を見送る。
衛兵が走ってきて男とぶつかる様子に、軽く肩を竦めた]
…確かに。
屋根が気になるお年頃ですか──ご冗談を。
だいたい屋根に何があるっていうんですか? 屋根に上って爆弾でも仕掛けるんですか? それとも、ミズノフスキー閣下の部屋までこっそり行かれるんですか?
先ほどの身のこなしを拝見致しますと、お客様が屋根に上られるのは、大変危険かと存じますが。
そう、お怪我をされていらっしゃるようですが。
[アイノの服の袖が一部やぶけ、傷口が覗いている]
>>66
ええ、こちらこそ。ウルスラさん。
……っと。ヤナーチェクは気分屋なので、あまり激しく触らないようにお願いしますね、機嫌を損ねると、どかんといきますので。
[そんなことないよ、と兎が首を横に傾げたりするが。誘いには、わずかばかり思案したあとで]
そうですね、急ぐ用事でもありませんし、ご一緒しましょうか。
[探す相手が何処に居るかはわからないから、食堂車でもよいか、と思い、答える。では、と先に立って、前よりの扉を開けて、食堂車へ向かう]
…。さて。
[画商の男と別れたあと、こちらはその部屋を再度確認するために
大英帝国と呼ばれていた男の部屋の検分を開始する。
些細な痕跡はないか。些細な可能性はないか]
(…ペルミは確かに芸術の街。けれどバレエやオペラよりも)
[あの街には燐工場があり、造船業や金属工業にも明るい。
頭は彼が本当に英国人だというのなら、そちらへと向かう可能性を算出する]
(確か、英国出資の工場もあったはずだ)
[考えている。降りる可能性があるなら、前者よりも後者ではないかと]
[破けた箇所にあわてて手を当てる。
裂け目からうっすら血の滲む新しい傷口と、いくつかの古い傷跡が見えたかもしれない]
(あ、どうしよう。昔の傷まで見られちゃったかも)
わ、わたし着替えてきます!あの、危ない所をありがとうございました!
[ぺこりと頭をさげて、怪しまれぬようゆっくりと歩いて三等車へ向かう]
>>75
ええ……
[と説明しかけたところで立ち上がる少女を見上げる]
はい……では、お気をつけて。
[笑顔で見送った]
[と、食堂車に向かう途中で。
ふと、思い出す。
昨日、オラヴィの部屋を訪れたあと、黒い兎を置いてきたことを。たぶんあれば、自分の腕につく兎と酷くよく似て――]
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