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[罅割れた鬼の面がこちらを向く]
[伝わる声は、濁りない彼の声]
だからあなたは、戦っているの?
忘れられたくない。消えたくないと。
自分を忘却の波に追いやろうとする神様に、
抗おうとしているの?
[川がコンクリートで固められ、数十年の時が過ぎれば、
蛍を見たこともない子供たちが清潔な町並みを歩くのだろう。
眩しい町明かりに目の慣れた大人たちは、ひと夏限りの淡い光を忘れ去っていくのだろう]
自分の目で、未来を見るために。
忘れられる弱き者と、未来に残る強き者。
残る側に、なろうと。
[短刀を持つザクロの、力無い手元]
[目には目を、そう言った彼女はきっと、自分からは動かない]
[ヨシアキの木刀、ザクロの短刀]
[どちらにも、その手で誰かを傷つけさせではいけない]
[傷つけることで、きっと己まで傷つく人だから]
[もし動くことがあれば、その時は――**]
[>>60ヨシアキのものでヨシアキのものでない声が告げる]
ココニいるのハ、げんじツの生き物。
チガウ違ウチガウカミはイテハいけないいてはイけナイ
・・・?
人で無いものの力が影響してる?
オマエがオマエの大事な者を護りたければ
その刃をここへ突き立てるがいい。
キエロ、カミの使い!
[短刀を持つ石榴の背後に神の姿を見た鬼の魂は
脇の少女の背後に淡い光を見た、悩める魂は
飛来する真珠の耳飾りを避けようともせず
彼方からの呼び声にも耳を貸さず
ただ復讐心のみを源に、目の前の敵を打ち倒そうと*踊るのでした*]
[ヨシアキを悲しく見つめながら]
あの兄ちゃんが鬼だって?そんな風には見えなかったけどな。
忘れられたくない……か?
可愛らしいこと言うなぁ。
・・・ひとでないもの達の力で・・・
[そう呟いて]
[ひたすら神と闘う 吉野を見つめ
そして ゆっくりと 鈴を手にするブレーチェに視線を移す。]
俺が消えたところで、御伽噺にもならねぇな。
子どもも居ないし、何にも残らない。
だから気楽だって言えば、そうなのかもしれないけど。
[ちょっと寂しいよなぁ……と、口の中で呟いて]
鬼が消えれば、俺たちホントに戻れるの?
どう思う?神様。
[どこかに居るであろうバクに尋ねるけれど、答えは期待している風でもなく]
ちょwwwヨシアキ喉使いきりwwwww
コミットなんて3人くらいじゃないとそろわないと思うんよ。
まぁヨシアキ投票しましたよ位の意味でした。
そういや恵美子さんが、「10万円くらいお賽銭あげたら、消えた人返してくんないかな?」って言ってたっけ。
恵美子さん、めちゃくちゃ良い人だな。
……どう?神様。
10万で手を打つってのは。
[かたり 白い鞘が落ちる音が響く]
センセ!
先生待ってくれよ!
こいつが元凶かも知れない。
こいつが消えれば神隠しは終わるかもしれないけど・・・。
本当にそれで・・・みんな帰ってくるのか?
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