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流行に敏感じゃねーと、この仕事やってけないんだぞ、っと。
[羽織のポケットからペン状のものを取り出して、逆さてるてる坊主に点を二つを描く。右目と左目]
キティーちゃんに口がない理由しってっか?
[一拍置いてから「教えてやんない」と笑い、てるてる坊主を投げた。タカハルへと弧を描く、それ]
トレードしようぜ。もう一回。
……ジャマ、すんな、セイちゃん。
オレは……オレは、ただ。
[低い声で、ぽつりという。
傘を握る左手に、力がこもった]
『望みのままに在るを愚かと言うか。
そは、生命の所以。
我は、ただ、『我ら』が望むままに……!』
[それよりも、更に低い声は少年の心の奥に棲みついたナニかのもの。
歪んだ共生の果て、互いに互いを侵蝕したそれらが望むのは、現状からの解放のみ]
何べんも来たことある河原に、よう知っとるみなの顔。
何で、知らん奴みたいに見えるのがおるんじゃろ。
タカハルの声にも、雑音が入りよる。
さっきのボタン婆ちゃんと、やっぱりおんなじじゃのう。
セイジの、声は、
何でじゃろ。セイジの声とは違うとるのに、よう聞こえる。
ンガムラさんは……
いつもの、ンガムラさんじゃ。
[小さく、笑みを浮かべる]
……タカハル君の邪魔、なんて。
本当は、したくないよ。
でも……
“望むは、自由なれど――
理を侵すは許されざる事”
[男のようでも女のようでも、老人のようでも子供のようでもある声。一歩、タカハルの方に踏み出す。も、ンガムラの言葉に其方を見やり、様子を窺った]
…はあ、はあっ……セイジくんを……助け……
あ……ヌイさん、セイジくん、あっちに……
[視界にヌイを捕らえて。>>31ヌイが「アン」と呟いたあとに向かうその方向、セイジのいるほうへ。息を切らしてふらふらになりながら、自転車について走る。]
セイジくんのとこ…いかなきゃ…はあっ………もうっ……透けたり眠くならなかったりするのに走ると疲れるなんてどーゆー仕組みなのよこの体ああっ!
[自分に渇を入れるように叫んだその時。]
きゃっ!?
[>>+15どんっ!と誰かにぶつかり派手に転んだ。]
いったあ……何よなんでぶつかるのよぉ…!
……ボタンお婆ちゃん?
『……けど、完全に忘れ去られるよりは、
遠足や運動会の前日だけでも光をあててもらえるほうがまだいいわね。
このところ、あんまり雨降らなくって……
わたしへの祈りも、格段に少なくなってしまって……』
……気持ち?
[きょとん。そのナニカは、移民の男の憤りは解さず]
[それでも声のトーンが落ちた時、手元からセイジが引き抜かれる。]
『ぷーぷー 触れちゃいけないのかしら。』
[頬を膨らませた気配で、
構ってほしそうにセイジを見やる。]
『……そりゃあ、命がけなんて、馬鹿馬鹿しいわ。』
[手に取った逆さてるてるを一度、見て]
……なに、ガム兄が勝ったら、みんなを『還せ』とか、そーゆーの?
……その手には、のんないよ……!
[ヌイの手が、ボタンの頬をなぞると、]
ヌイ坊…?
[初めてヌイの声を認識したように目を瞬く。]
いや、トランクスで作られるのには同情するがなぁ。
ええか? おまえさん、
物を最後まで、だいじにすんのがな、何よりじゃてな。
そこがわからんうちは、まだまだじゃ。
[移民の男の願いとは大幅にずれているだろうが、とりあえず声を叱りつけた。]
『わたしは ただ くやしくて かなしかった だけよ 』
[ふと声がくぐもる。]
『相容れないなら、別にいいわ、
ただ、ここにいては、わたしは なにも できないから…
ねえ、あのひとを 笑わせてあげて?』
[ナニカはヌイだけではなく、通りを、村中を見回す。]
『それなら、引き受けてくれる? 』
……っ。なんですり抜けな…っ…耳、変……?
[ボタンが口を動かす度に、耳にざわざわとした不快感。セイジの言っていた「疑え」が蘇り。>>+16その手が自分の頭に一瞬触れた時]
……あなた、だれ?
[ノイズが消えた瞬間聞こえた言葉は>>+17>>+18ボタンの声ではないもの。突然音がクリアに聞こえるようになり、思わず辺りを見回すと、セイジとヌイがいるあんころ餅屋の前。自分に触れた何かをキッ!と睨んで]
あなた、ボタン婆ちゃんじゃないでしょ…!なんか変な感じがするもの。セイジが言ってた「疑え」ってあなたのことよね?何がどーなってるのか知らないけ
ど……
セイジくんにさわんないで!
[>>+19セイジに手を伸ばそうとするボタンの前に立ちふさがりとおせんぼ]
還せなんて言わねーよ。
俺、エスパーとか超常現象とかオバケとか信じてないし。
でもまぁ、タカハルがやったというのなら、良識ある大人としては放っておくわけにはいかないわけで。
[雨に流されて目にかかった前髪をかきあげてから、俯く]
雨も滴るいい男ってのは、いい女いるとこじゃないと意味ないよな。
濡れ損だ。全く。
……りょーしきあるオトナって、どこにいんだよ。
[ぼそり、零れるのは憎まれ口]
……損だと思うんなら、関わんなきゃいいんだ。
[言いながら。
枝の先へと。
立ち位置をずらしていく]
とは言っても、若人がどうして欲しいのかなんて、俺にはわかんないわけ。
[枝の上に立つタカハルを見上げた]
降りれなくなった猫を見つけたときの気持ちに似てる。
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