78 Maleficium――　悪をもたらす魔術　――

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視点： 人 狼 墓 全

双子 ウェンディ

―むかしむかし、そんなことがあったのです。
[木陰で本のページをめくる一人の少年]

本は嫌いだって言ってたのに。
ねぇ？
[小首を傾げて、見上げた*]

(80) 2011/ 8/ 9(火) 22時40分位[村らしき、どこか]

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見習い看護婦 ニーナ

[先ほど目が合ったヒューバートを思い出す>>72]

　私は、ここのみんなと話をして、それから遠くに行って来ます。
　いつか、ぜんぶ終わったら帰ってきます。かならず。

　そして──

[聞こえていないはずなのに、ためらうような間があった]

　いつかせんせぇが死んだ時に「もう少し長生きできたんじゃないですか？」って怒ってあげます。
　だから、それまで、死なないで下さい。たくさん長生きしてください。

　せんせぇ*

(81) 2011/ 8/ 9(火) 22時40分位[あの世]

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医師 ヴィンセント

―― 庭 ――
えっ、どっこいしょっと。

[洗濯物を入れた籠を庭先に置いて、腰ぽんぽん]

今日も暑くなりそうだなぁ。

[ひとりごちる癖は抜けない。
今日も帽子は被り忘れている。
パンツの隣に包帯を干したりしているが、そもそも一緒に洗った時点であれでそれである]

(82) 2011/ 8/ 9(火) 22時40分位[自宅]

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医師 ヴィンセント

看護婦さん募集した方がいいのかなー……

[ふと呟いたそのときに、強く風が吹いた。
空色の花弁が、頬を掠める。
呼ばれたような気がして、ニーナの部屋の窓を見上げた**]

(83) 2011/ 8/ 9(火) 22時50分位[自宅]

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医師 ヴィンセント

―― 酒場 ――
この人たち知らないかな？

[お酒を1杯、おつまみを2種類。
ちみちみつまみながら看板娘に1枚の古い写真を見せる。
それが『ニーナ』の手帳に挟まれていた物であることは決して口にはしないまま]

ニーナの、恩人らしいんだよね。

[適当なことを言って笑う**]

(84) 2011/ 8/ 9(火) 23時20分位[自宅]

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美術商 ヒューバート

　――昔々、そんなことがあったのです。

［この世とあの世の狭間。
　けれどいつかはあの世に通ずる世界で。

　男は、いつもは少女とつなぐ右手に、書きかけの本を持っている*］

　あるところに双子がいました。
　女の子は本が好きでおしゃまな子。
　男の子は変わったお話が好きなやんちゃな子。

　父は毎日手を焼いて、そんな日常が大好きでした――

(85) 2011/ 8/ 9(火) 23時20分位[あの世に片足つっこんで]

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