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[優れた感覚で安全な路を選っていた実験体と、
常には建物の屋根伝いが道代わりの軽業師が
つむじ風吹く辻に行き会ったのは――稀な偶然。]
……、っ
[男が咥える銜は、黒い煙の何割かを無害なものと
変えるが、その携帯性ゆえに効果は高くない。
異常な芯熱を抱く男が、驚愕する態で立ち止まり
目を瞠ると…漏れた呼気にクレオソートが*香った*]
[指を三本立てる。
付き合いの長いサーディならば、それが破格の報酬である事は見てとれるだろうか]
……ターゲットは、ドロテア。
今度の生贄に選ばれた、私の可愛い妹。
[ソファに座るサーディを後ろから両腕で包むと、素肌の肩に頬を乗せて]
あの子を神なんていもしないものにはあげない。
………ねえ。お願い、できて?
[天井に向けられた三本の指が眼に入れば
小さな口笛を吹き、ビールの缶を置く。
女の表情からも、それが稀に見る額であることが推察出来るか]
それ、頂きマスネ。速やかにヤルヨ。
[絡んだ腕をほどいて立ち上がると、
愛用している小太刀を手に取り女を見る]
……でも、小娘独りに破格の報酬は警戒するマス。
何か裏がある、違うカ?
[鞘をウルスラの胸元へ。
言葉が発される前に、それは膨らみをゆっくりと撫でる]
裏……?
随分と用心深いのね。
[膨らみを撫でる小太刀を手に取り、その先へと舌を這わせて見上げて]
これは私の意地。
あの子の命を神だなんて胃もしない者の為に遣いたくないの。
それならいっそ……私があの子に死をあげる。
[小太刀を這う舌はゆっくりと登り、何時しか柄を握る指先を擽る様に舐める。
ぬらぬらと唾液の糸を引き、蝮の舌は愛撫するようにその指先を濡らしながら]
………サーディなら判るでしょう。
私の、気持ち。
いっつも友人割引使うアンタが3本…
払い過ぎも良いとこ、ネ。
[続く言葉と這いあがる蛇の舌に、淡い溜息を洩らす]
……余計なこと聞いて悪かたネ。
アンタの気持ちは分かりたくもないけど
世の中『金』ネ。
神さんよかよっぽど役に立つヨ。
満足出来るペイ貰えるなら、喜んで受けるネ。
[柄を落とさぬように人差し指を彼女の口内へ。
ネットリと絡みつく舌に、下卑た笑みを浮かべた]
……んっ。
[口内へ潜り込む指を甘く食み、見上げる眸に滲むのは情念の炎]
……大事なものは、お金。ええ、その通りよ。
神なんていやしない事、あの子に教えてあげて。
そして私に見せて。あの子が赤く染まる所を。
[指を口から離し、その手を胸へと誘い笑う。
下卑た笑みを浮かべる唇に己が唇を重ねて。
それを始まりの合図代わりに、甘い香りに満ちた部屋の中で二つの熱い吐息を幾重にも重ね合うのだろう**]
殺り方にリクエスト、あるカ?
苦しまずに天国逝き…
心の臓を刺して、もがきながらゆっくり地獄逝き…
破格のギャラだから、其処はサービスするネ。
[その問いにウルスラはどう返しただろうか。
蛇の誘いには微笑みを返して
部屋中を女の香りで包みながら、
報酬の前払い分を身体で払ってもらったか**]
[ビル街だった所を、さまよう様にずるずると歩いている。
知らない人が、にいさまの事を褒めてくれた。>>73]
そうだよ、にいさまは素敵な人だもの。
早く会いたいな。でもあの人も親切そうな人だったな、顔ほど怖くなさそうだし…
ピンピンしているから、新鮮で美味しい。きっと。
[この街には、生きている人が他にもいそうだし探検しようかな、家に帰りたい、少し眠い、など色々な希望欲望が頭の中でぐるぐるしながら、さらに歩き続ける。]
/*
クレオソートの香りの描写が難しい…正露丸?5年以上前に飲んだっきりでござるし、アスファルト臭とは言い難いだろうし。
[巨大な熱の移動。香る、人工的な臭い。
ナイトウォーカー《みみず》のように地を這い歩いていたが、巨大な熱の接近に一歩早く足を止め、驚愕する態の軽業師を小首傾げるようにして感覚する。]
暖かい。
[まるで、目の前に見えない壁があるのを表現するパントマイムのように、大気に放出された熱を感じ取ろうとしているのか、目の前の空気に手を触れさせる。]
押し潰す圧……
[右手を、人差し指と中指と薬指の三本を、操り人形のように前方へ差し出す。親指と小指は重力に任せるまま垂れさせて。軽業師の事をそう評する。]
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