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ふふっ、気になるひととの伝を欲しがるのは、
おとなでもこどもでも普通ではなくて?
[目が泳ぐさまを見取っては、口許をゆるめる。]
そうですね。ちょっと分が悪すぎるというか。
それにモミジに気をつけてって言うのも…。
んー…変ですよねぇ。
かんしき…?
[プレーチェが差し出した写真を見た瞬間、
軽い目眩を覚える。]
―――不思議な、写真だね。
現像に、失敗した?
[まさかそんな、と胸の裡でなにかを否定しつつ]
……ああ、じゃあ、
君がそう言うなら、あそこにお供えしておこうか。
お墓じゃないけど、大切なものがある、から。
[店の奥から踏み台を取ってきて、
花冠を手に、棚の上へ手を伸ばす。
その手が、人形の前の袋に触れた。]
……まー、そーですけど。
あのひと、そゆとこ不器用だよなぁ……。
[軽く、肩を竦めて言って]
うん、犯人だとすると、かなりの矛盾点。
やっぱり、グリタさんは違う……と、なると。
……犯人の当たりがつかんなぁ。
現実的なモノなのか、非現実的なモノなのか。
そこらでも、色々と変わりそうだし、ね、コレ。
[棚の上から押し出された袋は、
ゆっくりと棚から落ちていき―――
床の上で弾んだ袋の口から、
白い、白い歯が、ぱらりと床に散る。]
/*
こ、この展開は……
プレーチェさんを襲って口封じ、しかないですよぅ。
もう一度GJだったら、すみません。
いえ、もう本当に。
でもなんだかこういう展開……
美味しすぎて、どうしたらいいのだか、もう…!
ちょ、ちょっと、あと30分もらえますか?
[無理です]
僕は、あなたが過労で、
おかしくなってる方に賭けますよ。
もう大人だし、聞こえたら怖いので離れてから言う。
[珍しく少し機嫌を損ねた様子で、
ねるねるねるねを練りながら、歩き出す]
……子供に押し付けるんじゃねえよ。
わかんない、他のはきれいにとれてたよ。お弁当屋さんも。
[自分でも首を傾げて]
たまにそういう写真あるんだって。見えないものが写るんだって。そう言ってた。
[相手の心の内など気づきもせずに。
骨董屋が花冠を供えてくれると言えば、目を丸くして]
本当? ありがとう!
[そこに飾る意味など知らない少女が喜んだ]
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