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もうちょっと可愛いのにしてあげなよ。
せめて猫娘とか。
[折り終えたメモ用紙を、ルリへ]
はい、ピアノ。私に何かあったら、これで助けて。
罫線入ってるのはご愛嬌ね!
[落ち込むジュンタ>>121に笑いがこみあげる]
ロボットの言うことにしょげてどうすんだか。
[涙でちょっとぐすぐすしながら]
ルリが轆轤首になっちゃうのは怖いよ…ちょっと想像して怖くなっただけだから、だいじょーぶ……ううー…。
[服の袖でぐしぐし、と涙をぬぐって]
ワンクッション置かないとダメってのはわかってるから大丈夫だよー。
うん…そうだよね。みんないるから大丈夫だよね!
純太、ありがと!
[恐竜のぬいぐるみを受け取って、ぎゅっと大事に抱きしめた]
[メモ用紙のピアノを受け取って]
これならルリでも投げられるよね。
ハツネ、ありがと!
[これでどーやって助けようかなーとちょっと悩みつつも、何よりもハツネの気持ちが嬉しくて、涙目だったのがいつの間にか笑顔に]
生まれたばかりの頃の私は、同じ日に作られたロボットと始終行動を共にしていた。
彼女の名前はレンと言った。
双子という設定ではないので、外見は何も似ていなかった。
レンはどちらかというと小柄で華奢な、日本美人という風貌で、笑うときに手元に口を添えるようなおしとやかな性格だった。
九月になり、彼女は私より早く研究所を旅立ち、大学に入学した。
レンは、私と違って何の特技もなかった。その代わり、私よりも更に人らしさを兼ね備えている。具体的にどのような部分でそうであるのかは、私はよく知らない。
彼女の仕事は、逐次研究所へレポートを提出することであった。人として生きていくテクニックについて。
そして私は、日々それを飲み込むことが使命だった。
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