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それでもセイジが彼女を狙うなら、俺は止める。
殴ってでも押さえつけてでも、絶対に止める。
刺すかも知れない。けれど殺しはしない。
お前が誰かに狙われても、俺はきっと止めるよ。
俺は未だ…お前を諦めちゃいないから。
[静謐な瞳を真っ直ぐに見て、欲張ったままの言葉を返す。]
……けど。
[その瞳が少し揺らいだ。
物思うように一度、瞼を伏せる。]
逆を望むなら、俺はそれでも構わない。
それがセイジの望む道なら、それを貫けばいい。
───これ、ありがとう。じゃ、な。
[治療に礼を言って、複雑な笑みを向けた*]
丸い奴を殴ろうとはしてないから
試してみたいなら、行くしかないな。
[表情は変わらず常のまま、]
死体、な。
その死体を、屋上に運んだのは
どこのどいつだろうな。
[く、と口の端を上げて]
朝焼けは 綺麗だったがな。
そうか。
…一番殴りたい奴てあいつじゃね?
[至極真面目な顔で言ってから、
口の端が上がるのに、ふいと顔を逸らす]
…………くそっ。
後でこうして会うって知ってれば
運ばなかったのに。
[呟いた言葉は自分でも嘘だな、と
解って居たけれど勿論そこまで言う心算は無く。
朝焼け、という言葉には、ん、と
顔を逸らしたままに 頷いた]
[続く言葉に、顔を向けて。
一度開きかけた口を閉じてから、
むすっとした顔のまま]
…あぁそうだぜ、女、だぜ?
棒を持つべきじゃない、とか言う
お前の世界の女からは
離れてるかもしれねぇけどな。
俺の世界の男と、
あんたが離れてるように。
[それにも随分慣れたけれど。
眼鏡の奥の細まった目を、
やっぱり睨むように、見る]
さて、どうだろうな。
[殴ったところで時間が巻き戻るわけでもない。
顔が逸れるのを眺め、]
照れんなよ。
[頷くのが見えれば、ふ、と小さく息を吐く。]
いいや、俺の世界の女も
武道してる女だらけだがな。
…、…。
[ただ、あいつは違ったなと。
細くなった視線が、斜め下に落ちた。]
世界がどうであろうが、
女は俺にとって、女だ。
/*
とりあえずは、死なない方向。
で、何としてもカノウくんは死なせない方向。
カノウくん死にそうなら、庇ってでも死なせない方向。
よし。
私は、生きる!!
…照れてねぇよ。
[息を吐く様子に、眉をギリと立てる。
別に怒って居るわけではないのだが。
続く言葉には、言葉は返さず。
斜め下に落ちる視線を眺めて、
取られた「間」に眉を一文字へと戻した]
まぁ、種族の性別としてはそうだが。
…うん、
[ふ、と苦い物を食べたような顔をして。
逸らした視線は天井を向いた]
[こちらに気付いて会話を止めた二人の前で止まり。
とんとんと、軽く踵で床を叩く。
コハルからの返事があれば、それを聞いた後。
日記に視線を落とすクルミへ視線を流した]
ちっとさー、聞いてみたかったんだオレ様。
[にっ、と口角を引き上げて笑う]
クルミのねーちゃんはさ、
なんで。
ソラのねーちゃんや、
ヨシアキのにーちゃんのこと、信頼したの?
…どうしてそこまで、大事に思うん?
[マシロに連れられるままゼンジと離れ、マシロの表情にはどう声をかけていいか悩む。
先に気が付く彼女に苦笑いに見える笑みを向けられれば]
どっちにしても一人で居るのは不安だったし。
こうやって君と居られる方がよっぽど気がマシだよ。
[そう言いながら自身も苦笑する。]
ゼンジさん、ね。
僕も苦手だな。
結局何処に行っても場所はバレるだろうし…。
今は離れてどうするか考えないと、かな…。
[立ち止まる彼女に振り返れば、大丈夫か?と声をかける]
[>>212 デンゴくんからの問いかけに、私は暫く端末に視線を落としたまま、考える。]
んー……私の世界では、仲間とか、チームは信じるものだって、教わったから。
っていうのが、多分きっかけだったけど、今はそれだけじゃなくて……。
[説明する為の言葉が上手く見つからなくて、私は首を捻る。端末をポケットに仕舞ってから、私はようやくデンゴくんに視線を向ける。
笑みを浮かべるデンゴくんに比べて、私は考えながらだから、真面目な顔のまま。]
上手く説明できない、けど……
多分、ソラさんとカノウくんが、私を信頼してくれたからだと思う。
信頼して、大事にしてくれたから、私も同じだけ大事にして、信頼出来るんだと思う。
え、あ…
そんな、君のせいじゃないって。
[でもどうマシロのせいじゃないとは上手く言えず]
気をつけるのはお互い様だって。
[不器用なりにフォローをしようと紡いだ言葉は、他愛も無い返事と言う結果になった。
頭を掻きながら日記を覗けば、『6th、3rdの前に9rh現れる(2F 時計の下)』と現れていて、それをマシロに報告する。]
6th…コハルちゃん、彼女そういやソラさん担いで移動してたっけ。
んー?あちらさんの味方だったのかな。
[首を捻れば、さてどうするかとマシロに聞く。
彼女の「やるしかない」、その言葉にはただ黙って頷いた]
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