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[ニーナの声に我に返って]
あ、あぁ。
ただ上ではかなり混乱してたからな。
ゲームだっていう確信が持てたらまた違ってたのかもしれないが、アクターや余所の劇団員たちが知らされていないだけで、何かやばいことになってる可能性が怖かったんだよ。
[アーヴァインの演技力、という言葉には]
たしかに、狸おやじって面構えだよなぁ。
う〜ん…。
あたしは、上の人たちの様子のが違和感覚えてました。
何かあるなら、それこそあんなパフォーマンスじみたことしてる暇ないと思うし、スタッフの人だって慌てるもんじゃないですか。
血痕が見つかったとかならともかく、抵抗のあとも見えずにいなくなったってなら、どっか裏の部屋にいるって推測出来ると思うんですけど…。
[ふらりとラウンジを横切るメイを見つけると声をかける。しかし気付いた様子も無く通り過ぎられ、彼女はメッセージボードの前へと立ち止まった。その所作を見つめればギルバートの写真に刺さった鋏を抜き取る様子が見える]
……。
[その姿は言葉に出ておらずとも悲痛な叫びのように見えて。これ以上声をかけるのを躊躇われた]
[ニーナの指摘には面目ないという顔をして]
頭ではわかってても不安になるんだよ。
自分ひとりならともかくさ。
結果的にはかき回しただけだったんだよな…。
一人じゃないなら、それこそ落ち着かなきゃダメです。
[じっと、ギルバートの横顔を見つめた]
自滅して、踊らされてるっていうんですよ、それ。
でも落ち着いて考えれば、ほぼ間違いなく危険はないってことになるんだよ。
でも万が一、ってことがないとも言い切れないじゃないか。
スタッフが慌てないのだって、人が居なくなるのは手はずどおり、下との連絡は参加者を考えたら基本的にできない、ってことならおかしくないだろ?
[必死の抗弁もニーナの直視と、止めの一言に押し負ける]
自滅は今いやってほど自覚してる。
[ふと何かの気配にメッセージボードから目をそらすと、その先には見覚えのある姿。視線がぶつかり、瞬間的に意識が覚醒する]
・・・カ、ミー・・ラさん・・・・。
[妙に間延びをしたような、おかしなイントネーションでその名を口にする。右手には抜き取った鋏を握ったまま、カミーラを見詰め]
・・・ねえ、カミーラさんなの?
ギルバートさんを連れ去ったのは、カミーラさんなの・・・?
[瞳は青黒く沈み、ゆらゆらと揺れて]
[ようやくこちらに気付いたメイからの問いに一度目を瞬かせ。それからゆるりと横に首を振る]
…いや、私ではないよ。
それを証明するものは無いが…私ではない。
[おかしな様子のメイに訝しむ表情を浮かべるも、その視線は彼女に見据えたままで]
アーヴァインさんも連れ去られた人も、全員海に投げ込まれてたりしてね。
今ここにいるのは、本当は亡霊なんですよ。自分でわかってないだけで。
[膝を抱えて、静かにモニターを眺める]
・・・違う、の・・・・?
じゃあ、誰・・・?
[がくりと、少し身体が傾いで、視線は何かを探すように宙を彷徨う]
どうすれば・・・終わるの・・・・?
こんなおかしなゲーム、どうすれば・・・・。
[こんこんとモニター室の扉をノックした音と、
叫び声が重なる]
まだ起きていたのか。
夜更かしは肌によくないぞ?
…昨日はギルバートが来たんだな。
[扉を押さえたまま、モニターに目をやって]
…落ち着けメイ。
始まりがあれば終わりがある。
これがゲームなら、尚更。
[身体が傾ぐとそれを片手で支えて]
ここまで来ちまうと、時間が全てを解決してくれそうでもあるがな。
自分の手で終わらせたいなら、犯人役であろうアクターを探すことだ。
そんなに後悔するなら、離れなきゃよかったじゃないですか。
[呟いて、静かに立ち上がる]
おやすみなさい。
[お盆を持ち上げたところで、モニタールームの扉が開いた]
…おはようございます?
別の心が、Tonight
同じ体を、Tonight
冷たく見つめている
冷たく見つめている
風が叫び、雨が泣いて
崩れてゆくだけの Broken Heart
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