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おはらい、ちゃんとできたかな。
(軒先に並ぶてるてる坊主に手を伸ばす。
かろうじて端のものに手が届き、ゆらりとてるてる坊主が揺れた)
アン、どこいっちゃったのかな。
(念を込める。自分が同じ状態になったなどとは、まだ知らないままで*)
……なかなか届かないな。まあ、いっか。
てるてる坊主さん、いっしょにアンを探してね。
(かるく拝む仕草をして、そのまま外を眺めている*)
ん、ありがとう。ちょっと願掛けのおまじないをしたかっただけだから大丈夫。
(取るのかと聞かれて軽く首を振って微笑んだ)
(振り向くと、自分の名前を呼んでいるようで)
なあに? どうしたの?
(話しかけるが誰も自分を見ていないようで。)
……? どうして見えてないのかしら?
(首を傾げているうち、マシロが自分の近くを指差した)
「返して」?
(無意識に、曇りガラスに手をつくが、ガラスに痕跡は残らないままで)
……? (思わずガラスから離した自分の手を見た)
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