208 時計兎の受難
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[気遣われた>>1:78柴ポメは、軽くリードを引けばこちらに気付いてまた歩み出す。
それを繰り返していると、片岡が誰かを発見した声>>1:79を上げた。
見れば確かに見覚えのあるような子に見える]
……………
[しばし見遣ると、男はその子の姿が一瞬歪むのを見た。
次いで見える、この場所と似て非なる世界。
それが何なのかは、過去の経験も相まって直ぐに察する]
(11) 2020/12/20(日) 01:41:30[トケイソウの丘]
[傍らではへたり込む片岡の姿>>6]
大丈夫か?
[数秒沈黙する彼女に声をかけた]
(12) 2020/12/20(日) 01:41:39[トケイソウの丘]
[片や、柴ポメはとある方向に向かってきゃんきゃんと吠える。
その先、別の世界でトケイソウの蔦にぐるぐる巻きにされている兎の姿は、男にも見えていた。
どうやら柴ポメも別の世界が見えているらしい]
…あの子、兎のいる世界に移動したようだな。
[男の視界には先程まで目の前にいた子がそのまま見えている。
薄壁一枚隔てたような光景は見覚えがあるもので、兎の下へ移動したことは直ぐに知れた。
同じように立ち尽くしているらしい人影>>3に気付いたのはその後のこと。
男の視線はその人物へと向く*]
(13) 2020/12/20(日) 01:41:47[トケイソウの丘]
/*
兎は多重偏在なので見えてても良かろう、になった(
(-3) 2020/12/20(日) 01:45:14
(-4) 2020/12/20(日) 02:10:11
(-5) 2020/12/20(日) 02:10:56
経営者 ズイハラが接続メモを更新しました。(12/20 02:19)
経営者 ズイハラは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2020/12/20(日) 02:23:54
[こちらへと歩いてくる相手>>16に対して目礼を一つ。
お仲間さん、と言う言葉>>17には頷いて見せた]
そういうことになるかと。
……隨原という。
[頷いた後に少し考えて、短く名乗りを向け。
とある方向を向いたままの柴ポメを拾い上げ抱え直す。
リードをつけているとは言え、どこかに駆け出されては堪ったものではない。
男の右手には食べかけの焼き芋が残っていた]
(18) 2020/12/20(日) 20:24:52[トケイソウの丘]
すまない、手を借りても良いだろうか。
[言って、視線を向けるのはへたり込んだ片岡の方。
男は柴ポメを確保しておかなければならないため、片岡を引き上げるにも困難で。
代わりに手を借りたいと願う*]
(19) 2020/12/20(日) 20:24:59[トケイソウの丘]
経営者 ズイハラが接続メモを更新しました。(12/20 20:25)
経営者 ズイハラは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2020/12/20(日) 20:26:39
笹川君。
すまないが、頼む。
[示された名>>20を反芻し、片岡を彼へと任せて。
男は彼らの傍から一歩引く。
ふと見ると、柴ポメの視線が焼き芋に向いていたため、残っていたそれをぱくりと食べてしまった。
柴ポメの視線が突き刺さるが知らんふり]
(22) 2020/12/20(日) 21:36:00[トケイソウの丘]
経営者 ズイハラは、不意に目の前に綿毛が舞い降りる。{6}
2020/12/20(日) 21:36:09
(-6) 2020/12/20(日) 21:36:24
[綿毛は柴ポメの鼻先へと降り下りて]
「───…ぷしゅん!」
[鼻先をくすぐられた柴ポメのくしゃみによりどこかへと飛んでいく]
……………
[悉く捕まえる機会に恵まれないな、と心中で思った*]
(23) 2020/12/20(日) 21:39:10[トケイソウの丘]
(-7) 2020/12/20(日) 21:46:31
[笹川の手に収まった綿毛>>25に、柴ポメは「わんっ」と元気に一声鳴いた。
途端に変わる、笹川の足元のトケイソウ。
色がつく様子を男は初めて目の当たりにした]
……
[次いで、別の世界で固い蕾が花咲く様子を見る]
───…… ああ、
[そういうことか、と言葉そのものは口から続かなかったものの、想いの欠片との関連性を見つけて一人納得していた]
(30) 2020/12/21(月) 00:21:50[トケイソウの丘]
[どうやら片岡は、あの女の子が消えたことに驚いたらしい>>26。
そう言えば、彼女が実際に人が消える様を目撃するのは初めてのことだったかもしれない。
前回は片岡自身が最初の方で飛ばされているからだ。
それ以外に原因があるとは知らぬまま、大丈夫と言う片岡の言葉をそのまま受け取ることにする]
……笹川君は医者か。
それは心強いな。
[持病があるわけではないけれど、何かあった時に対処できる者がいるのは精神的な不安を減らしてくれる。
笹川の言葉>>27に彼へと視線を向け、小さく頷いていた*]
(31) 2020/12/21(月) 00:21:57[トケイソウの丘]
/*
いかんな、どうにも潰れる…。
[薪ストーブの熱さに負けているともいう]
(-8) 2020/12/21(月) 00:22:57
そうなのか。
それでも診れる人がいるのはありがたいことだよ。
何かあった時はよろしく頼む。
[専門ではなくとも、知識の有り無しは大きい。
何があるか分からないこの世界、頼れる者がいるのはやはり心強かった]
(35) 2020/12/21(月) 00:50:04[トケイソウの丘]
[次いだ言葉>>34には、ゆるく首を横に振って]
いや、片岡君と会ったのが最初だ。
そちらは ────………
[問い返して知れたのは、我邑と言う人物がいること。
一区切りしたら灯台に集まるという話も聞く]
……そうか。
灯台ならば分かりやすいな。
[この場所は海に近いようだし、灯台の一つくらいあるだろう。
大きくて目立つそれは良い目印だ]
一度集まっても良いかもしれないな。
[視線を波の音がする方へと向ける]
(36) 2020/12/21(月) 00:50:11[トケイソウの丘]
………そう言えば。
兎のやつ、別の世界でトケイソウの蔦に絡まっていたぞ。
どうやら抜け出せないでいるらしい。
[また自分にしか見えていないだろうから、と。
巻き込まれの腹いせに兎の醜態を晒しておいた。
もう一人見えている人がいるとはまだ知らない**]
(37) 2020/12/21(月) 00:50:19[トケイソウの丘]
経営者 ズイハラが接続メモを更新しました。(12/21 00:50)
経営者 ズイハラは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2020/12/21(月) 00:51:15
[出番はないことに越したことは無い、と聞けば>>45、男も同意の頷きを返す。
灯台へ、と言うのにも同意を示して、柴ポメを降ろして歩き出す。
兎のことへ対する反応はそれぞれ]
……まぁ、兎のことだししばらく放っておいても大丈夫だろう。
[あちらの世界に行ったなら救出するのも吝かではないが、今は手も出せない状況。
放置するより他なかった]
…ああ、それと。
笹川君が綿毛を捕まえた時、あちらの世界のトケイソウの蕾が開いていた。
こちらで色がつくのと連動しているのかもしれない。
[他にも見た限りを伝える]
(47) 2020/12/21(月) 23:09:58[トケイソウの丘]
経営者 ズイハラは、歩く間にも漂う綿毛が一つ。{6}
2020/12/21(月) 23:10:04
(-9) 2020/12/21(月) 23:10:32
[綿毛は男が伸ばした手を避けるように浮き上がる。
手の届かぬところへと舞い上がった綿毛を見遣り、小さく嘆息してから視線を前へと戻した。
柴ポメはその様子を見て小首を傾げ、止めていた足を動かし男の後に続く*]
(49) 2020/12/21(月) 23:13:20[トケイソウの丘]
経営者 ズイハラが接続メモを更新しました。(12/21 23:13)
経営者 ズイハラは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2020/12/21(月) 23:14:29
[灯台へと進路を向けつつ、笹川と片岡が綿毛をキャッチする様子を見遣る]
……二人共見事だな。
[一つとして捕まえられていない身。
動きが緩慢なのも原因かもしれないが、ちょっとした不甲斐なさを感じてしまう。
一方で、柴ポメは気にした様子もなく、色のついたトケイソウに鼻先を寄せていた。
どうやらその場所であちらの世界の蕾が咲いた模様]
(57) 2020/12/21(月) 23:50:04[トケイソウの丘]
…兎を何とかする、と言うのはその通りだな。
この場所から出るにしても、兎が動けなければ始まらない。
[今回のはどうも事故的なもののようだが、元の場所に戻るには兎の力が必要だろう。
歩くにつれて近付いてくる波の音。
視界の先には白い灯台。
そのうち潮の香りも漂ってくるのだろう*]
(58) 2020/12/21(月) 23:50:09[トケイソウの丘]
/*
皆捕まえてるのに(´・ω・`)
偶数の呪いが酷すぎる(´・ω・`)
(-10) 2020/12/21(月) 23:50:42
私は一つも捕まえられていなくてね。
[最初は、という笹川>>60に向けるのは分かり辛い苦笑。
無表情に見えても仕方のない類のものだ]
運動神経が悪い心算はないんだけどな。
[店内を逃げる動物達を捕まえることだってするし、それに後れを取るわけでもないのに、何故か綿毛は捕まえられない。
するりと逃げられているようにも感じた]
(62) 2020/12/22(火) 00:14:32[トケイソウの丘]
…前は、ということは、笹川君も過去に兎に巻き込まれた経験が?
[ここまでの会話の端々でそれらしい雰囲気は感じていた。
確信を得られる単語を聞き、問いを向ける*]
(63) 2020/12/22(火) 00:14:37[トケイソウの丘]
[笹川の言葉>>65には、そうかもしれないな、と同意して。
問いへの返答には、なるほど、と納得を示した]
……『わすれもの』、か。
私達の時も同じように『わすれもの』を探したな。
…そのお陰で思い出せたものもあったが。
[どうやら兎は何度か人を巻き込んで『わすれもの』を探させているよう。
何のためにそんなことをしているのかは知る由もないが、もしかするとそれが兎の役目なのかもしれない]
傍迷惑であることは確かだな。
[ふ、と短く息を吐く*]
(66) 2020/12/22(火) 00:27:10[トケイソウの丘]
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