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[ミハイルが、村人たちに逃がすだけで良いのかと問いかける。>>217
ニルスがそれならば殺せばいい、と冷酷に言い放った。>>218
彼の相棒に接する態度を見て、悪い人物ではないと思っていたが、人間相手ではそうでもないのかもしれない。
そしてイェンニの主張。>>219
軽くため息をつき、]
あなた方は、どうしても私を殺したいようですね。
ええ…他の場所のことを言ってもむだでしたね。
それは失礼。
確かに雪が降り出したのは私が来た直後だ。
しかし、あの日ここに来たのは私だけではないでしょう?
祭りがあったから人が集まった。
来た直後に雪が降りだした人なんて、大勢いるはずなのに…
なぜ「私が」来たせいで雪が降ったことにされているのか、全く理解できない。
その手記とやらは伝聞でしか聞いたこたぁねえな。
[>>223学者のゆったりとした口ぶりに耳を傾けながら。
実際にそう。目も向けていない。
相棒が思念で教えてくれたので、目を通すまでも無い。
気になるのは、ドロテアの声が聞けるとかいうマティアス。
誰に誘われたかまで打ち明けるようであれば、
能力者の懸念のある盲の男を、即刻『取り込む』べきで。]
…悪霊だのなんだのはよう分からんが、
昔、似たような騒動に遭った事がある。
そん時に、異能を持った連中が存在した。
『占い師』だとか、『霊能者』だとか…
『守護者』だとか。
占い師は、異形かそうでないかを識る者、
霊能者は、魂の色を見分ける者。
守護者は、誰か一人を死から護る者。
この中に居るかどうかまではわからねえけどな
[マティアスを『取り込む』決心が現段階でつかないのは、
守護者が居た場合に阻まれる可能性が高い事。
守護者が自らの力を知覚せず、
只の気狂いの盲とでも思ってくれていれば良いが、
さて、―――どうなのだろう。
ミハイルが難を逃れた騒動の内には守護者は存在したが、
今回、それが居るか否かも経験則では測れぬ事であり。
実際は此処に存在しないという事実も、識れず。]
[ミハイルが自分に何を重ねているのかなど、
司書が知る事はない。
ただ、時折見せる彼の優しさの混じった視線が、
とてもむず痒く感じることはあった。]
[くしゅん。]
[時折、閉じてしまいそうになる瞼を、
必死でこじ開けながら。
話の行く末を見続ける司書の脳裏に過ぎるは、
どろり、どす黒い色。]
[トゥーリッキもまだ諦めていないのか、主張を繰り返す>>225。彼とはユラノフのように衝突する事などなかったが、恩もなければ情もない。その主張に対し、冷たく言い放つ]
所詮、みな泥の塗り合いだ。
理由なんてこじ付けでいい。自分が、友が、殺されなければ誰だっていいんだよ。
多くを語る人間はそんなものだろう。
[これだから嫌いなのだ、人間は。馴れ合って、傷の舐め合いをして、絶壁へと立たされば醜い面を表に出し始める。その逆も然り。それが人間らしさなのだろうと言われたら頷くしかないのだが、たとえそれが事実だろうとニルスはそれを知るのが早過ぎた。彼がこうも皮肉屋で、冷酷な人間となったのはそのせいなのかもしれない]
[そんな中、クレストは自分に手を下したくはないと言う。>>220]
ありがとうございます。クレストさん。
>>222
ミハイルさん、罪のある首だけを落とせ、と言われているなら、
私を殺せば、あなたもまた、罪に問われることになりますよ。
誓って言いましょう。私はナッキなどではない。
…まあ、何を言っても、無駄なのでしょうけどね。
[ニルスの言葉>>230は、冷酷なようで最も真理に近いように思えた。]
[手記は見ていないというミハイル。マティアスのような人間はいないものかと聞けば、どうやら彼は過去に似たような経験をしたようで>>226]
その話が真実だというのなら、マティアスはさしずめ霊能者と云われる類いか。
…死んでからでは遅い。役に立たんな。
[そう言って冷たい目でマティアスを一瞥すれば、視線をミハイルに戻し]
まぁいい。その異能者は誰であろうと構わない。
問題はトゥーリッキの処置、だろう?
[話を元に戻す。その異能者が居ないのであればそれで別に構わなかった。はっきりとトゥーリッキを如何するか決めようとしない者たちに溜め息を吐き、腕を組んでミハイルを見つめた]
臆、そうなんじゃねえかな。
霊能者は――探す対象が複数いねえと役立たんなあ。
何人居るかってのは、手記にあったのか?
[>>233手記に目通ししたらしいニルスを見て。
もしくは、イェンニ>>232は解るだろうかと視線を向け。
ここに『いる』という表現には、手記だけでなく、
己の与えたヒントと警告を上手に取り上げている事を理解し、
目を細めさせるも、そうだとまでは教えずに。]
トゥーリッキが異能者なら――或いはって所だな。
それに、心当たりの節は聞いておいた方がいいだろ?
俺らは身内目で元から住んでる奴を見ちまうし。
トゥーリッキの見解を聞いておきたいと思わねえか?
[默した場に対し呆れだか面倒だと捉えていそうな事は、
吐かれた息で、見当もつけれたが。
異能者は早急に排除すべきだと理解している男には、
彼らが能力持ちか否かのアタリをつける為の時間が必要だった。]
[>>235誰が死ぬべきか、ミハイルのその言葉に、初めて言葉を詰まらせる。
これまでは、自分は死ぬわけにはいかないと、その一心で反論してきたが、代わりに誰かを差し出せるほど、冷酷な人間でもないのだ。
彼が言うには、悪霊かそうでないかを見分ける能力を持った者も存在すると言うが…]
………残念ながら、見当もつきません。
私にそのような能力はないし、あなた方がどんな人物かを判断するには、共に過ごした時間があまりにも短すぎる。
[>>239イェンニの視線も感じながら、長い沈黙ののち、悔しげに、そう答えた。]
[>>238イルマの返答には、そうかと相槌を打つ。
手記にその辺りが言及されていたかは不明だったが
其処まではドロテアも把握してなかったという事か。]
遭ったのは悪霊がどうのじゃねーからな。
俺の住んでたとこにはUbiitcaってゲームがある。
それに模した事が実際に起こって巻き込まれた。
[調べもすれば、歴史として文献でも探れるだろう。
今から100年も昔の事象だと気付ける者は居たか。
突っ込まれれば危険な足がかりを見せたのは、
醜い内ゲバを見ているのも、哀れに思えたから。]
殺人者にウィンクされると死ぬってね。
そういう芸当が出来る異端者が居て、
そいつを探さなきゃ全員おっちぬって話だ。
呪術の類…なんだろうなあ。
んで、そいつを探す為の占い師が居たんだ。
霊能者も、守護者も居たよ。
その話は聞いた事があるが…随分も前の話を持ち出してくるんだな?
[ミハイルの話>>241に違和感を感じれば訝しげに彼を見たが、深追いはせず]
まぁ、彼の見解なんて知ったところで如何にもならんな。
[そこまで言って周囲を見れば]
異能者は救いを与える者なのだろう?
ならば何故出てこない?それもナッキがなりすましているのか?
それとも、
自分の身が可愛くて名乗らないのか?
[異能者を炙り出すつもりなど微塵もない。ただいつまでも偽善を振りかざしているようなそれらが堪らなく嫌で。それだけ言えば、ニルスは返事など聞かずに自室に戻ると言った]
[>>240緊張と困惑を滲ませる旅人を見遣り。
酒が無ければ口が乾くし、言葉も断える。
ミハイルは残っていた最後の酒瓶から酒をグラスへ注ぎ。
酔っても手元は狂わせない程には、
長い年月を戦火に置きすぎてしまった。]
だが、あんたがヒトなら。
あんた以外の誰かが『ナッキ』なのは違いない。
…此処に居る誰もが、そう言うだろうけど。
[どうやらトゥーリッキは異能者では無い様子。
それはそれで情報は増えないが、
可能性を潰してゆけば、おのずと位置も見えてくるか。]
……ああ、じゃあ聞き方を変えようか。
あんたを今日殺さないとするなら、
代わりに誰が死ねば良いと思う?
[生きる為には、どうしたら良いのか。
迷宮に足を踏み入れた旅の男に、再度問いかけて。]
[そのあと幾らか会話を交わせば彼の“処刑”は決まったか。処刑人など決めてはいないが、周囲を見渡せば手を下せる人間は絞られてくる]
では、僕はこれで。
トゥーリッキ、君と相棒の演舞を見れなかったのは残念だよ。
[このタイミングでそう言うのは彼お得意の皮肉。そして大広間から出る際に一言だけ残す]
この先も処刑人を決めてあるのなら構わないが、もし自身の手を汚したくないのならいつでも僕が引き受けよう。
[これは全体に向けての皮肉。最後にニルスの口が弧を描いたのは見えただろうか。部屋には彼が立ち去る足音だけが*響いた*]
へぇ、聞いたことあんのか。
[>>242流石は学者といった所、博識だ。
蝶だけ追いかけて野原を駆け巡る子供では無いらしい。
一人一人の顔を窺いみるように視線を張り巡らす学者――
その推測はどちらも有り得る事象ではあった。]
成り済ますのは、あるな。
異能者を騙っていりゃあ、疑いの難から逃れられる。
……今の所、霊能者っぽい振る舞いをしてんのは
マティアスではあるが、演技かどうかは測れねえなあ
死人の聲を聞けるのは、
殺した悪霊でも出来るかも知れねえし
まして魂の色を識る事は、悪霊なら調べずとも解るだろ
[暗に信じ切れる事は何一つないと、無情に彼らに告げる。]
>>243
先ほど言ったはずですよ。
あなた方を判断するには、共に過ごした時間が短すぎる…と。
誰を生かすか、誰を殺すか。
その決断を出すにも同じこと。
甘いと言われるかもしれませんが、自分の代わりに昨日今日知り合ったばかりのあなた方の誰かを差し出すことは、私にはできません。
…本当は、私が人柱になると申し出るのが一番なのでしょう。
しかし、それも出来ないのです。
[そう言って、目を伏せる。
これまでに、たくさんの死を見てきた。
そして、自身も死の淵をさまよった。
人一倍、命の重さを知っている。
だからこそ、誰かを殺すことも、自ら死を選ぶこともできなかった。]
もしかしてドロテアちゃんも、異能者だったのかしら。
だとしたら、もう見つけられないのかも…。
[彼女も不思議な力を持っていたようだから
ありえない話ではない。
そしてナッキを探す術を一つ失った事になるが…。
能力者として名乗りをあげるものがいなければ、
その線はますます濃くなるだろう]
[だが、それで納得する彼らではあるまい。
隣で震えているクレストを、ちらりと見て。
耳元で小声で、しかしはっきりと告げる。]
おいガキ。
……お前、部屋に戻ってろ。
[これから何があるのか。
それは感づいて居るのだろうけれど、
それを直視するには、病に障りそうだ。
イェンニへと視線を向けて。]
クレストを、送ってやっちゃくれねえか。
[彼女もまた、処刑を執り行う事は出来まい。
イルマも血を見るのを恐れて立ち退いただろうか。
他に一体、何人残れたのか。]
―大広間→裏口へ―
[広間で『処刑』を行えば、
此処で一堂に会する気も削げそうだ。
今日も此処で寝るつもりで居る男は、それを避けたい所。
人を死に誘い込んでも、
血の臭いを感じていたいわけでは無い。
旅人の腕を取り、裏口へと誘う。
屠殺場へ向かうミハイルと旅人。
旅人が暴れるようであれば、
誰かしらの男性が、それを封じる手伝いでもしただろうか]
―雪降りしきる白夜の中で―
[そう遠くまでは行かず。
裏口に出た辺りで、旅人を離す。]
…あんた、何か飼ってるんだっけか。
そいつはどうする?
遺すか、共に逝くか―――選べ。
[相棒と称して居た『何か』の事を挙げ、首を傾く。
ミハイルの手に握られるは、金の柄。
ミハイルが名を受けた元である大天使ミカエルは、
白銀の羽を片翼に6枚ずつ持ち合わせているという。
だが男が持つその色は、――抜き身のサーベルの刃のみ。
白銀の翼も持ち得ぬし、虹色の輪も頭上に無い。
だから天使では無いし、かといって人でも無く。]
[>>251ミハイルはイェンニにクレストを部屋に送るように頼むと、突然自分の腕を取った。
何をする気なのか即座に理解し、必死で抵抗するが、体力にはそこそこの自信があるが、元軍人の鍛え抜かれた力にはかなわない。
抵抗したはずみで、脇に置いてあった籠がひっくり返る。
その時、寒さのため、ピクリとも動かなかったはずの相棒が、籠から這い出てきた。
異変を察知したのだろうか。]
来るな!お前は来てはいけない!
[自分が殺されれば、相棒も殺されるだろう。
相棒は身寄りのない自分にとっての、唯一の家族。
それだけは避けたかった。
しかし、制止を聞くことなく、相棒はそのままするするとトゥーリッキの身体に巻き付き、共に運ばれていった。]
[ただ一つ確かであることは―――]
[それが地上に舞い降りるその時こそ、
世界の崩壊を意味するという]
[いま、崩壊するのだ。]
[トゥーリッキという男の世界は、崩れる。]
―裏口―
[>>255彼は相棒を連れて行くか、遺すか選べと言う。
もはや、自分の「処刑」は避けられない。
ならば…]
私の命と引き換えに、相棒だけは手にかけないと…
約束していただけますか?
クレストの部屋
[腕を引かれながらクレストは何か言っただろうか。
…は無言でクレストを部屋まで引っ張って、
そのままベッドへと押し込んだ]
……おやすみなさい、良い夢を。
[にこりと微笑んで、耳元で小さく呟いた。
そしてそのままシーツをクレストの顔まで覆う。
カーテンがあれば閉じて、白夜の世界を遠ざける。
すっかり暗くなった部屋の中、弱ったクレストからは寝息が聞こえてきた。
疲れているはずのクレストは、朝まで起きないだろう。*]
[本来ならば動けないはずなのに、必死に自分にしがみついてきた相棒を、そっと見る。
自分の命は相棒が救ってくれた。
ならば今度は自分が。
相棒のためなら、命を差し出しても良いと思えた。]
[びゅ 、
―――ゥん]
[久しぶりに抜き身で振るうサーベルの感触を、
風を切る音と共に確かめて。
大丈夫、腕は鈍っていない。
自分の代わりにこいつを、と。
誰かを示す素振りを問い>>243に答えるようであったなら、
態と急所を外しながら甚振る事にも考えは及んだが。
彼の言葉は、潔白な魂を抱く清らかなものだった>>248。
トゥーリッキがただの人間である事を知っている
悪しき水の精と呼ばれる存在は――
できるだけ即座に、
そして永遠の安らぎを与えようと、心に留め。
静かにサーベルを両手で握り、そうして力を込める。]
>>260[ミハイルは約束すると言う。
嘘をつくこともできるだろうが、今は信じるしかない。
彼は覚悟を決めた。]
悪いね。
お前に救われた命を、こんな形で終わらせてしまうのは、本当に残念だ。
でも、これでやっと恩返しができる。
新しい主人のもとで、幸せに暮らすんだよ。
[そう言って、相棒を離そうとするが、しっかりと絡みついたその身体は、ピクリとも動かなかった。
仕方なく、そのまま、両腕を広げ、]
きちんと、急所を狙ってくださいね。
相棒には当たらないように。
ミハイルに、そう告げた。]
[ごぷり、]
[刃は胸部から背面へと突き抜け、
身に纏った白いブラウスを汚し、血の斑点を刻む。
確かな手応えを感じ取りながら、
トゥーリッキの耳元で一度、誰にも聞こえぬ小声で囁いた。]
………死ぬのも悪くはねぇと思うぜ。
一度死んだ俺が謂うんだから、間違いない。
[そうして、事切れるのを待たずに刃を引き抜く。
白い雪面にも、朱肉のように朱い、あかい斑点。
彼の喉元に居る蛇には、手を出す事はせず――]
[スローに雪の上へと倒れこむ旅人から視線を離す。
下衣のポケットから煙草を出し、一本咥え込む。
血の飛び散った片目を伏せ、オイルライターで火を灯し。]
いィ、――火加減だ。
[しんしんと積り続ける雪の中、一本の紫煙が上がる。
其れは一度だけ魂を送る狼煙となって上昇し――、
そして、風に流されて、消える*]
[少女を招く聲は、人のものにあらず。]
[おいで、おいで―――死の淵へと。]
[おいで、おいで、おいで―――お嬢さん。]
[湖へと招く歌を奏でるオクタヴィストの聲は、
イルマの脳へと、響き渡り―――*]
>>264
「ニェーボへ行けますように。」
[それが、彼がまともに聞いた最後の言葉だった。
ニェーボとは、何なのだろう。
理解する間もなく、元軍人だというミハイルは、宣言通りまっすぐに自分の心臓をめがけてサーベルをつき刺す。
そして耳元で何かをささやき、刃を引き抜くとトゥーリッキはそのまま、倒れ込んだ。
白い雪原が赤く染まって行く。
きちんと急所を狙ってくれたのだろう。
そのままたいして苦しむこともなく、永遠の眠りに就いた。]
[そうしてミハイルは無言でその場を辞す。
湯浴みを済ませ、クレストの部屋へと向かう。
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