情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
マジで?おっさん太っ腹!
あー、うそうそ!超スマート!あんがと!
[お前の所でよく本を借りているから、と、
一杯サービスしてもらえたことに気を良くしながら、
キッピス、小さな声でグラスを軽く上げる。
その声が聞こえた者に、チン、とグラスを当てて。]
………今年もうめぇなぁ。
[時期外れの蜂蜜酒は、するりと喉を通っていった*]
いや。
[>>0:219邪魔では無かったというか。
暇つぶしの散策でしか無かった。
仕事かと言われれば、半分非番だと口を添えたが]
店に入ったとこで纏まってるんだな?
じゃああんたは早いとこ屋台の方へ行けよ。
誰かしら手を貸してくれるだろう。
安心しろ、木箱以外には目もくれない
[祭には観光客も訪れるし、此処で出店出来ないと
ヨウルまで大きな売上は期待出来ないだろうから。
取りに行く事を申し出て、施錠がされているようなら
鍵を半ば強引に借りる事になったか。
諦めの混じった声と表情を浮かせる女と離れ、
男はひとり、雑貨屋の方へと*]
[雑貨屋から木箱を運ぶ間に、空からちらつく雪に気付く。
まさか埃が落ちてくる筈もあるまい。]
雪、…か。
[ではあるが、雪が降るのも当然おかしい。
不自然な天候の変化に、眉を一度寄せて訝しみ――
が、]
こういうのは、悪くねえな…。
[何処か懐かしさを覚え、口元を緩めた**]
…ゆき、だ。
[傍らのマティアスを見る。目は見えなくとも、体に当たる冷たさと周りの音に、異変に気づくだろうと]
季節はずれも良いところだな。…ひとまず、コテージで寒さを凌ぐか。
何か用事があるなら付き合うぜ。
[飲みかけのビールを飲み干し、空になったマティアスのグラスと一緒に店に返して、傍らの友人に提案した**]
―コテージへの道行き―
[ふらりとした覚束ない足取りでコテージへと向かう道すがら。それほど遠くもなく、でも離れた所で痛む頭に程よく響く大歓声。その時だ。はらり、ひらり。夏至祭が行われるこの時季には似つかわしくない、白い雪が降る。ニルスがそれに気付いたのは少し後だった]
ん……?
[被っている帽子のつばよりちょっとだけ出た鼻先に、ひんやりとした白い雪が落ちる。雨かと思ったニルスは訝しげに空を見上げる]
ゆ、き……。
[頭痛でぼんやりとし始めた思考で何とかそれが雪とは理解したが、何故それがこの時季にとまでは考えが至らなかった。空を見上げた顔を戻せば、重い足取りでコテージへと歩を進める。そのまま目的地に着けば、何にも目をくれず部屋に入りベッドで休むだろう]
―少し前・雑貨屋―
[中身が随分軽いな、と木箱を運ぶ。
それもそのはず、この中には細かいものしか入っていない。
せとものを含んだ他の荷物は、既に運ばれた後*]
[マティアスに用事があるなら、それに付き添った後に。ないならそのまままっすぐ、コテージに向かう]
大丈夫か?
ほら、掴まってろ。
[人々の多くは村に戻っており、集団パニックにはなっていないが、それでも残った人々からは混乱している様子が見て取れる。
男は、マティアスに声をかけてその腕を取った。普段は難なくひとりで歩いている道でも、相応の支度なく薄く積もった雪道を歩くのは危ない。
その上、すれ違いざまに何度か白杖を蹴られ、肩もぶつけられているとあっては、1人ではとても歩かせられなかった]
ああ、イェンニ。
[コテージに向かう途中イェンニの屋台を見つけ、彼女に声を掛ける。
体調も随分良くなったのか顔色もよく、店の支度もあらかた出来ていた。台に並ぶ見覚えのない蜂蜜酒の瓶は、ダグが持ち寄った物だろうか]
それにお役人さんも。
[木箱を持ったミハイル>>9>>11に気づいて挨拶。どうやら、荷台に積み忘れたらしい細かい道具を持ってきてくれたたらしい]
2人とも大丈夫か?
このまま突っ立っていても凍えるだけだし、ひとまずコテージに引っ込もうと思っているんだが、良ければ一緒に行かないか?
[2人は応じただろうか。
雪は次第に酷くなっていき、はあ、と吐く息も白く、夏支度には堪える。体を暖めるため、と言い訳をして、蜂蜜酒を何本か手に取るとコテージへと向かった**]
―― コテージ前 ――
[頭巾の男は、コテージの軒先に立って
最前より俄かに雪降る空を見上げていた。
頭痛を訴えていた学者は既に屋内だった。
玄関の扉を開けて通した折には控えめに
「天候のせいかもしれんね お大事に」と
声はかけたが…聴こえていたかどうか。]
……
天候のせいかもしれんね。ほんとうに。
[蜂除けのベールの下から、困惑げな声。]
[流れくる雪雲に白夜の陽射しは遮られ、
音もなく次第に空が沼色に覆われていく。
労働と軽く入れた酒とで汗ばんでいた肌は
冷え込む大気の棘をいや増して受けとるが、
いつから、雪など降り出す兆候があったのか。
いつごろ、この雪雲が去りゆくものなのか――]
わからないなあ。
…わからん。
[風のにおいを嗅ぎながら、
野に生きる養蜂家は呟いた。]
[いつしかコテージに続く道には、
難を逃れてやってくる人々が点々と。
男は扉を開けては彼らを迎え入れる。]
――…
いつから、降りそうだったかな。
お前さんにはわかるかい。旅のひと。
[旅の空に暮らす者なら天候にも敏感だろうかと
やがて姿を見せる白蛇を連れた旅芸人に*尋ねて*]
[歓声がどよめきに変わった>>#0
その原因を、彼も肌にふれた冷たいもので理解する。]
雪…?北欧とはいえ、今は夏…
雪が降るような時期ではないはずですが…
[蛇は寒さに弱く、冬に入ると冬眠してしまう。
そのため、彼らは、各国の暖かい時期を狙って旅をしていた。]
お前には堪えるだろうね。
どこか暖かいところ…あのコテージにお邪魔させてもらいましょうか。
[雪は止む気配もなく、ますます激しくなってゆく。
首に巻きついた相棒が、身を縮こまらせているように感じた。
暖かい場所ばかりを旅していたトゥーリッキ自身も、寒さに慣れているわけではない。
今日の宿も必要だ。
辺りを見回し、目に入ったコテージに避難することにした。]
―コテージ前―
[コテージにつくと、そこには、頭巾をかぶった男が立っていた>>14
扉を開けて人々を迎え入れるその様子から、このコテージの主人かと推測する。>>16]
こんにちは。このコテージの方ですか?
すみませんが、一晩泊めていただけませんか?
[男はどう返しただろうか。
いくらかやり取りをしたのち、天候のことを訊ねられたので]
いいえ、まったく。
長年、旅をしてきましたが、夏に雪が降るなど、初めての経験ですよ。
…ただ、先ほど妙な胸騒ぎは感じましたね。
杞憂に終わればよいのですが…
―― コテージ前、蛇遣いとの会話 ――
ホホイ。コテージは、村のものだな。
夏テントを張るにもご難儀だろ、
空き部屋を使えばいい。
[男の指先が、階上の個室のひとつを示す。
戸口に居るのは空室を知らせるためらしく]
[蛇遣いの言は、天候不良の予見というよりは
わざわいの予見といった其れに近いと思しき。]
…ふむん。 胸騒ぎ?
[養蜂家の声は違和感にわずか顰められるが、
蜂除けのベールに隠れて面持ちは見えない。]
先月の頭くらいまでなら、
雪もそう珍しかアなかったんだ。
[寒の戻りがずれただけ――
納得させたいのが己か相手かは定かでなく]
… しろい相方さんが
ひとり歩きしないように、頼むよ。
[片手を上げて、中へ入るよう促す。
よそものを迎え入れたわずかばかりの
責任めかして、会話を締めくくった。]
―コテージ前―
>>22
なるほど、村の所有…つまり村のみなさんのものですか。
よそ者がお邪魔するのも気が引けますが、せっかくのご厚意、お言葉に甘えさせていただきます。
[胸騒ぎについて聞かれれば>>23]
ええ、雪が降り出す少し前のことです。
何か、良くないことが起こりそうな…ね。
相棒も何かを察しているようです。
ほら、動物は、そういう本能に長けているというと言うでしょう?
…まあ、考えすぎでしょうね。
先月まで雪も珍しくなかったのなら、今の時期に降ることだってあるかもしれない。
[旅芸人という立場上、危険な目に合ったことも一度や二度ではない。
そのせいか、そういう勘はよく当たる方だった。
しかし、季節外れの雪でただでさえ不安になっている村人にする話でもなかったと思い直し、最後にそう付け加えた。
そして、その男は、相棒がひとり歩きしないようにと言いながら、中へ入るよう、手で促す。>>24]
ご心配なく。相棒は毒は持っていませんし、勝手に私のそばから離れることもありませんよ。
[宿を借りようとするたびに言われることなので、半ば事務的に答えながら、コテージの中へと移動した。]
―わずかに前:湖畔(飲食店のテント)―
[ジュースとクラッカーをつまみつつ、コッコの方をぼんやりとみつめていたがはたと我に返り]
あっ、イェンニさんの屋台!
すいません、お勘定お願いしますっ。
[慌てて立ち上がって店員に勘定を押しつけ、テントを飛び出した。]
―屋台にて―
[既に組み立てられた辺りまで行けば
イェンニだけでなく、他の姿もあった。
季節外れの降雪は、次第に強くなってゆく。
このまま降り続ければ、焚火も消えそうだ。
想定していない事態なので、どうにも出来ない。]
持って来てはみたが、商売どころじゃねえな。
[屋台の卓上には、既に商品が並んでいる様子。
どうやらミハイルの手の中にあるブツは、
忘れ物の更なる忘れ物だったようで。]
そうするかね。
[誘いには反対するまでも無く。
足はコテージの方へと。]
[見目よき蛇遣いを見送って、頭巾の男は
暗くなりゆく空を見上げてまばたきをする。
真面目で親切な役人ででもあれば、相手に
こういった場合の返答は『ご心配なく』でなく
『はい気をつけます』だと忠告するのだろうが、
いかんせん養蜂家は言葉の足りない男だった。
もっとも、道の先に見える黒髪の役人はじめ、
真面目で親切な役人などそう多くないのだが。]
やあ、やあ、やあ、やあ、やあ。
[連れ立って難を避けくる若者たちに、
人数ぶんだけ投げるあいさつは*長閑*]
―湖畔―
この天気でもやるのかな……かたすなら人手がいるし、聞きに行った方がいいよね。
[とりあえず屋台へと向かおうとするものの、その間にも雪はしんしんと降りゆく。]
あちゃ、酷くなってきてる。
こんなとこで遭難するのも嫌だし、どっかで雪宿りさせてもらった方がよさそうだな。
コテージか何かが開いてるといいんだけど……。
[目的地を変更し、雪を凌げそうなところへと向かうことにした。
集団移動組に会えたならば一緒に、会えなければ一人でコテージへと辿りつく**]
―湖畔→コテージ―
― 屋台周辺→コテージ ―
あ?なんだって?ソレ片付けんのか?
[コテージに向かう途中、
酔っ払いの司書を引きとめたのは、
屋台を開いていた老婆。
なかなか荷物がまとまらないらしい。
片付けの手伝いを快く引き受け、
荷物を背負って村に帰る老婆を見届けた頃には、
降雪はさらにひどくなる。]
寒っ……あのばーちゃん大丈夫かな…。
[あまりの寒さに身を震わせながら、
フードを被った司書はコテージへと進むのだった*]
― コテージ ―
[薄らと白く積もる雪に何度滑りそうになった事か。
気付けばフードの上にも、雪が薄らと乗っている。]
[司書がコテージへとたどり着いたのは、
ミハイル達>>31やイルマ>>32よりもさらに後。
まだダグが軒先>>30に居るようならば、
彼に声をかけながら、肩や頭に積もった雪を払う。]
何かどんどん酷くなってるような気がすんだが…。
[未だ止む様子のない白い雪は、
先ほどよりも、降る量が増しているような気がして。
フードを外したからか、首元を撫でる冷たい風に、
くしゅん、くしゃみをひとつ漏らしてから
コテージの中へと飛び込んだ。]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了