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[歩き慣れた道、というのは、時に厄介なものだ]
…………。
[物思いをしながら、半ば上の空で歩いていても、危険な場所には身体が反応して止まったりとか、良くあって]
…………。
[故に、周囲に上の空、と気づかれない事も、多々ある。
……まあ、彼に関しては、そんな上の空も日常茶飯事、と見なされているのだが]
……んー。
[交差点で足を止める。
無意識じゃなくて、意識しての作用]
どーおしようか、なぁ……。
[呟いて、交差する二つの道を見比べる]
どっちにするかで、どっちに行くかがきまるんだよなぁ。
[そんな呟き一つ、落として。**]
/*
村建て準備はできてても、キャラ準備が全くできていなかった俺が通ります……!
と、いうわけで。
二年ぶりに執事国さんにお邪魔しております、くろねこたすくでございます。
連休駆け抜けランダ村、どうなるかはわかりませんが、皆様どぞよしなにー。
[交差点に佇んで、悩んでいるものは複数。
その内一つはずっとずっとループしているものだから、まあ、放っておこう。
そも、そんなに簡単に決まるようなら、悩んでいない、とも言うからだ]
……今日のゆーはん、どーするか。
[なので、意識は現実的な問題へと向かう。
一人暮らしで自炊している身にとっては、わりと切実な問題なのだ。
そしてその切実な問題と、目の前の交差点でどう進むかは、実は直結している。
故に、信号が変わるのを眺めながら、どっちに行くかを悩んでいた。
……傍目の怪しさは、まあ。
特に気にしてはいないのだが]
/*
いっそ清々しいくらいに、みんな居場所も時間軸もばらばらだなw
でも、逆にこういうのもいいなぁ。
前村がプロから息つく暇もなかったから、このゆるさが心地よいわ……w
[どうしようかな、と思いながら空を見上げ。
それから、視線をまた、道へとおろして]
……え?
[横断歩道の向こう側、反対側の歩道。
見慣れたそこを、見慣れぬ何かが駆け抜けて行った]
……う……うさぎ?
[駆け抜けて行ったのは、兎。
それも何故か、直立二足歩行の]
いやいやいや、待とうぜ、俺。
兎が直立二足歩行するとかないっつー……。
[ぶん、と頭を振って呟く。
ないないない、と否定を繰り返して──ため息ひとつ、ついた]
ぁー……ついに、幻覚まで見るようになっちまったかぁ……。
[そうでなくても、ここ数日夢見がよくないのに、と。
ため息混じりの愚痴を一つ、落とした]
……うん。
ちょっと、気晴らしに行こう。
[幸いというかなんというか、愛用の道具一式は持っている。
こんな時は、公園で風景写真を撮るか、植物園で花を撮るかするのが一番いい、というのは経験則]
今頃だと、結構賑やかなはずだしなー。
[なんて呟いて、交差点と現実に別れを告げて。
くるり、踵を返して公園の方へとゆっくり歩きだした]
[親元を離れて、ここで一人暮らしを始めたのは高校に入ってから。
この春で三年目……ともなれば、さすがに土地勘も養われるし、それなりに顔見知りも増えるもの。
道行く人と適当な挨拶をして、公園への道を行く]
……えー、サボりじゃないですよー、やだなぁ。
[そんな軽口叩きながらふらり、歩いて行くが。
何気に、サボりの常習犯であるのも、知られては、いた]
……にしても、さっきの……兎?
幻覚にしちゃ、妙にリアルだったよなぁ……。
まあ、幻覚ってそういうものなのかもしれないけど。
[なんて呟きながら、歩いて行く]
……あれ。
[その歩みが止まったのは、覚えがある姿が目に入ったから]
……何やってんだろ?
[視線の先にいたのは、やたらと背の高い人。
主に植物園で見かける事の多い姿に、こて、と首を傾げた。**]
え、俺?
あー……うん、気晴らしに、写真撮りに公園いこっかなって。
[そういや、どこに行くんだい、と。
おじさんに聞かれて何気なくこう答える。
だったら、公園か植物園か、どっちかにいるだろうから届けてやってくれ、と頼まれた。
特に断る理由もないから、頷いて落し物を受け取って]
んじゃ、またー。
[ひら、と手を振って歩き出した。**]
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