211 緋の宴― 人を喰らうや、鬼殺めるや ―
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集会場は不信と不安がない交ぜになった奇妙な空気に満たされていた。
人狼なんて本当にいるのだろうか。
もしいるとすれば、あの旅のよそ者か。まさか、以前からの住人であるあいつが……
どうやらこの中には、村人が2人、人狼が1人、占い師が1人、聖痕者が1人含まれているようだ。
……もう 誰も。
だれも、こんな目に 遭いませんように。
(0) 2021/10/10(日) 00:30:02
現在の生存者は、供儀 ドロテア、運び屋 アルマウェル、漂泊民 イェンニ、情報屋 カウコ、世捨て人 マフテからの伝書の5名。
/*
どうもおひさしぶりのsinotakaです。
おまかせしてたら人狼きちゃったや。がんばる。
(-0) 2021/10/10(日) 00:31:05
/*
なん だと 。
執事国でおまかせで赤以外が来たのって、初めてじゃないか自分!?
(-1) 2021/10/10(日) 00:31:11
世捨て人 マフテからの伝書は、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2021/10/10(日) 00:32:15
[ぽつりと落ちた呟き>>0は、誰にも届く事はなく]
(#0) 2021/10/10(日) 00:33:48
──不意に響くは、鐘の音。
──刻告げるが如きその音は。
──13、響いて、消え失せる。
(#1) 2021/10/10(日) 00:34:10
13個目の鐘の音が消えた後、アナタの許に現れるのは人形の如きメイド。
「……主人がご挨拶を、と申しております。大広間にて、お待ちください」
言葉に従い、訪れた者たちが大広間へ集まった後、現れるのはアナタを最初に出迎えた黒衣の娘。
彼女は集まる者たちを見回し、そして。
(#2) 2021/10/10(日) 00:34:45
「ようこそいらっしゃいました──『宴』の場へ。
私はドロテア──此度の場にて、『始まりに供されるもの』」
淡々と響く声は、森の中で響いた声と良く似ていて。
それが織り成す言葉は、酷く唐突なもの。
「紅き月の煌めく夜に、始まりを告げる13番目の鐘が鳴り響きました。
だから、『ゲーム』を始めます。
……それが、遠いとおい昔からの、取り決め」
突然な上に、意の知れぬ言葉。
それへの反発や反論を、娘は表情のない貌で受け止めるのみで言葉は尽くさない。
代わるように、意識に響くのは。
(#3) 2021/10/10(日) 00:36:00
……オハヨウ……オハヨウ?
(#4) 2021/10/10(日) 00:36:25
「……さあ、始めましょう、『緋の宴』を」
(#5) 2021/10/10(日) 00:37:03
意識と現実。
二つに響く、コエと声。
それが何かを呼び起こすか否かは──各自各様。
ただ、一つだけ。
『他者を殺さなければ、生き延びられぬ』。
その事実《ルール》だけは、全員に確りと刻み込まれた。
(#6) 2021/10/10(日) 00:37:26
──空にはいつか、紅い月。
──けれど、雨は降り止む事無く屋敷を閉ざす。
──月の光を受けて、降り注ぐのは紅い雨。
──紅は緋に落ち、緋は冴え冴えと咲き誇る。**
(#7) 2021/10/10(日) 00:37:59
漂泊民 イェンニが接続メモを更新しました。(10/10 00:40)
世捨て人 マフテからの伝書は、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2021/10/10(日) 00:41:54
世捨て人 マフテからの伝書が接続メモを更新しました。(10/10 00:42)
更新時刻が10/12 00:30に設定されました。
ー 少し前 ー
根も葉もないような市井の噂話はともかく。
これだけのものを作っておいて、知られていないとは不思議なものです。
[>>0:40呆れも混ざるアルマウェルの言葉に、世馴れている風情を感じながら相槌を打った]
先ほどまたお一方、案内されておりましたが。
これだけの客人を招けるような規模ですのに、人気も多くはないようで。
本当に不思議です。
[メイド達の気配が薄いせいもあるだろうが、落ち着かない要因の一つだと思いながら繰り返して。硝子の向こうに顔を向け直す]
私は今しばらくここに。
[>>0:41立ち去る気配には一言だけ伝え、見えない先を窺うような視線を投げ続けていた*]
(1) 2021/10/10(日) 00:45:00[三階・展望室]
/*
さて、無事に始まったものの。
昨日バタバタしてたせいか、すげえ眠い……!
無理せず落ちとくかあ……今日も出かけるし。
(-2) 2021/10/10(日) 00:47:38
[こてり。
そんな感じで、からくりが首を傾ぐ。
硝子珠の瞳が、無機質な光を宿して扉の方へと向いた]
くぅーぅ……。
[小さく漏れる鳴き声は生物めいているのに、所々に除く歯車がこれがからくりである事を淡々と物語る。
そんなからくりについては、メイドに問えばある程度の事は知れる。
曰く、
『ずっと逗留していらっしゃるお客様の作られたお使いです』
との事。
もっとも、当の『長逗留の客』が何者かの答えは得られないのだけれど。**]
(2) 2021/10/10(日) 00:52:15[大広間]
[大広間へと向かう途中。
不意に響いた鐘の音>>#1に足を止める。
13回、響いて消えた音に首を傾げた時。
メイドが現れて告げた言葉に幾度か瞬いた]
いや、まあ、挨拶したかったからいいけど……
[なんともいえぬ不気味さを感じながら、メイドに案内されて大広間につく。
もとより向かっていたために、大広間にはからくりの鳥が一羽>>2。
それについてメイドに問いかけても具体的な答えはなくて、
アルマウェルと二階ですれ違った人のほかにもいるのか、と考えながら、
用意された椅子の一つに座って、人が集まるのを待ち]
(3) 2021/10/10(日) 00:56:01[一階:廊下]
[カウコと別れて踏み込んだ先は、聞いた通りの緑の空間]
……これどーやって管理してんだ?
[鮮やかな空間に思わず口を突くのはこんな声]
……いやほんと、なんでこれ知られてないんだ?
[過るのは、先にイェンニと交わした言葉。>>1
ここまでのものであれば、大なり小なりどこかで話を聞きそうなものなのだが少なくとも自分の記憶にはなく。
雨音とは違う水音を聞きつつ立ち尽くす時間は、ほどなく響いた鐘の音>>#1に破られる事となる。**]
(4) 2021/10/10(日) 01:01:08[一階・室内庭園]
運び屋 アルマウェルは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2021/10/10(日) 01:03:30
運び屋 アルマウェルが接続メモを更新しました。(10/10 01:03)
/*
ところで9割がた赤が来ると思ってたから、占いアクションとかなんも考えとらんかった。
……昼間考えよう(
(-3) 2021/10/10(日) 01:05:09
[最後にやってきたのは黒衣の娘だった。
無表情のままに紡がれる言葉>>#3に驚き]
宴? ゲーム?
[首をかしげてみるが詳しい説明などはもらえず。
けれど不意に脳裏に響いたコエに、こめかみを抑える。
ぐ、っと一瞬息をつめ。
次の瞬間には、信じがたい言葉>>6が刻み込まれた感じに顔をしかめる]
あったまいてぇ……
[いろんな意味で、深いため息をこぼした*]
(5) 2021/10/10(日) 01:06:11[大広間]
[鳴り響く鐘の音に背を強張らせ、振り返れば其処には無表情のメイドがいて、大広間へと促される。
内心の漣を隠しながら了承を返し、展望室を後にした]
失礼します。
[先客には会釈を送りつつ、からくり仕掛けの鳥には一度瞬いて、メイドに引かれた椅子へと腰を下ろす。
やってきた黒衣の娘に挨拶をするより早く、相手が口を開いた。>>#3]
(6) 2021/10/10(日) 01:14:56[大広間]
――っ、
[緋色に染まる。
それは思考か、意思か、瞳か。]
(*0) 2021/10/10(日) 01:16:37
「血がホシイと。
肉を食らいたいと。
魂を啜りたいと。]
(*1) 2021/10/10(日) 01:16:53
「 ――変わる。
――変わってゆく。
塗り、かえられる――]
(*2) 2021/10/10(日) 01:17:05
[そうして。
幾度となく開かれた宴の。
鬼が、また一人――**]
(*3) 2021/10/10(日) 01:17:13
[イェンニ>>6が大広間に来た時には会釈を返しはしたが。
その後の娘の言葉のせいで、雑談にはいる余裕もない。
ただわけのわからなさに、深いため息をついた**]
(7) 2021/10/10(日) 01:29:27[大広間]
情報屋 カウコが接続メモを更新しました。(10/10 01:29)
情報屋 カウコが接続メモを更新しました。(10/10 01:29)
情報屋 カウコは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2021/10/10(日) 01:30:06
何を。
[唐突な言葉に眉を寄せ、追い付かない理解に眉間の皺が深まる]
……ハ
[>>#5お構いなしの宣言に、疑問符とも吐息ともつかぬ音が唇から漏れる。刻み込まれてゆくものには表情を動かされないけれど]
これは気分のよいものではありませんね。
折角、人心地が付いたというのに。
[>>7深いため息の音を聞いて、自分のそれは飲み込みながら首を左右に振った**]
(8) 2021/10/10(日) 01:33:58[大広間]
漂泊民 イェンニは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2021/10/10(日) 01:35:32
漂泊民 イェンニが接続メモを更新しました。(10/10 01:36)
……ってぇ、なんだ!?
[唐突に響いた鐘の音。>>#1
それに思案の時を破られ、上ずった声を上げる。
13回目の鐘の音が響いた後はしばし、静寂が訪れ。
次にそれをかき消したのは不意に現れた気配>>#2だった]
……は?
大広間……に?
ああ……わかりました。
[状況への困惑はあるものの、しばしそれは飲み込んで。
メイドに案内を請い、大広間へと向かった]
(9) 2021/10/10(日) 20:07:18[一階・室内庭園]
[たどり着いた大広間には、先に言葉を交わした二人と、奇妙なからくりの鳥。
どうやら自分が最後だったらしく、椅子に腰かけて間もなく黒衣の娘が姿を見せた]
宴……に。
ゲーム?
[語られる言葉>>#3に口を突くのはそんな疑問。
けれど、どうやら向こうはそんな事はお構いなしらしい]
いや、いきなりそんな事言われても……。
[ともあれ、反論を試みるものの、それは不意に響いた声>>#4に阻まれる。
戸惑ううちに重ねられるのは、始まりの宣言とも言えるもの>>#5と、そして]
(10) 2021/10/10(日) 20:07:55[大広間]
…………いや、うん。
さすがに、ちょっと、これは。
[認識を刻み込まれるような感覚。>>#6
それが齎すものに、思いっきり眉が寄る。
稼業柄、荒事の経験は少なからずあるが、そういう問題じゃない……と、そんな思いがぐるっと回った]
……参ったねぇ、こりゃ。
[やっぱりここ、ヤバかったわ、と。
過ったのは今更な悔いと。
ここからどうすりゃいいの、という思考。*]
(11) 2021/10/10(日) 20:08:02[大広間]
[黒衣の娘――ドロテアからは、どうやらそれ以上の説明はないらしい。
とはいえ、何か問いかけようにも言われた事、そして刻まれた事が全て、という感じもしていた]
……『ゲーム』とやらが終われば、後は自由に……って事でいいんでしょかね?
[それでも、一応は浮かんだ事を問いかけてみる。
しかし、それに対する返答はなく。
やがて、黒衣の娘はゆるりと踵を返して大広間を出て行った]
…………いやはや。
ほんっとコレ。
参るわ。
[主にここからの身の振り方をどうするか言う意味で、とは。
言わずとも伝わるか。**]
(12) 2021/10/10(日) 20:17:59[大広間]
運び屋 アルマウェルは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2021/10/10(日) 20:18:31
[からくりの鳥もまだ大広間にいるようだが、黒衣の娘は大広間を立ち去り>>12。
嘆く男>>12や首を振る女性>>8に視線を向け。
どうしたものかと、またもやため息が零れ落ちる]
なんか厄介なことになったっぽいなあ……
[食事をしにきたはずだが、食欲はすでに消え去ってしまった。
二人と一羽に視線を向けたところで何かわかりやすく答えがでてくるわけもなく]
(13) 2021/10/10(日) 21:03:13[大広間]
あー、っと、そういやそっちの人ははじめましてだな。
俺はカウコ。
……この状態でよろしくできるかどうかはともかく、よろしく。
[暗に、どころか明確に殺しあえと言わんばかりに刻み込まれたルールを思い返し。
苦笑を浮かべたまま、イェンニに名乗り]
――とりあえず、お茶でももらおう……
[どうしたもんかと悩みながらも、メイドにお茶の用意をしてもらうのだった*]
(14) 2021/10/10(日) 21:03:21[大広間]
情報屋 カウコが接続メモを更新しました。(10/10 21:03)
情報屋 カウコは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2021/10/10(日) 21:04:35
ほんとにねぇ。
[厄介、という言葉>>13に相槌ひとつ。
メイドにお茶の準備を頼む声>>14に、は、と小さく息を吐いて]
あ、俺にもいただけるとありがたい。
[ひら、と手を振り、自己主張。*]
(15) 2021/10/10(日) 21:18:04[大広間]
運び屋 アルマウェルが接続メモを更新しました。(10/10 21:18)
[カウコという男はただの情報屋だ。
いろんな人が必要とする情報を集め、売り買いする。
その情報も自分の足で集めることもあれば人伝いに集めることもある。
そして、この屋敷にきたのも、そんな情報集めの一環で――]
(*4) 2021/10/10(日) 21:21:31
[けれど、今思えば、呼ばれていたのだろう。
この、宴のために。
そのために、普段なら森の中まで来ないのに、足を運んでしまったのだ。
宴に鬼は、必ずいるのだから――]
(*5) 2021/10/10(日) 21:21:47
[鬼になったからといって、思考、人格、すべてが変わるわけではない。
ただ、ほんの少し。
食欲を向ける先が、かわったような。
それも、今はまだ、はっきりとはしていない*]
(*6) 2021/10/10(日) 21:21:59
まー、言うだけ言って放置ってことは、
今すぐどうこうしろってことじゃない、んだと思いたいなあ……
[アルマウェル>>15に、頷きつつぼやく。
メイドが用意したお茶は三人分。
からくりの鳥には当然用意されるわけもないが、その持ち主はいまだ現れず]
噂の屋敷を見に来ただけだったんだがなあ……
長逗留してる人がいるなら、このことも知ってたんだろうか。
[用意してもらったお茶を口に運びながら、考えるようにからくりの鳥へと視線を向けた*]
(16) 2021/10/10(日) 21:32:18[大広間]
……そういう事、だといいねぇ。
[とはいえ、今すぐ何かしろ、と言われても、正直困る。
多少の時間の猶予があるなら、なんとか外に出られはしまいか……とか考えつつも表には出さず]
それを言ったら、俺だってたまたま通りががっただけ、だけどねぇ。
……知ってて逗留してたりしたら、それはそれですげぇな。
[こちらもお茶のカップを手に取りつつ、こちらもからくりの鳥を見やり]
なんか、知ってたりしませんかねぇ。
[ぽつ、と漏れた言葉は少しでも情報が欲しいという気持ちの表れ。*]
(17) 2021/10/10(日) 21:41:37[大広間]
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