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朝
お疲れ様でした
[頭を下げ、先を行く同僚を見送った。
昨日も人が死んだ。
死は日常茶飯事だが、自殺、というのは……
首を振り、また名簿を閉じる。目を逸らした野木が閉じた、リストの最後に並ぶ名前は、
[学生 ナオ]と――]
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しんだー!!!
やったね! お世話になりました!
最後の最後で願い事鮮やかな世界見て欲しいとかそういうのにしようかとも迷ったけど まあ初志貫徹で! 振り影響も考えつつ!
ハイパー自殺枠でしたヒョーイ 自殺とかそう機会ないからヒョーイ
はい、おはよう!
[今日もそこかしこで看護師たちの元気な声が響く。朝ですよ、さあ起きて、と。
常ならば朝日に照らされ、疲れた顔はけして見せぬ彼らの笑顔が病室に咲いたのだが――
声は明るくとも、笑顔は、ない。
けれど誰もそのことには気づかない。違和感など存在するはずもなく。
笑顔の消えた世界、誰かの感情を察知するのは、きっと少しだけ、難しくなった]
[落ちて来た死体の前で。
彼女は静かに歌声を紡いで行く。
聞かせる者の居ないレクイエムは、天へと吸い込まれるのだろう。]
[病院の中庭に一本だけ生えた桜の樹。
今はただ冬枯れを待つばかりのその樹は、春になれば花びらを高く舞い躍らせ、きっと屋上に、そして空へと飛び立っていくのだった。
その桃色に微笑む者は、もうこの世にはいないのだけれど]
/*
はああ 桜の描写きれいねえ
でもこれは、桜さいてないよねね。
あとばあちゃんから笑顔なくなっちゃったら どうしよう かしらん
笑顔ですべてをごまかす作戦終了のお知らせ
/*
これは…、村建てさん大変ですね。
そこが面白いところでもあるのでしょうが。
なすさんねェ、おつかれさまだよう……(おばあちゃんのまね
そして平家さん、柏木さん…、お疲れ様でした。
柏木さんは最期まで邪魔してしまってごめんなさいでした。そして、ありがとうございました。
けども……、ふふ、婆ちゃん、邪魔しちまったねェ……
よかったらお菓子、あげようね。
頭使ってばかりだと疲れちまうしィ
二人とも
お話ありがとうね。また会えたらお話しとくれ。
[広げた菓子を指しながら、老婆は残りの菓子が入った袋を手に取り、立ち上がる。]
えっと、ゴトウさん。
はい、昨日、お友達になりました。
[一瞬名前が出てこなかったのは、ちょっとしたアクシデントだ。問題ない。千夏乃はもともと、名前と顔を一致させるのが苦手なのだ。]
今日はおとうさんと弟が来るんです。
ほんとうは、昨日おかあさんが来るはずだったんだけど、急にお仕事になっちゃったから…。でもしょうがないんです。ヒャッカテンは、ハンボウキなんです。
[昨日の朝の寂しさを思い出して、少しだけしょんぼりして]
夜
[敷地内で飛び降りた柏木はすぐに発見されただろう。もしかしたら医師を呼び出す緊急アナウンスが流れたかもしれない。
そして末期癌の患者が息を引き取るのも、穏やかな死は、それこそ病院中に溢れている。
けれどそれも、日常のひとつだった]
…あ、おばあちゃんに挨拶行かなきゃ
[結局昨日は会えなかった。手術を明後日に控えた少女は、ぼんやりとしか心に浮かばない家族のそれよりも、ぼたんの笑顔が見たいと――
ベッドの中で、小さく微笑んだ*]
夜
[その夜、院内は慌しさに包まれていた。
末期がんで入院中だった平家の容態が急変したからだ。己はそれとは異なる、担当患者の容態の悪化処置に追われていた。
平家と柏木急逝の一報を耳にしたのは、夜も幾分深まってからの事だった。平家に関しては肺がんの末期ということもあり、誰しもがそう長くはないと思考していたかもしれずに。
けれど柏木の、院内での自殺は大きな波紋を呼んだ事だろう。1度目の負傷が自殺未遂の末であった事を知るものが、幾人いた事か。
己もまた、情報に取り残されていたひとりであった。]
……え?柏木さんですか?
夕方会いましたよ、五階の廊下で――
[五階廊下からの投身自殺、ほぼ即死。恐らくは別病院にて検死が行われている事だろう]
うそ、だ……、
[事実を聞いてもなお、それを受け入れる事は叶わず頬が歪みを帯びた]
うそ、だ……、明日、散歩に行く、って、
空の綺麗な日なら、『大丈夫だ』、って……、
[死が、足音をたてずにしのび寄る。
己の周囲を、取り囲んでいく。
がたがたと肩口を震わせ、両手で頭を抱えて
リノリウムの床に膝を、ついた。]
うそだうそだうそだ嘘だ、うそ、だ……、
いやだ、柏木さんは死んでない、ああああ……っ、
死にたく、ない……!!!
[蒼白した顔を床へと向け、叫び声を上げる。
付近にいた看護師が悲鳴を上げた。
激しくかぶりを振った所為で、診察台の角に額をぶつけ、瞼が薄く裂けた。
視界が赤く染まる。灰色だった景色が鮮やかな、赤に染まる]
うわあああぁぁああああ―――…!!
[発狂寸前だった。他の医師に押さえつけられ、鎮静剤を投与される。
人知れず病室に寝かされ、朝までの刻を一度も目覚める事無く、眠りに*就いた*]
/*
コミットについてはどうなんでしょう。
更新時間は事前に決まっててほしい、はあるんですが…
基本は48でいいとおもうんです。
なのでこちらから促すことはしない。
24h更新がいい人は、メモで言うと強制とかになりがちなので、やりたい人は黙ってコミットでいいとおもうんだよなあ。RPだとむずかしいかな?まあためしに。ここらへん、エピで意見欲しいです。次いつ村建てるかわかりませんが。
午後の話
[屋上に行くと決めた彼女は、そのまま、行動に移した。喫煙スポットにも成りえるそこで望むのは喫煙ではなく、そこから中庭を見下ろすことだった。
手にした緑茶をすすり、売店で買い求めた菓子袋の中から煎餅を取り出し、噛んだ。]
死んじまったんだってねェ……あの歌い手さんよう。
ニュースでね、やってたんだァ
――ここに来たら、聞こえっかなあ
って思ったけど、駄目だァね。
やっぱり、駄目だァね。
[煎餅に噛み跡は付かなかった。老婆はひどく落ち着いた素振りでもう一度、緑茶に口をつけた。]
[ふと、彼女は顔を上げた。
もう失われたはずの歌が、聞こえたような感覚がして辺りを見渡す。だんだんと染められていく空は深みを増して、そろそろ真っ赤に太陽が風景を焼き尽くす時間が訪れようとしていた。音の出どころは見つからず、気のせいか、と思う前に。鈍い音が、歌の名残を打ち消して鼓膜を揺らした。]
……――、なァんの、音かねェ……
いやァな音だあ……嫌ァな…… 音だァねェ
[人形をその胸にしかと抱いた。老婆の顔は、常ならば笑み皺が縁取っている老婆の顔は、その皺こそが不安を表しているかのように、老婆の感じている不吉さを前面に押し出した。その不吉さを彼女が尊重し、身を乗り出していなければ、それはまた彼女に別の道を示したことだろう。けれど彼女はそうしなかった。音の出どころを探し、左右を探り、そして、屋上から見下ろした。]
[老婆の見た光景は、極々一部であった。何かを防ぐ目的で屋上に備えられていたものが、彼女に全貌を見せるを妨げた。それでも、先ほどの潰れる音と合わせて何が起きたか知るには十分だった。十分すぎた。]
[ 田中老人はよろめき、後ずさった。
自身の手で、人形で、顔を隠すように。真っ赤に焼き尽くすものを見、目がつぶれてしまうを防ぐ様に顔を覆った。]
おお……おォ……
違うよう、あたし、あたしァ見てないよう
何も見ない 見なかったんだァよ
大丈夫さ 何も何も………なんにもなかった……見てないよぉ
帰らなきゃ――帰らなきゃァ……どこに?
おうちに帰んないと。おっとさんに叱られる……帰らなきゃ……。
[震える体で地を這うように菓子袋をひっつかむと田中老人は足を叱咤して駆け出した。
そこで見たことを、目を潰すような鮮やかな色のことを、彼女は同室の誰にも、看護士にも言わず寝台の中で丸くなった。]
午前 ラウンジ
[彼女は食堂へ行かなかった。
菓子袋に入れたものから適当につまみ、そうして彼女は朝食は済ませたと言い張った。菓子袋に手を入れた時、四角い小包装のチョコレートに触れて、老婆は人形と一緒にその胸に抱き、それからもう一度、大事そうに袋の中に戻した。
そうして朝の食事の時間をやり過ごすと、食事についてこれ以上看護士に怒られないようにと病室を抜け、いつもの彼女の定位置へと向かったのだった**]
せいしゅん…?
[きょとんとした顔で、千夏乃は首を傾げてみせる。]
うん。ゴトウさんは、きっともてるね。
[屈託のない笑顔を見せて、]
/*
ああ…、愛しの田中さんが、その長い人生のうちでも限りなく残酷な情景を目にしてしまったのか…、かわいそう、に。
というか、この先どう動いていいのかわからないくらいに、柏木さんの死がショックです。
PCは勿論ですが、PLも。
でもでも凄く、素敵な最期だったなあ…
明日死にたかったけど、勝負かかってない時に限って無駄に生きてしまう性質が憎い…
あのまま飛び降りを見ていたかったけれど、すっげーお邪魔だろうなあとチキンなPL感情が先走って退出を打ち込んでしまったのでした。
[本当の絶望は きっとこの先にある
まだ 大丈夫
けれどもう、限界寸前だ
僕は どうすればいい
なにも救えず 横切る死を見つめるだけの 僕は、]
──ここは…?
[一二三は辺りを見回す。しかしそこは見慣れた病室ではなかった。四方が白に塗りつぶされた、いつもの部屋では。]
…死んじまったのかねぇ。
案外「逝く」ってのは、こうも突然な事なのかも知れないね。
[一二三は申し訳なさそうに目を*閉じた*]
朝:とある病室
[震えた瞼を緩慢に開いて、強制的な眠りから目覚めた。
病室の白い天井。窓からは陽光が差している。
ゆっくりと上肢を起き上がらせて、次に見たのは自分の着衣だった。]
―――…、……ですよね。
[入院着を着せられている。つまり、緊急入院させられたのだろう。
医者の不養生を実践してしまった。皮肉そうに頬を引き攣らせ、起き上がり衣服を着替え、切れた瞼上に貼られた絆創膏を剥がす。
柏木さんを追い詰めたのは、―――…
過ぎる思考を其処へと残し、医局へと向かった。]
[医局に戻ると、昨日現場にいた先輩医師に深く謝罪した。
『良く眠れたか』との問いに二つ返事を返す。
念の為と簡単に診察もと言われたが、それは丁寧に遠慮した。
壊れたものを治せないもの は
壊れるまで 壊れたものに尽くすだけ
職務や使命などという綺麗なものの為ではない、ただ流れるままに――職務へ戻った]
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