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[差し出される傷薬に瞬き、レイヨを見やる。]
ウルスラにでも言わなきゃないかと想った。
……ありがたく、使わせてもらう。
[しかし傷薬をもらいにいけば怪我の理由を問われると。]
説得と言えば、マティアスが――狼と話せば
狼使いに声が届くかと、俺に聞いたことがあった。
――止めても行きそうだったから、狼だけからは
"守っていた"、――俺の血を以て。
ひとつ、教えてくれた礼だ。
ひとつ、情報かかえとけ。
綺麗事。……違うな。
これはただの私欲だ。
[イェンニの言葉に、表情と声色は変わらずも、返した内容は何らかの心情が過ぎるものだった]
犠牲の可能性を減らすためだ。
嗚呼。力と血を以て、深奥を暴かん。
[続けた言葉は普段と変わらず。確認には頷いて、踵を返す。止められなければそのまま歩き出し]
正直、誰の真偽もわからんし、結局自分しか信じてない。
でも、それで滅びるのは俺らだから。
お前の言葉を最初に信じてみるのも一興だ。
味方同士で殺し合うのも滑稽ではあるけどな。
[お茶をもう一口すすり]
――こういう力だから。
誰かの盾になるのが俺の力だから――
俺が死ぬ代わりに誰かが死なないなら、それでもいい。
だから、迂闊な殺しも一番にやっちまったのかもな。
[そして付け足すように]
……本人の血なら少量で済むから、
守られてくれる気があるなら、
ちっとだけ分けてくれると助かる。
俺の血ばっかでやると、俺が勝手に死にそうだ。
[最後は軽口に似た言葉。]
俺が死んだら、俺は誰かを守れたと想うだけだから
俺が自分を守ることはない。
[守らないのか、守れないのか――真相は本人の*内*]
貴方と僕は違います。
…どちらもひどいのだと思います。
[笑まぬ自嘲の言葉に笑まず答えるかたちは、いつかトゥーリッキに面白いと語った言葉とも似る。早まったとも思わぬ後悔のない様子の彼の言葉―――死んだらダメだ―――俯いてしまわぬように彼を見たまま唇を噛んだ]
…僕がわかるのは死んだ人だけです。
それでもこの力が少しでも役に立つかも知れないと…
彼女を止められませんでした。
[性質と言うカウコの言葉に焔から彼へ視線をあげて、生きる意思のあるのを示すようにぎこちなく軋みそうな所作なれどうなずいた。傷薬を渡した彼の言葉―――ひとつの情報にマティアスにも想いは流れる]
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