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[>>235誰が死ぬべきか、ミハイルのその言葉に、初めて言葉を詰まらせる。
これまでは、自分は死ぬわけにはいかないと、その一心で反論してきたが、代わりに誰かを差し出せるほど、冷酷な人間でもないのだ。
彼が言うには、悪霊かそうでないかを見分ける能力を持った者も存在すると言うが…]
………残念ながら、見当もつきません。
私にそのような能力はないし、あなた方がどんな人物かを判断するには、共に過ごした時間があまりにも短すぎる。
[>>239イェンニの視線も感じながら、長い沈黙ののち、悔しげに、そう答えた。]
[>>238イルマの返答には、そうかと相槌を打つ。
手記にその辺りが言及されていたかは不明だったが
其処まではドロテアも把握してなかったという事か。]
遭ったのは悪霊がどうのじゃねーからな。
俺の住んでたとこにはUbiitcaってゲームがある。
それに模した事が実際に起こって巻き込まれた。
[調べもすれば、歴史として文献でも探れるだろう。
今から100年も昔の事象だと気付ける者は居たか。
突っ込まれれば危険な足がかりを見せたのは、
醜い内ゲバを見ているのも、哀れに思えたから。]
殺人者にウィンクされると死ぬってね。
そういう芸当が出来る異端者が居て、
そいつを探さなきゃ全員おっちぬって話だ。
呪術の類…なんだろうなあ。
んで、そいつを探す為の占い師が居たんだ。
霊能者も、守護者も居たよ。
その話は聞いた事があるが…随分も前の話を持ち出してくるんだな?
[ミハイルの話>>241に違和感を感じれば訝しげに彼を見たが、深追いはせず]
まぁ、彼の見解なんて知ったところで如何にもならんな。
[そこまで言って周囲を見れば]
異能者は救いを与える者なのだろう?
ならば何故出てこない?それもナッキがなりすましているのか?
それとも、
自分の身が可愛くて名乗らないのか?
[異能者を炙り出すつもりなど微塵もない。ただいつまでも偽善を振りかざしているようなそれらが堪らなく嫌で。それだけ言えば、ニルスは返事など聞かずに自室に戻ると言った]
[>>240緊張と困惑を滲ませる旅人を見遣り。
酒が無ければ口が乾くし、言葉も断える。
ミハイルは残っていた最後の酒瓶から酒をグラスへ注ぎ。
酔っても手元は狂わせない程には、
長い年月を戦火に置きすぎてしまった。]
だが、あんたがヒトなら。
あんた以外の誰かが『ナッキ』なのは違いない。
…此処に居る誰もが、そう言うだろうけど。
[どうやらトゥーリッキは異能者では無い様子。
それはそれで情報は増えないが、
可能性を潰してゆけば、おのずと位置も見えてくるか。]
……ああ、じゃあ聞き方を変えようか。
あんたを今日殺さないとするなら、
代わりに誰が死ねば良いと思う?
[生きる為には、どうしたら良いのか。
迷宮に足を踏み入れた旅の男に、再度問いかけて。]
[そのあと幾らか会話を交わせば彼の“処刑”は決まったか。処刑人など決めてはいないが、周囲を見渡せば手を下せる人間は絞られてくる]
では、僕はこれで。
トゥーリッキ、君と相棒の演舞を見れなかったのは残念だよ。
[このタイミングでそう言うのは彼お得意の皮肉。そして大広間から出る際に一言だけ残す]
この先も処刑人を決めてあるのなら構わないが、もし自身の手を汚したくないのならいつでも僕が引き受けよう。
[これは全体に向けての皮肉。最後にニルスの口が弧を描いたのは見えただろうか。部屋には彼が立ち去る足音だけが*響いた*]
へぇ、聞いたことあんのか。
[>>242流石は学者といった所、博識だ。
蝶だけ追いかけて野原を駆け巡る子供では無いらしい。
一人一人の顔を窺いみるように視線を張り巡らす学者――
その推測はどちらも有り得る事象ではあった。]
成り済ますのは、あるな。
異能者を騙っていりゃあ、疑いの難から逃れられる。
……今の所、霊能者っぽい振る舞いをしてんのは
マティアスではあるが、演技かどうかは測れねえなあ
死人の聲を聞けるのは、
殺した悪霊でも出来るかも知れねえし
まして魂の色を識る事は、悪霊なら調べずとも解るだろ
[暗に信じ切れる事は何一つないと、無情に彼らに告げる。]
―自室に向かう道行き―
[大広間から出て自室に向かう際、今日起きたことを思い出す。ドロテアの屍体、手記の発見、クレストの体調不良、トゥーリッキへの嫌疑…そして窓の外で見かけた極彩色]
(あの極彩色は、確かに蝶の翅)
[アゲハ蝶にも似たあの翅は今までに見た事もないほどの美しさだった。雪景色の中に唐突に現れた蝶と思しきもの。それを見たのはドロテアの屍体が発見されたと報せがくる前]
(彼女の魂が、あの極彩色なのか)
[期待に胸が躍る。標本にすれば、さぞ美しいだろう。誰もいない廊下でくつくつと笑いながら歩けば、間もなくして自室へと着いた]
>>243
先ほど言ったはずですよ。
あなた方を判断するには、共に過ごした時間が短すぎる…と。
誰を生かすか、誰を殺すか。
その決断を出すにも同じこと。
甘いと言われるかもしれませんが、自分の代わりに昨日今日知り合ったばかりのあなた方の誰かを差し出すことは、私にはできません。
…本当は、私が人柱になると申し出るのが一番なのでしょう。
しかし、それも出来ないのです。
[そう言って、目を伏せる。
これまでに、たくさんの死を見てきた。
そして、自身も死の淵をさまよった。
人一倍、命の重さを知っている。
だからこそ、誰かを殺すことも、自ら死を選ぶこともできなかった。]
もしかしてドロテアちゃんも、異能者だったのかしら。
だとしたら、もう見つけられないのかも…。
[彼女も不思議な力を持っていたようだから
ありえない話ではない。
そしてナッキを探す術を一つ失った事になるが…。
能力者として名乗りをあげるものがいなければ、
その線はますます濃くなるだろう]
[だが、それで納得する彼らではあるまい。
隣で震えているクレストを、ちらりと見て。
耳元で小声で、しかしはっきりと告げる。]
おいガキ。
……お前、部屋に戻ってろ。
[これから何があるのか。
それは感づいて居るのだろうけれど、
それを直視するには、病に障りそうだ。
イェンニへと視線を向けて。]
クレストを、送ってやっちゃくれねえか。
[彼女もまた、処刑を執り行う事は出来まい。
イルマも血を見るのを恐れて立ち退いただろうか。
他に一体、何人残れたのか。]
―大広間→裏口へ―
[広間で『処刑』を行えば、
此処で一堂に会する気も削げそうだ。
今日も此処で寝るつもりで居る男は、それを避けたい所。
人を死に誘い込んでも、
血の臭いを感じていたいわけでは無い。
旅人の腕を取り、裏口へと誘う。
屠殺場へ向かうミハイルと旅人。
旅人が暴れるようであれば、
誰かしらの男性が、それを封じる手伝いでもしただろうか]
/*
まあまだ2dだしなあ…。
確定的に匂わす事を焦るこたぁ無いんじゃねえかな。
クレストの動向で比較的透けてる気もすんだが
/*
少しくらい匂わせてないとやりづらいと思うのよね…。
かといってやりすぎるとミハイルさんより先に逝きそうだし、難しいものね。
/*
ま、明日は俺占いだからなー。
処刑になりそうな気がしてるんで、3dであんたが先に吊られるような流れを作らなきゃ大丈夫じゃないかな…
/*
クレストさんが、そうかこの村の人は魂が黒いんだね、とか言い出したらどうしましょう(真顔)
狼2連吊り展開も考えていたほうが良いわね…。
―雪降りしきる白夜の中で―
[そう遠くまでは行かず。
裏口に出た辺りで、旅人を離す。]
…あんた、何か飼ってるんだっけか。
そいつはどうする?
遺すか、共に逝くか―――選べ。
[相棒と称して居た『何か』の事を挙げ、首を傾く。
ミハイルの手に握られるは、金の柄。
ミハイルが名を受けた元である大天使ミカエルは、
白銀の羽を片翼に6枚ずつ持ち合わせているという。
だが男が持つその色は、――抜き身のサーベルの刃のみ。
白銀の翼も持ち得ぬし、虹色の輪も頭上に無い。
だから天使では無いし、かといって人でも無く。]
[>>251ミハイルはイェンニにクレストを部屋に送るように頼むと、突然自分の腕を取った。
何をする気なのか即座に理解し、必死で抵抗するが、体力にはそこそこの自信があるが、元軍人の鍛え抜かれた力にはかなわない。
抵抗したはずみで、脇に置いてあった籠がひっくり返る。
その時、寒さのため、ピクリとも動かなかったはずの相棒が、籠から這い出てきた。
異変を察知したのだろうか。]
来るな!お前は来てはいけない!
[自分が殺されれば、相棒も殺されるだろう。
相棒は身寄りのない自分にとっての、唯一の家族。
それだけは避けたかった。
しかし、制止を聞くことなく、相棒はそのままするするとトゥーリッキの身体に巻き付き、共に運ばれていった。]
[ただ一つ確かであることは―――]
[それが地上に舞い降りるその時こそ、
世界の崩壊を意味するという]
[いま、崩壊するのだ。]
[トゥーリッキという男の世界は、崩れる。]
/*
狼2連吊りはまあ・・視野に入れとく方がいいな。
どのくらい盤面が動かせるかだろうかねー…。
ダグが居るしなんとかなる気はするんだが。
―裏口―
[>>255彼は相棒を連れて行くか、遺すか選べと言う。
もはや、自分の「処刑」は避けられない。
ならば…]
私の命と引き換えに、相棒だけは手にかけないと…
約束していただけますか?
クレストの部屋
[腕を引かれながらクレストは何か言っただろうか。
…は無言でクレストを部屋まで引っ張って、
そのままベッドへと押し込んだ]
……おやすみなさい、良い夢を。
[にこりと微笑んで、耳元で小さく呟いた。
そしてそのままシーツをクレストの顔まで覆う。
カーテンがあれば閉じて、白夜の世界を遠ざける。
すっかり暗くなった部屋の中、弱ったクレストからは寝息が聞こえてきた。
疲れているはずのクレストは、朝まで起きないだろう。*]
司書さん、ベッドに押し込めたわ。
………リビングで寝るつもりなら、
添い寝してあげたらどうかしら。
[トゥーリッキに手を下しているだろうミハイルに、
空気を読まずにそう告げた。]
[本来ならば動けないはずなのに、必死に自分にしがみついてきた相棒を、そっと見る。
自分の命は相棒が救ってくれた。
ならば今度は自分が。
相棒のためなら、命を差し出しても良いと思えた。]
[びゅ 、
―――ゥん]
[久しぶりに抜き身で振るうサーベルの感触を、
風を切る音と共に確かめて。
大丈夫、腕は鈍っていない。
自分の代わりにこいつを、と。
誰かを示す素振りを問い>>243に答えるようであったなら、
態と急所を外しながら甚振る事にも考えは及んだが。
彼の言葉は、潔白な魂を抱く清らかなものだった>>248。
トゥーリッキがただの人間である事を知っている
悪しき水の精と呼ばれる存在は――
できるだけ即座に、
そして永遠の安らぎを与えようと、心に留め。
静かにサーベルを両手で握り、そうして力を込める。]
夜は冷えるし、温めてあげないと。
[なんだか煮え切らない態度にもう一押し。]
ああ……服は汚さないように気をつけて欲しいわ。
[既に腕を通された服なので、返してもらっても
もう商品としては出せないだろう。
好き勝手されても文句は言えないが、まあ、言葉の綾だ。]
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