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ムーヴメントファイターRは案外まともな内容っぽいですね。
おはようございます。
ミナツ先生が可愛いです。
しかしこれはどうしようか。
死んだ奴は、もう泣かない。笑いもしない。
声だって聞こえないし、メールだって。
[かつてバクだったものを見やった後、携帯電話を握り締める。
一瞬気を抜いた。サヨが腕から抜ける際に、蹴られた足に痛みが走る。
声にならない悲鳴をあげて、その場に倒れこんだ。
取り落とした銃が転がる。
慌てて飛びついた時には、もうサヨの背中は見えなくなっていた]
(ユウキのそばに行こう)
[そう思った瞬間、体がほどけた。
気付けばユウキの前にいた。]
うわぁ、瞬間移動。
幽霊って便利…
[言いかけて顔をあげると、はらり、はらり、目の前に涙が落ちる。
ユウキの体に伸ばした手に一粒散ると、彼女の思念が全身に染み渡った。]
ゆーき。…ゆーき…
[廃屋でヤスナリにしたように、ユウキの体をさすり、髪をそっと撫でた。
そうするうち、自分の頬も湿り始めた。]
[携帯を握ったまま、彷徨う視線がミナツを見て、
ナオを見て、
地面に転がる遺骸を見た]
……は、
[身体が震える]
何、言ってんだよ。
――な奴だって、殺したくせに。
[引きつるような笑みを浮かべて、
携帯を地面に叩き付けた]
―山腹―
最低あと一人死なないと終わらない。
でも、あたしを殺せばいいなんて絶対考えない。
[自分に言い聞かせるように言って、目をこする。
インクは水で洗い流したつもりだが視界が霞んでいた]
……そこなの?
[空から本部へ落ちる微かな光が見えた。
残り時間を計算する]
走ってもギリギリか。
……ふはっ、
試すって?成功する確証もねーのに?
そーだよな、そーすりゃお前らは確実に生き残れるもんな。
そんなんで騙せると思った?……バッカじゃねーの。
[一気に吐き出し、空虚な目で笑った]
……もう、いい。
オレはオレさえ確実に生き残れりゃ、他の奴なんかどーだっていい。
――だから、
[タカハルとケンへのメール]
『帝国には皇帝がいる。
皇帝といえばペンギン。
電池なくなりそう』
[本部に読まれても構わないよう変な文に]
幽霊が呪い殺すとかあるのかな。
小林 サヨは、ここまで読んだつもりになった。[栞]
[意識を向けるだけで辿り着く、本部となっている廃校。
上空に現れると同時に廃校目掛け箱が落とさるのを見た]
…立ち入り禁止区域なのにここに箱が落とされるのはおかしくねぇか?
中じゃねぇからセーフっつーことなんかね。
……もしくはそれすらもハッタリか。
[訝しげに言いながら身体は溶け、目的の場所で再構成される]
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