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…――、っっ
[聞こえた言葉に、はっと顔を上げる]
[守ってあげる]
[なんと甘美な響きかと うっとりと表情を溶かす]
――わたくし、は、
人にとって良くない存在かも、しれませんわ?
[それ、でも?
低い声重ならず 高い声だけが問うのは
細い細い糸のような 告白にも似て]
良くない存在でも、守ってあげるよ。
僕は、君の、味方だ。
[言葉はゆっくりと、文節ごとに区切って。
そうやって囁いて、笑う]
生きていて欲しいんだ。
君に。
[聞こえる言葉が じんわりと染み込んでいく
自分の肩につきたてた長く硬い爪が
薄く開いたくちびるの内側で長く伸びた牙が
鏡に映る自分の赤い赤い眸が
気を抜けば熱で弾けとびそうな身体が
喉が渇いたと
空腹だと 訴えるのに]
わたくし、を?
嗚呼、それは――とても、
[うれしい。]
[言葉は 音無く心の裡で 広がった]
僕は、
[名前を言うか、言わないか。
悩んだ間は、少し長かった]
――君は?
[答えの代わりに、問いを返す]
思い当たる節はあるけど。
君から、直接聞きたいな。
間違っていたら、嫌だから。
[夜のあいだ、老いた狼が声を出すことはなかった。
もう一人の嘆きと葛藤を聞いていただけ。
日が登った後もまだ、静かなまま――けれど、聞こえてくるやりとりに、小さな笑いがこぼれおちた]
――くくっ
貴方の言葉を…しんじます。
わたくしは――人として頂いた名は。
イェンニですわ。
神の子、…――ええ。
皮肉なものですわ…
[告げる言葉は凪のように静かな、
それでいて高い声と低い声の二重(ふたえ)。
自身の奥に渦巻く黒いどろどろとしたものは
いつ噴きだすか判らず まだ声は震えた]
[苦しむ声を聴きながら、そうだと思っていた人の名。
それを聞いて、彼も声を投げた]
――僕は、レイヨ。わかる?
君とは違って、人間だよ。
でも、君を守る。
[彼女からは見えない彼は、確かに笑っていた]
何があっても、助けてあげる。
[夜はおわり、朝になる。
月の狂気も少しは落ち着いたか。
だけれども、笑い声が聞こえる。
誰かが、多分人狼が、まだいるんだろう]
――おはようございます、人狼さん?
[夜のうち、声のなかった存在に、笑い混じりの声を投げかけた。
目覚めたものは、消えることがなかった]
レイヨ様。
嗚呼…ありがとうございます。
わたくしも…応えられますよう。
抗えなくなったとしても…
貴方だけは、歯牙にかけぬよう。
[本当に、嬉しかったから。
そして握る手に力を籠めて、
夜通し血の目覚めに呻いたのだった。
告げる言葉に、最早抗えぬと知る事混じるとは
まだ気付かぬままに*]
[そして 鳥の鳴き声や村のざわめきで朝を知る。
薄い隈を作った顔は少しの疲弊を示していたが
朝が来れば 血が騒ぐこともなく――]
…え、
まだ他に、どなたかが…
[聞こえた「声」に 戸惑いがちに声を投げた]
/*
とても勝手に話を進めております。
土壌だけ作るだけ作って、死亡フラグを取りに行く気ですよ!!
というか、これらの語りがしたくて学者を選んだといっても過言ではない。(まがお)
とりあえず人側にも多分武器があるよ!
を提示して、死ぬ気まんまん!!
あくまで私は村人、だからね!!
[ニルスの言葉にカップを持つ手が小さく震える。
その言葉が真実だろうと、奥の方で知っている。
夜でないと、自分は血が目覚めている事は無い]
…でも、死なないわ。
[100年前に死んだという人狼へと想いを馳せて
それでも自分はと くちびるを噛む]
…見極める者、は、怖いですわ。
だから名乗り出てくれれば――
[随分昔のその懺悔の内容を
覚えていたのもまた――眠る血の為す事か
名乗り出られての先に想いを馳せて
伏せた眸の奥に 赤い血の色を隠す]
― 夜 ―
様、は、いらない。
僕はそんな立派な人じゃないし。
君を守りたいだけだよ。
せめてこうやって話してる時は、様なんて呼ばないでほしい。
[そんな願いを一つ、伝えた。
うめく声を聴きながら、大丈夫だよ、なんて囁いて、そうして月は沈んでいき*]
― 現在 ―
殺させない。
死なせない。
[子供のように、皆の無事を祈る言葉は、簡単に作れた。
人狼がいない、ということが嘘だと、彼は既に知っているのだから、茶番も良い所だ。
ただ、知る人はこの囁く声を聞ける人しかいないのだ。
何の問題もあるはずがなかった]
怖いね。
殺してしまえば、良い。ちょどよく、名乗ってくれた。
でも、護る…っていうのが。
――誰、だろうね。
[聞く言葉を整理しながら、視線をめぐらせる。今は別に、なんの違和感もなかったことだろう]
/*
ほんとこのレイヨなんで鬼畜になったの?
なんで?
ちょっと狼苛めたかっただけだけどなんで?
もっと鬱々とした殺されたい人だったはずなのになー
[死なせない]
[力強い言葉に、嬉しそうに笑む。
視線を投げる事は無く ただ繋がりの気配を離さない]
あの、…どうして。
殺させないように、して下さるのですか?
レイヨ…さん、は。
人間ですのに。
[ふと 昨晩から浮かんでいた疑問を投げた]
[昨夜、恥ずかしげな様子に首を捻ったりもした。
彼女がどう過ごしていたのかは知らず、そしてそれゆえに、まさかさん付けがほとんどないなんて思いもよらず。
不思議そうにしながらも、うん、それでなんて返した。
今、問われた言葉に、彼の声が少し笑う]
なんだろう、生きていてほしかったから、じゃダメ?
[特別な理由は必要だろうか、と。
言葉に悩んで]
人間でも、こうやって君の声を聴けるんだから、
厳密には違うのかもね。
食べたいとは思わないけど。
いえ、必要tという訳ではありませんわ。
ただその…
…人に害成す存在な訳ですから
不思議に思ってしまいました。
[釘打ちつけられてこうして閉じ込められる程。
目覚めてすぐにそれを考えて、
あまりに酷ければ自殺でも考え兼ねない、
それほどのものだと思うのに――
レイヨの言葉は甘く優しく、ひどく嬉しい]
わたくしが、怖くはないのですか?
[自分はまだ今 じぶんが、怖い]
[遊牧民として放浪しているのは、人狼の血が流れているからだ。
普段は眠っている。
めざめる事はなく、ただ人として在れる。
けれど、不意に目覚めるときがあるから、一箇所に定住するのをよしとしない一族だった。
前回、この村で目覚めてしまった者が居たから、すこし距離を置いた時期があったのだ。
けれどここ数十年、目覚めるものはなく。
大丈夫かもしれないと。
年老いたものから、ためしに定住し始めてみたが――]
[こうして、星読みに見破られ。
そして若き狼もまた、目覚めたのを知って。
年老いた狼もまた、ゆっくりと目を覚ましていた。
目覚めたばかりの狼と人の子の話は、聞かずとも聞こえていた。
そして、朝日が昇ったあと、笑い声に反応した二人からの問いをきく]
――さてさて、無防備な、子らだ。
[問いには答えぬまま。
見破れる者だと、居間で交わされるやり取りを見ながら、小さく呟く]
…ヴァルテリ、様……?
[聞こえた小さな呟きに思わず視線を向けた。
そうだ。思いだした。
懺悔にきた男は確か
遊牧の隊が来た少し後にきたのだと]
ヴァルテリ様も、でございますか?
[声帯震わさず コエを想う]
[首飾りを眺めながら、応える。
かざしてみるときに、ちらりと彼女の方も見たのは、偶然ではない]
怖くないよ。
[甘い言葉を、選ぶ。もとより本心ではある]
そういう生き物なんだから、仕方ない。
そうでしょう?
[問いかけはもう一人に対しても向ける。
無防備、なんていうのに、確かにと首飾りを見つめて思う]
大丈夫、怖くないよ。
生きるためには仕方ないことなんだから、怖がるなんてしない。
君がもし僕を食べようとしても、僕は君を怖がらないからね。
おお、イェンニ。
[呼びかけに、ようやく応える。
視線が合えば、ゆるりと笑みを浮かべ]
……狼としてあるのが、強いかい。
[穏やかな問いは、コエとして響く。
レイヨの言葉に、小さな笑い声]
そうさな。
しかたのない、ことだ。
ヴァルテリ様。
狼として――はい、わたくしは。
まだ…その、初めてのことで。
喉が渇いてしまいます。
[とても年上の彼の落ち着きが頼もしい。
想う声には、高い声に低い音が同時重なった]
ヴァルテリ、も、なんだね。
何かあるなら手伝うよ。
[そっと伝える言葉。小さく笑って]
こうやって、視線をそらさせたりとか。
他にも出来る事は、あるかもしれないし。
生きるために仕方ないのだから、手はあったほうが、良いでしょう?
のどの渇きは、今宵、癒せばよい。
そのための、娘がいるだろう……
[供えられた娘を思い。
それを可愛がっていた娘を思い。
小さな笑い声が響く。
助けを差し出すコエにもゆるりと笑み]
そうさな。
そうやってくれれば、助かる。
――閉じ込められているのだから、早晩見つかるとはいえ……
少しでも、猶予があればそれだけ、力をつけれるからねぇ。
[人の血肉を食べれば、少しは回復する。
年老いたが故の体力のなさはともかく、人を食べなかったが故の体力の低下は――]
――レイヨさんは、食べませんわ。
受け入れて下さる方を、
食べる理由はありませんもの。
[静かな声で告げる――口許は弧。
夜に現われた爪や牙、そしてきっと耐えなければ
もっと訪れたであろう変化を見ても。
彼なら怖くないと言ってくれそうな気がして
小さくこくりと 頷いた]
はい、その、…ヴァルテリ、様。
わたくし…――
その、ドロテアが…
大事、なのに。
死んでほしくないのに…――
ひどく、その、……
[それはきっと長老が供儀となる少女にかけた、
星詠みを始めとする不思議な力なのだろう。
彼女の白い肌が目に焼き付いて
思い出すのは酩酊そうな程の――甘い匂い]
狼とは、そういうもの――なのでしょうか。
しっかり力、つけて。
僕はそれまで、サポートするから。
[食べないというイェンニに、こちらも小さく微笑みを向けた。
人狼たちの、習性についての会話には、交ざらない。
ただ、しっかりと聞いていた]
[若い狼の、戸惑いを含んだ問いかけに、しばし口を閉ざす。
それから、ゆるりと瞬き一つ]
そうさな――
それは、人それぞれ、だからの……
[星読みの不思議な力はわからない。
ただ、大切な人ほど、食べたくなる。
そんな習性を持つものも、いたのはたしかだ]
大事だからこそ、食べたくなる。
そういうことも、あるのだろうて。
ありがたいが、レイヨも無理をするのではないぞ。
[狂える人はコエを聞く。
それを知っているから、伝わる人の子へと軽い言葉を返す。
狂える人は狂っているからこそ。
どちらへも、天秤の振り子は揺れるのだと、思っている**]
大事だからこそ、食べたい…?
そんな、では。
狼は、狼同士でなくては
生きていけない…という事、に
なってしまいませんか?
[ヴァルテリの言葉に俯いた。
表情を変えてしまうのが気付かれないように]
…大事だから、食べてしまう。
血肉に…――、
[落とす呟きは小さく高く低く 重なる]
/*
おお。絨毯巻き拾いそこねてt
しかし絨毯巻きって。
>>26
力作……!鳩から見て、おおおってなった感想を灰に置いておこうね。
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