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…えぇ。
目覚めなければ変わりはしないのに。
[ウルスラの肉を食みながら
桔梗色の狼はほろりと 涙を零す]
…すみません。
少し、まだ、人の気持ちにより過ぎているようです。
― 翌朝 ―
[幽霊になって寝る、とはいうのは可笑しいが。
気がつけば意識が途切れていて、居間にいた]
……
ドロ、テア?
[死の気配を感じ、声をかける。
だが――返事はない]
アイノ? レイ、ヨ?
[誰だろう、と思いながら、階段をあがる。]
[ふと見かけるのは、親友の後ろ姿。
幽霊となった今、臭いを知覚するのは難しい。
それでも――嗚呼、いってはならない、と血の苦手な親友を止めようとしても手がすけてしまうのだ]
[それに、親友がいつも。彼女がいれば、彼女のことを目で追っているのには気付いていた。
彼女に好意を抱いていることも。
だから彼女を見かけたときはいつもそれとなく二人っきりになるように計らったりもしたが――だいたい体が大きいわりに鈍いので失敗した――まさか、こんな]
うる、すら……
[嗚咽を噛み切られて絶命している姿を、見下ろした]
ただ、わたくしは。
人狼として目覚めた事を、
悲しいとは思いません。
誇りに思います。
[目覚めた事を後悔はしていない]
親しいから、信じるのではないよ。
危害を加えないと思っているから、信じていると言う表現になるのだ。
[人とはそう云うものだ、と割り切った老狼は呟く]
泣くのを、こらえることはない。
レイヨもまた彼らにとって害だと判断されたのだ。
[謝る若い狼にゆるりと頭を振った。
その桔梗色の毛並みを、一舐めして慰める]
一度目覚めたからといって、抑えられないわけでもない。
逃げ切れたら、練習すればよい……
でも!
レイヨさんは、人間、なのに。
…人狼は、人狼を殺したり、しないのに…!
[灰色の狼のひと舐めに顔をあげ。
毛並みを震わせて掠れた声で叫んだ]
…何と言えば助けられたのかは。
今だに…わかりません。
イェンニは、やさしいの……
あの場で、助けるのなら。
ニルスを食らうしか手はなかろうて。
説得を、聞く状態ではなかったからの……
[叫ぶ子を宥めるように、静かに返す]
だが、まあ……レイヨの死を悼むのなら。
壊してやれば、良い。
ニルスも、ユノラフも、クレストも。
[狂った人の子の、声を思い返しながら。
きっとそれが手向けになると思った]
壊す…
レイヨさんの、望むように。
…彼が、していたように、
[ウルスラの無残な姿を見下ろして呟く
思い出すのは彼が、彼女に言っていた事]
…わたくしは、彼のように賢くないので
うまく出来るか分かりませんが…
せめて、やってみたいと思いますわ。
わたくしたちを、護ると。
そう、言って下さったレイヨさんに。
[生まれてから、いや、母がいなくなってから、彼は一人だった。
父は母に似た彼の扱いを悩んでいるようであったし、
叔母はそんな父から生まれた彼を、あまりよく思っていないようだった。
近しい人が心配してくれていても、彼はそれを受け入れられなかった。
父が描いている絵のせいだ、と。
だから自分はここになじめないのだと。
自分から作った壁を壊すことはしなかった。
叔母に言われていたのだ。あのような父親の子のお前と、仲良くすれば、その人にも迷惑がかかると。
自分は何故生まれたのか、
――父の世話をする為か、それならばそれでも良いのだと、割り切っていた。
そうやって毎日を過ごしていた。死ぬわけもなく、誰かに関わりたいと思うわけもなく、ただ毎日を生きていた]
[だから自分が、その声を聞いた時、
それはとても楽しいことのように感じられた。
姉妹のような存在の姉が、妹をおいしそうに思うその声が。
まるで、夢の入り口のようで、
――それが現実だと、彼は確かに知っていたけれど。
彼は笑った。
これに従えば、自分はあの毎日から逃げられるのではないかと。
そして、これのそばにいれば、自分が切り離された世界、
人間の脆く崩れる姿が見られるのではないかと]
― 昨夜 ―
[自分に迫るその刃を避けなかったのは、なかばの諦念と、そして喜びからだった。
生きようとしている、なんて口では、いや、声では伝えながら、
その実そんな行動を取らなかったこと。
特に後悔もしなかった。
イェンニの声に最初応じた時から、彼女に優しい言葉をかけた。
彼女は自分の死にどう思っているのだろう。
もう一人の狼は、きっと自分の死にそこまで動じることはないだろう。
ウルスラは自分の魂が人間であったと知るだろう。
その時にどんな反応をするのか、――でも彼女は今日にでも食べられるのだろうと予想もあった。
自分を殺すニルスは、きっとこの事実を乗り越えるだろう。
だけれど、殺した事実は残る。いつまでも覚えていてくれるだろう、人の肉を断つ感触を。
クレストは、何度も壊れかけてくれた。
それはとても楽しかった。とてもとても、楽しかった]
/*
ヴァルテリさんと話すのに敬語にすべきか否かを迷いまくっていたなどとそんな、そんな。
これはあれだな、ちょっと嫌味な敬語使いになるタイプ。
…ウルスラ様。
殺めた事を謝る事はしませんわ。
ただ―――
わたくしに、良くして下さったこと。
心配もして下さったこと…
そういう事は、忘れません。
本当にありがとうございました。
イェン二は、とても―――
嬉しかったです。
[想いは胸に。
言葉にすることは―――なく]
[肉体が完全に死を得た時、彼の意識はこちらに現れた。
自分の体が運ばれていくのを見送ったあと、
そこにいる人たちに気付いて、笑みを向ける]
殺されるのは痛いものだね。
でも、悪くない。
こうやって君達も見てたの?
――それから、おはよう、アイノ。
[夢の中だと彼女の意識を唆したのは生前の話。
だけれど彼女の様子に、彼は、そんな言葉を投げた]
夢は覚めたかな。
― 回想・レイヨの死後―
……レイ、ヨ。
[何故笑っていられるのか理解を超越していた]
どうして、あんなことを?
[漠然とした問いかけを]
そう、それが、よいだろうて。
[どこまでできるかなどわからない。
なによりも、生き残らなければ意味がない]
まあ、無理はせぬようにの。
―昨夜―
マティアスさん、どうしたの?
あんなことって。
[何について言われているのか、理解は出来ていないよう。
不思議そうに首を傾げて]
嘘をついたこと?
それとも、その前から?
――アイノは、まだ、夢なんだね。
あんな甘言にのってくれて、とても嬉しかったんだ。
君が生きていてくれたら、きっと違う幕開けになったんだろうなぁ。
[夢でしょう、と言う彼女に、そんな事を呟いた後で]
うん、そうだね。君がそう信じたいならそれでもいいけど、
残念ながら、夢はもう、終わっちゃったよ。
/*
正直何処に出るか悩んでた(
は、そういえば言いそびれてたけど、ヴァルさんがきっちり処刑描写してくれて助かったのでした。
マジで呪殺だったらどうしようかt [最早長老星詠みレベルじゃない]
はい。
ヴァルテリ様も、…ご無理、なさらず…
[力は満ちている。
ドロテアと、マティアスとウルスラ。
3人分の血肉を、無駄にするつもりはない]
アイノのことを、人狼っていったんだ?
[ぽつり、と。
だが――その答は、アイノに語りかける内容こそが雄弁だった]
お前は、何者、なんだ…
そうだね、
君は簡単に、線を越えてくれて、僕は嬉しかった。
――そんな君でも生きられる世界だったら良かったのにね。
[アイノに告げる言葉は、少し笑いを含む]
最初から、夢じゃなかったんだよ。
僕が夢だと告げたことは、
全部、現実だ。
/*
というか初人狼騒動どころか
初RP村(※)でこのポジについていいのだろうか、と小一時間…。
(※2日で終わるお祭り村除く)
[それから、マティアスに問われて、彼へと視線を向けなおす]
その理由はいわなきゃだめかな。
――その方が楽しそうだったから。
何者かなんていわれても、僕はただのレイヨだとしか言いようがないね。
ただ、人狼が誰だか、この屋敷に釘が打ち付けられた時から、知っていたけど。
彼らの声が聞こえたんだ。それだけだよ。
たのし、そう…?
アイノを、だまして、クレストを陥れようとして、ウルスラを、うそつき呼ばわりすること、が…?
[声が自然と低くなった]
声が聞こえる、人間……
そうだよ。
クレストさんは、一度目もちょっと失敗しちゃって、残念だったんだ。
[口元を緩める。
肉体を失ってもそういう表情が作れることが、なおおかしい]
クレストさんもウルスラさんも、自分で手を汚す気なんてなかったよね。
特にウルスラさんなんて酷いじゃない。アイノに投票したくせに、アイノが人間だったからって、殺したヴァルテリさんを咎めるんだよ。
殺したのは自分でもあるってことを、忘れてるのかな。酷い話だ。
――そう、人間。でも君達が狼だと言うなら、僕はそうかもしれないね。
誰も食べたいとは思わなかったけど。
[そもそも声とは何なのか。
昔話で聞く、人狼が仲間内でやり取りできる遠吠えというものだろうか。
それを聞ける人間が、彼らの毒にあてられたのか、それとも――レイヨがもともとそういう人間なのか。
男には判断つかなかった。
ただ、男が忌むべきものを、全てこの子が楽しんでいた。
それを、今――どう受け止めていいのか、戸惑っているのだ]
……こんな、こんなのが、
[ここ数日ですっかり見慣れた居間だった。
最初来た時には無かった赤い色がちらつく。先程命を喪った少年が零したものと、それから]
非現実的で、狂ってて、馬鹿みたいな、これが……
[それから離れた場所にある、少し黒ずんでしまったもう一つは]
クレストは、話が不得手なだけで…
しんはしっかりしてるから。
[都会のものが田舎で暮らす。しかも喋られないものが、だ。
その努力をずっと見てきたからこその言葉]
そうだな、クレスト、は、きっと1回目の投票は、白を入れただろう、な。
ウルスラは……わからない。でも、クレストに入れる、彼女じゃないから――そうなるの、か。
うん。
でも、嘘をつく理由にも、だます理由にも、ならない、な。違う、か?
……嘘。
[苦しげに顔をゆがめて、頭を抱えて蹲る]
嘘 だ。嘘だ。嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ。
[ぶつぶつぶつと、小さな声で、呪文のように繰り返す]
そんなわけ、ない。そんな……
[本当はもう気付かされてしまった真実を、否定する声は段々と弱くなって]
[嘘だと繰り返すアイノを見る。
緩く笑って、その様子を眺めていたが、消えてしまった後で、そっと呟いた]
夢だと思わせたままでも良かったけどね。
[それから、マティアスに向き直って笑う]
そうだね、それは答えたとおり、
楽しそうだったから、だよ。
僕は君達が壊れるのが見たかったんだ。
アイノはだから、僕を楽しませてくれた。
――人狼を助ければ、その分、人は絶望するでしょう。
まあ、でも、
僕は少し疲れたから、後の疑問は、後で答えてあげる。
きっと今日はね、ウルスラさんが死んでしまうと思うよ。
[そんな予言のような言葉を残して、彼は。
彼もまた、その場から、消えた**]
そうだ、な。
正直、とほうにくれている。
まんま、とレイヨの、もくろみ通り。
[頭をかいて]
人狼が生き残った、ら。
最悪、村が滅びる、らしい。
それも、レイヨ。
お前、の望み、なのか?
ここの宿に呼ばれていないものたちも、酷い目に、あう。
家族も、みんな。
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