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[昼間はしゃぎすぎたのか、おはぎを食べながらうとうとしていた]
ふわ。……あれ?
[目覚めると、何故だか頬が濡れているのに気付く。いつの間にか泣いていたようで]
なんでだろ。
久しぶりにお母さんの夢なんか見たからかな。
[目元をごしごし]
[周りを見回して、先刻と変わらない長閑な情景が続いているのにホッとして。窓の外へ目を向ければ]
あ。松明灯ってるんだね。きれい。
近くへ見に行こうかな。
ん?カルメ焼の匂いがする。
[くんくん鼻先を動かしながら、匂いの元を探索していると、浴衣姿のセイジを見つけ]
わあ。浴衣着たんだ?
似合う、似合う。良いなあ。
何だか、お祭りっぽいね。
[くすくす笑うと、もう一度窓の外へと視線を向ける。段々薄暗くなる空に、三つの月が昇り始めているのが*見えた*]
[マシロが取り出した一口チョコに気づくと、その行方をじーっと見つめていた。]
にあぅ?
[プレーチェに浴衣姿を褒められると、嬉しそうな笑顔を浮かべた。はしゃぐように彼女の周囲をぐるぐると回りはじめる。足がもつれ、派手な音を立ててすっ転んだ。]
うぅ…
[涙目で起き上がる。プレーチェの頬に涙の跡を見つけると、舐めようと顔を近づける。また怖がられたり、叫ばれたかも*しれない*]
帰れないのは困るぞ。
[船の話を聞くやいなや立ち上がったが、最後の船は既に旅立っていた]
ヤギとキャベツとオオカミを船渡しする算数の問いみたいだな。
[十万円茶や浴衣やシミや涙や藁人形やらを、見るとも無しに見ながらも何も言わず、やがて火を着けた煙草を手に建物の外へ]
ネギヤ君、一人聖火リレーみたいだな。
[神社の本殿の前で見かけたネギヤに声をかけた]
鈴木、あんな子どもだったっけかなぁ……。
[海辺で適当な岩場に腰をかけ本土の灯りをボーっと見ている]
夜に出歩くのって久しぶりだな
昼間と違って寂しいんだなここ
そういや何か変な奴いたな
服も着てねえって何してたんだろ
........[しばし考えた]
ろくな奴じゃ無さそうだ
[駆け回ったり涙をなめようとするセイジの仕草を目を丸くして見ていた]
あの子、猫そのまんまよね。
[あるわけないけどさ、そんな話。とけらけら笑う。笑いながらもセイジの前に指を出して*振ってみたりした*]
[....は岩の陰に隠れていたフナムシを捕まえた]
ふんふんふん こいつは使えそうだ
あの変な奴これで驚かしてやろう
どんな反応するかな
船、みんな出てしまったんですか?
…あらあ。
[イマリのあとについてお茶を運ぶと、ぽかんと口をあけてつぶやいた。]
……困りましたねぇ。
[余り困っているようには聞こえない。]
[驚いているようには見えない顔で暫く固まった後、帆澄の言葉に目を瞬く。]
あらあ、帆澄ちゃんは猫舌だったっけ?
ごめんなさいね。
[にこにこと笑って、帆澄に首を竦めると、少年の言葉に頷いた。]
そうね。にゃんこと一緒。
[大きな松明に火が点ったのを見て]
おー。すごい!
[一瞬切なげな表情をした]
……。
アレだな、これは俺のSentimentalismeに影響したな。
[慌てて笑顔を戻す。最近読んだ小説から得意げに丸々引用した]
[イマリが淹れてくれたお茶を飲みながらカルメ焼きをかじる]
これすごい簡単なんだけど慣れるまで上手くできないんだよなー。
そういえば試作品第12号ぐらいでやっと上手く出来たやつを横からかっさらって行った野郎もいたなー?なあライデン。
[お茶を出せば、鈴木(仮称)が悲しそうな顔しているので]
なんや?冗談ゆーたやろが。冷めんうちに飲みや。
[マシロから一口チョコを渡され]
わわ。マシロちゃんありがとなぁ。お代わりいるなら持ってくるわぁ。
[チョコ1つでもよろこんでいる。
鈴木(仮称)の視線には気がついてない]
[鈴木(仮称)が藁人形も不思議そうに眺めているので]
ひと?
[少し首を傾げては]
確かにそうやな。この藁人形は、うちらの代わりに悪いもん引き受けてくれて、浄化してくれるんやて。
だから、人といえば人、そうでないといえばそうでないもんかもしれへんなぁ。
ま、うちも色々聞いた話の聞きかじりやけどなー。
[ごそごそと藁人形を見比べてみて]
そいや、この人形あんたに似てるよな。目んとこ細いし。
なら、これあんたの人形ってことにしとくわ。後であんたのその全裸癖が治るようお祈りして、神さんにお願いしような。
[藁人形の1つの背中にマジックで、「スズキ」と書き込んだ]
…ん?そういやあ湿ってねえな…。
てえか最初からあいつ濡れてもなかったような…。
…どんだけ天日に干されてたんだよ。
今日が祭でよかったなぁ、おい。
[猫のような浴衣の少年の行動を見ながら、話しかけるでもなく]
あら、いい音。
芸人さんみたいね。
[ハリセンの音にころころ笑いながら皆の様子を見ている。
時折、辺りをうろつくにゃんこと遊びながら。]
[一連の騒乱をニヤニヤと眺めていた。
辺りに松明がすっかり点ったのを見て、立ち上がる]
神社に行ってこようかな。
ネギヤンのねぎらいついでに、花火も見たいし。
誰か一緒に行く?
[玄関先に転がっていた、まだ火のついていない小さな松明を拾って外に出る。
東の空に満月と、虹色の二つの幻月。地上には燃えさかる松明の炎が点々と続いている*]
あ、私もお祭り見に行きたいな。
そういえば、ネギヤくんご飯も食べないで頑張ってるのよね。
何か差し入れ……持って行ったりしたら怒られちゃうかしら。
[マシロの後………と言うにはだいぶ遅れて、独り言になりそうな言葉をしゃべりながらのんびり歩く。
先を行くマシロの上に三つの月が見えた。]
[自分の指を首後と動かして追うセイジをにたにたしながら見つつ、指を上下左右に動かしてみる]
あははは!ホント猫みたい!!
[セイジの頭をくしゃくしゃ、と撫でた]
[ゼンジの置いたカルメ焼きに手を伸ばして]
ゼンちゃん、もらうよー。あんがと
[言うが早いかカルメをかじる。ほんわりと口で溶ける砂糖の甘さが懐かしかったが、虫歯になりそうだと苦笑い]
ああ、花火もやるんですよねぇ。
子供たちは参加しないのかしら?
[鈴木君やプレーチェたちの方を振り返りながら軽く手招きする。]
打ち上げ花火、あるかしら。
[首を傾け、月で賑わう夜空を見上げた。]
[カルメ焼きをかじりつつ窓の外を見ると
松明に火が灯って祭りが始まったことに少ししみじみ]
[エビコが手招きするのが見えたなら子供でもないのにそれに反応して]
あっ、行く行く!
[すたすたと外へ向かって小走りに]
[カルメ焼きをはぐはぐしながら月を見上げた]
お天気になってよかったねぇ。
いいお祭り日和じゃないか。
[ふふっ。うれしそうに目を細めた]
…にしても、甘いな。カルメ焼きって。
[遠くから緩やかにかけてくる帆澄に笑って彼女を待つように立ち止まる。
まだ少しだけ、夜は寒い。]
晴れて良かった。
せっかくのお祭りなのに、月が見えなかったら意味が無いもの。
[神社に行くかというマシロの問いに
本人がいなくなってから]
ま、いかなきゃ何のために
島に残ったんだかわかんねえわな。
[カルメ焼きを取り、茶と一緒にもそもそ食べる]
神男ねぎやん様の前で食って見せてやろうかねえ。
[あまり本気そうではない]
[すぐに後を追いかける、という風でもない]
[立ち止まっているエビコに駆け寄って]
えびちゃん、待っててくれたの?
ありがとね
あ、でも子供達がまだ来てなかったわね
[残った大人が連れてきてくれるといいんだけど、と自分が真っ先に出てきたことを棚に上げた]
断食状態なのか。
それは大変だね。
[神社の辺、あらかたの松明に火を灯し終えたネギヤから祭りの話を聞いている。
短くなった煙草を、携帯灰皿に押しつぶした]
[帆澄と鈴木君が追いつくまでまって、ゆっくりと歩き始める。
少年の問いかけに、にこりと笑って頷いた。]
うん。ネギ。
首にまくと良いの。
[ネギ違い。]
[ ボーっと窓の外を眺めていると、不意にセイジの顔が近づいてくるので>>52]
!?
な、な、な、何!?ちょっと!
[慌てて二メートルほど後ずさった]
おはぎは一応取っておいたんだけど……持ってくれば良かったかなぁ。
あ、でも、カルメ焼きがあれば平気ね。
私、神男のお仕事って良く判らないのだけど、何時になったら食べても良いのかしら。
お神酒くらいは飲むわよねぇ……。
お祭りが無事始まったら良いのかな。
[と同時に、「スパコーン!」「スパコーン!!」と、景気の良い音をたてて、イマリがセイジをハリセンで叩いたのを目撃]
わ。いたそ。
[びっくりしたのも忘れて、けらけら笑う]
そうよねぇ。
いくら神男でも人間だもん、食べないとしんどいわ
お神酒ならお社にたくさんあったと思うけど?
[べろべろに酔ったネギヤを想像したら、噴いた]
[エビコが手招きするのを見ると>>79]
私も行くよ。
イマリちゃんも、一緒にいこ?
[イマリの服の裾を、ちょいちょいっと引っ張っては言うと、宿舎の外へ]
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